2014年の最新スマホ事情をレポート(前編)

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2月下旬にバルセロナで開催された「Mobile World Congress」は、携帯電話関連の展示会として世界最大の規模を誇る。そこから見えてきた、グローバルの最新スマホ事情に迫った。

注目のフラッグシップモデルが続々と登場

『Xperia Z2』や『GALAXY S5』といったフラッグシップモデルが発表されたこともあり、日本でも注目を集めたモバイル・ワールド・コングレス(MWC)。ソニーモバイルやサムスンの発表会には、数多くの報道陣が集まっており、その勢いがうかがえた。
『Xperia Z2』はディスプレイを5.2型に拡大し、4Kでの動画撮影機能や音楽再生時のノイズキャンセルなどに対応した。『GALAXY S5』は、待望の防水機能に加え、指紋センサーも搭載する。
また、MWCが開催された欧州を始めとする先進国市場では、にわかにファーウェイの存在感が増している。欧米での同社の認知度は1年で2~3倍に上昇したといい、店頭でも端末を見かけるようになった。MWCでは、LTE対応で7.5㎜とスリムな『Ascend G6』を発表。質感の高い金属ボディを採用、300万台を販売し、認知度向上に一役買った『Ascend P6』の後継機で二度目のヒットを狙う。

このように各社がフラッグシップをMWCに合わせて投入する一方で、スマホの進化のペースが緩くなり始めていることも事実。CPUが一気に高速化し、ディスプレイが1年で見違えるようにきれいになるという状況ではない。

スマホ単体での差別化が難しくなる中、メーカーはウエアラブル端末で新たな体験を提案しようとしている。ウエアラブル端末はスマホより人間の体に近い分、より多くの情報を正確に集められる。
例えば、サムスンの発表した『Gear Fit』には心拍数センサーが搭載されているが、こうしたデータを常時取るのは、スマホだと難しかった。
ソニーの『SmartBand』のように、腕元で音楽や写真撮影の履歴まで気軽に記録できるのもウエアラブルのメリット。2社のアプローチは異なるがウエアラブルでスマホの付加価値を高めたいという思いは共通している。

■ 各社の2014年注目モデル

Xperia Z2
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4Kの動画撮影機能を備え、音楽再生はノイズキャンセルに対応。画面は5.2型に。

GALAXY S5
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高速オートフォーカス対応などカメラ機能が進化。指紋センサーや防水にも対応した。

Ascend G6
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7.5㎜の薄型ボディに、クアッドコアCPUやLTEなどをバランス良く詰め込んだ1台。

Nokia X
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Windows Phoneのようにも見えるが実はAndroidベース。Google Playには非対応だ。
後編に続く
デジモノステーション2014年5月号ではフル版をP123ページにて掲載中!!

取材・文/石野純也


石野純也 プロフィール
出版社勤務時代に数々のケータイ関連誌を立ち上げた後、ケータイジャーナリストへ転身。昨秋は電子書籍「ソーシャルゲームの最新トレンド!」(KADOKAWA)を上梓した。