3Dプリント童貞に送る、立体印刷を始めるために押さえておくべき3箇条

立体印刷とは、PCで作成した3Dデータを専用「3Dプリンタ」で、手に取れる立体物へと出力すること。昨年から個人ユーザー向け3Dプリンタの本格販売が始まっており、10万円台~という低価格で、誰もが立体印刷を楽しめるようになった。

さまざまな出力方式があるが、個人向け3Dプリンタは低コストな「熱溶解積層方式」を採用している。業務用と比べると完成品の精度は落ちるが、それでもまずまずのクオリティで完成品を手にできるとあって話題となっている。

3Dデータを作れない人向けにデータを提供(あるいは販売)するサービスなども登場し始めており、ユーザー層のすそ野を広げる展開に期待したい。

また、「DMM 3Dプリント」を筆頭に多くの3Dプリントサービスも人気を博している。主にネットで展開されており、各社規定に沿った3Dデータを作成し、ネット経由で送付するだけで出力できる。出力にかかる時間はサービスによって異なるが概ね1週間程度。

3Dデータの作成、仕様合わせについては各社サポートが丁寧に対応してくれるので立体印刷初心者でも安心して利用でき、家庭用3Dプリンタよりも高品質な出力を楽しめることがサービスを使うメリットだ。

以下に、立体印刷を始めるために抑えておきたい3箇条を挙げておくので、初めてチャレンジする際には参考にして欲しい。

1.個人向け3Dプリンタはまだ発展途上
個人向け3Dプリンタはまだ登場してから日が浅いということもあって、出力品質はさほど高くない。フィギュアなど精度を求められるものの作成はまだ難しい。立体物のデザイナーが、大まかな雰囲気を確認するなどと言った用途に使うものだと心得よう。

2.品質重視なら3Dプリントサービスを
数千万円する業務用3Dプリンタを使って出力できる「3Dプリントサービス」は現時点で充分なクオリティに到達している。それなりの仕上がりを期待するのならこちらを利用しよう。サービスの中には素材を選べるもの、着色してくれるものなどいろいろなものがある。

3.3Dデータは必ずしも自作する必要なし
自分で3Dデータを作れないという人にも3Dプリンタは有用。3Dデータを配布・販売するWebサービスが既に盛況で、こちらの要望を元に3Dデータを作成するというサービスも始まっている。メーカーが保守部品の3Dデータを配布しているというケースも。

昨年発売された同社製パーソナル3Dプリンタ『SCOOVO C170』の上位機オープンキューブ『SCOOVO X9』(実勢価格=22万6800円)。最小積層ピッチが0.05mmになり、より高精細な3Dプリントを行なえる
昨年発売された同社製パーソナル3Dプリンタ『SCOOVO C170』の上位機オープンキューブ『SCOOVO X9』(実勢価格=22万6800円)。最小積層ピッチが0.05mmになり、より高精細な3Dプリントを行なえる