いま話題の「ハイレゾ」、デビューまでに知っておきたい5つのポイントとは?

CDの延長として、以前からSACDやDVDオーディオという形でハイレゾ音源を楽しむことはできたのだが、それらは現代の“ハイレゾ”と多少意味合いが異なる。今時のハイレゾは、DTM(デスクトップミュージック)機器を活用して“オリジナルフォーマットのまま”再生できるPCオーディオ環境を整えることを起源としているからだ。RMEの『FireFace 400』のような、音楽制作用機器が人気を集めているのも、その流れによる。

一方で、iTunesなどの非可逆圧縮音源に対するアンチテーゼもあった。e-onkyo musicなどがハイレゾ配信をスタートしたのも、音楽をより良い音で楽しもうという、音楽ファン目線での提案からだ。このように、音楽を自由に、リミットなく一番良い音で楽しもうというのが、今のハイレゾブームなのだ。このため、CDやSACDなどのようにフォーマットが固定されない、幅広いフォーマットに対応していることもハイレゾ機器には必須の条件となっている。

このように、DTMを祖先としているため最初ハイレゾ再生はPCオーディオメインだったが、その後のネットワークプレイヤー、ポータブルプレイヤーのハイレゾ化など、さまざまな環境で楽しめるようになってきた。低価格な「ウォークマン F880」シリーズのハイレゾ対応や、アニソン、Jポップのハイレゾ音源配信もスタートし、ハイレゾは手軽で普通な存在となりつつある。この1~2年の急激な一般化の波と製品の拡大化を見ると、今こそハイレゾを理解する良きタイミングなのだ。

では、どのようにこのハイレゾの高音質を享受すればいいのだろうか。以下に、ハイレゾ生活をスタートするまでに覚えておきたいポイントを5つにまとめてみたので、デビュー前に確認しておこう。

1.配信サイトの特長を知る
まず最初に知っておくべきは音源を購入するサイトの特長だ。各サイトごとに揃えている楽曲の特長を捉えた上で、使いやすいと感じるサイトを検索性も含めて試してみよう。細かい使い勝手もそうだが、そもそも用意している音源フォーマットが違う点も要注意だ。

2.PCM音源とDSD音源の違いを知ろう
ハイレゾ音源の形式は大きく分けて2種類。1つがPCMでその特性が「精細さ」なのに対して、もう1つのDSDは「柔らかさ、きめ細かさ」を特長とする。その音質特性から前者は一般的にポップスやロックを得意とし、後者はクラシックやジャズに向くとされている。

3.製品選びは機能性を優先して選ぶ
製品を選ぶ時に音質を指針にするのはもちろん大事だが、音質に関するスペックを理解するにはある程度のリテラシーも求められる。まずはシンプルに機能性や設置性、操作性、接続のしやすさなど「使いやすさ」を重視して選ぶことがハイレゾデビューには重要だ。

4.DAC内蔵の出力機器が最も手軽な手段
ハイレゾ音源を再生するには「DAC」が不可欠。もしUSB DAC製品が理解しにくく製品を選びにくいなら、まずはDACを内蔵したスピーカーやヘッドホンなどの出力機器を試しに購入するのも手だ。PCとUSB接続するだけで良いので、手軽にハイレゾ音源を聴ける。

5.幅広いフォーマットに対応した製品を選ぶ
音源フォーマットに対して妥協は厳禁だ。もし現状でDSD再生の機会がないとしても、いざ好きなアーティストのDSD音源が配信された時に手持ちの機器で再生できないという事態を招かないように、なるべくPCMとDSDの両方に対応したモデルを選ぼう。

オンキヨーが運営する、国内ハイレゾ配信の先駆者「e-onkyo music」(http://www.e-onkyo.com/music/)
オンキヨーが運営する、国内ハイレゾ配信の先駆者「e-onkyo music」(http://www.e-onkyo.com/music/)