掃除嫌いに効く“アイデア”とは? コードレス掃除機『EC-DX100』購入レビュー

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ここ数年、特に人気の高まっているコードレス掃除機。部屋を移動するたびに電源コードを抜き差ししなくて良いことなどから、特に部屋の多いファミリー層を中心に支持されている。シャープ『EC-DX100』はその最新鋭モデル(2014年2月発売)となり、日々の面倒な掃除をより手軽に行なえるよう、さまざまな工夫が施されている。今回、編集部で実機を購入し1か月ほど試用してみたので、その体験記をお届けしたい。

●お気軽ポイント1:コードレス&肩掛け対応

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まず第1の特長はそのコンパクトなボディ形状。多くの掃除機は吸引力重視のキャニスター型と、移動性重視のスティック型に二分でき、本機はどちらかというと前者に相当するのだが、本体サイズを極限まで小型化することで、スティック型に負けない可搬性を実現している。

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また、このクラスの製品としてはほとんど例のない特長としてショルダーストラップの装着に対応。掃除機を肩掛けして移動することができる。引っ張られた本体が壁や机にぶつかって傷を付けてしまったり、床に車輪の跡が残ってしまったりという、キャニスター型にありがちなトラブルが発生しないのがうれしい。

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肩掛け対応で特に快適になったのが階段の掃除。キャニスター型は全く話にならず、スティック型も重い本体を抱えて上り下りしなければならなかった。しかし、本機に変えてからはこれがグッと楽に。階段のある一軒家に住んでいる方には、この点だけでもおすすめできる。

●お気軽ポイント2:コードレスとは思えぬハイパワー

コードレス掃除機全体に共通する問題として指摘されているのが吸引力の弱さ。しかし、本機はその点でも問題なし。電気自動車などで採用されている高トルクなSRモーター(可変磁気抵抗モーター)をコードレス掃除機として初採用し、有線タイプの掃除機に負けない吸引力を実現している。フローリングはもちろん、毛足の長い絨毯の床でもパワー不足を感じることはないはずだ(ただし運転音はやや大きめ)。

なお、これに合わせ内蔵バッテリーも大容量・高出力のものを搭載。自動エコモードでは最長約46分、強モード時で約13~15分利用できるとしている。実際の利用でも、複数の部屋と廊下を余裕で清掃できた(約20分、オン/オフしながら利用)。

その上で、電池が切れた後でも手元のスイッチ操作で約5分だけ追加動作させられる「リザーブ機能」を用意。吸引力は「弱」モード固定となるが、最後の余力で、最低限の清掃を済ませることができる。ただし、充電を忘れたということでもなければこのモードを使うことはないだろう。少なくとも1ヶ月間の試用時は一度も使うことがなかった。

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充電は同梱されるスタンドに装着するだけでOK。スマホ感覚で利用できる。

●お気軽ポイント3:やっぱり便利なサイクロン方式

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集じん方式はゴミ袋フリーのサイクロン方式を採用。大きなゴミを遠心力でダストカップに落とすほか、チリなどの細かなゴミはHEPAフィルターでこしとる仕組みを採用している。サイクロン掃除機では、このフィルターに付着したチリの清掃が面倒だったのだが、これもレバー式のフィルター清掃ブラシで簡単清掃可能だ。ただし本体サイズ小型化のためか、ややダストカップサイズはやや小さめ。掃除のたびにきちんと捨ててあげる必要があるだろう。

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ダストカップ上部に据え付けられた「フィルターお手入れレバー」。これを左右に10回程度動かすことでHEPAフィルターに付着したチリなどをダストカップにはたき落とすことができる。

●お気軽ポイント4:フレキシブルブラシで天井掃除もOK

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コードレス掃除機ならではの可搬性を活用するため、さまざまな場所を掃除できるフレキシブルな「ロング伸縮ブラシ」を同梱。狭い隙間、高い場所を手軽に清掃できるようにしたほか、天井なども直接掃除できるようにしている。

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●お気軽ポイント5:萌えボイス(?)で掃除機が喋る

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ロボット家電「COCOROBO」(写真)や、同社製炊飯器、空気清浄機、冷蔵庫などで採用されているコミュニケーション機能「ココロエンジン」を掃除機として初搭載。「COCOROBO」のそれと比べて簡易的なものだが、バッテリー残量が残り少なくなったり、フィルターが目詰まりした際に、可愛らしい音声で状況を報せてくれる。一般的なアラーム&ランプ方式だと、それが何を意味しているのか説明書を見ないとわからないのだが、ココロエンジンならその必要はない。即、適切な対応を取ることができた。一般的な音声ガイダンスと比べてかなり萌えボイスなのがやや気恥ずかしいのだが、慣れれば愛着がわきそうだ。

●まとめ
お掃除ロボットが人気を博していることからも分かるよう、掃除を面倒くさいと思っている人はとても多い。その理由の1つが掃除機の取り回しの悪さにあるのは明白だろう。ケーブルの抜き差しに始まり、重い本体を引きずり回すストレス、メンテナンスの手間など、面倒と思わせる要因が山積みされている。『EC-DX100』はそれらストレス要因を一つひとつ丁寧に取り除いている点が◎。取り回しのしやすさ、充分な吸引力、手入れの容易さなど、全ての点で大きなアドバンテージを備えていた。ついつい掃除機がけをサボってしまうという人にこそ試してみてほしい。

(山下達也/ジアスワークス)