プロがレクチャー、「家族撮り」のためのビデオカメラの選び方

撮影チャンスは前触れもなくやってくるし、二度と巡って来ないのが常だ。そんなチャンスを失敗なく撮影し、家族の思い出を記録、共有するためにどのような機種を選べばいいのだろうか。A&Vライター会田肇氏に聞いてみた。

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子供を間近で撮るなら広角29mm以下対応モデルがおすすめ。子供の成長記録は室内で撮影する機会が少なくない。そんな時に欠かせないのが広角端の広さで、その基準となるのが29mm以下。室内の雰囲気を一画面に収められ、楽に撮影できるようになる。子供をアップに撮る際も近づくことでより身近な映像表現に。

反対に、運動会などのイベントでは光学10倍以上が必須になってくる。運動会などのシーンで、我が子をアップ撮影するのに役立つのが高倍率ズーム。ただ、倍率が高くなればなるほど手ぶれもしやすくなり、補正能力も高いものが求められる。両者のバランスを考えると、現状では光学10~20倍程度のモデルがいいだろう。

そして、ビデオカメラを選ぶ際に意外と忘れがちなのがレンズの明るさ。学芸会や旅行などあまり明るくない条件下で撮影する機会は多く、レンズが暗いと画面がノイズっぽくなったり、輪郭が甘くなったりする。広角端でF値1.8以下が推奨、望遠端でF4.0を切るとなお良しだ。

2画面撮影ができるサブカメラを搭載したパナソニック『HC-W850M』や、プロジェクターを使い、大勢で動画を共有できるソニーの『HDR-PJ540』、「抗菌仕様」を備えたJVC『GZ-N5』など、一芸に秀でたモデルが続々と登場してきている。自分の撮影シーンに合った一芸モデルを購入するのも手だ。

モニタ側に可動式カメラを内蔵し“2カメ撮影”を実現したパナソニック『HC-W850M』(実勢価格=8万8660円)
モニタ側に可動式カメラを内蔵し“2カメ撮影”を実現したパナソニック『HC-W850M』(実勢価格=8万8660円)