レコーダーの概念が激変?“外からリモート視聴”がテレビにもたらすものとは?

他メーカーに先がけて、ネット経由でレコーダー内の番組にダイレクトアクセスができるリモート視聴に対応したソニー。各社追随すると予想されるこの「リモート視聴」はテレビにどのような影響を与えるのか? A&V評論家の折原一也氏に聞いてみた。

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メーカー各社が放送業界や関係機関に働きかけを行なった結果、ついにリモート視聴が実現しました。

ソニー製BDレコーダーは、発売済み最新モデルがアップデートで同機能に対応。規制緩和を想定していたのか、非常に早いレスポンスでした。SCEの『nasne』やパナソニックも順次対応予定。技術的にはDLNAサーバー機能と大きな違いはないため、今後は東芝、シャープなど各社が追随すると予想されます。

現時点ではチャプター、キャプチャ機能、子機へのコピー&ムーブなどに禁止・制限事項が設けられていますが、今後リモート視聴に関する規制はさらなる緩和が進むでしょう。最も期待できるのが、特に規制の理由が見当たらない「子機へのコピー&ムーブ」ですね。

今回のリモート視聴対応には2つの意義があります。第一は、映像を視聴する際の選択肢が増えた点。現在スマホでは、『dビデオストア』や『Hulu』など数々の動画配信サービスが楽しめます。リモート視聴により録画・放送中番組も観られるようになり、通勤・通学中に観る映像の選択肢は大きく広がるでしょう。

第二は、ソニーにとっての原点回帰。好きな番組をどこでも楽しめるリモート視聴は、かつての「ロケーションフリー」が形を変えて蘇ったと言えるのではないでしょうか。

アップデートでリモート視聴に対応するソニー『BDZ-ET2100』(実勢価格=10万790円)
アップデートでリモート視聴に対応するソニー『BDZ-ET2100』(実勢価格=10万790円)