ゲームレビュー/妖怪ウォッチ(後編)

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小学生を中心に、今爆発的なヒットを遂げている『妖怪ウォッチ』。発売から半年以上たったもののいまだ勢いは衰えず、ついに累計出荷本数100万本を突破! 今回は一歩進んだ遊び方を試してみました。

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■妖怪収集&合成
250体以上の妖怪と友達に
進化・合成でパワーアップ!

「さくらニュータウン」に暮らす小学5年生になり、町に潜む妖怪とともだちになる『妖怪ウォッチ』。登場する妖怪は、何と250種類以上! 彼らを探し出し、仲間になる過程こそこのゲームの醍醐味だ。
妖怪とともだちになるには、「妖怪ウォッチ」のレーダーをたよりに隠れた妖怪を探し出すのが第一歩。見付けた妖怪をバトルで倒すと、運が良ければともだちになってくれる。バトル中に相手が気に入りそうな食べ物を与えれば、友達になる確率もアップする。

また、1日3回まわせる「妖怪ガシャ」でも妖怪をゲットできる。いわゆるガチャガチャ、ガチャポンのようなものだが、これが妙に懐かしく、童心にかえって「いいヤツ出ますように」と祈るような気持ちでまわしてしまう。必ずしも妖怪が当たるとは限らず、まわしてみたらゲットできたのはおにぎり……何てところも逆にアツイ!
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▲ゲーム中に手に入れたコインや『ニンテンドー3DS』のゲームコイン(『3DS』を持ち歩いた歩数に応じてもらえるコイン)を使って、「妖怪ガシャ」をまわせる。

とは言え、バトルや「妖怪ガシャ」だけでは妖怪図鑑をコンプリートすることはできない。妖怪の中には進化や合成によって、別の妖怪に生まれ変わるものもいる。レベルアップによる進化の場合、経験値を溜めてレベルが一定に達するとパワーアップ(進化させず、元の姿のままでいることも可能)。例えば序盤で友達になった「セミまる」がレベル21になると、「カゲまる」に進化できるという具合だ。

一方、妖怪と妖怪、または妖怪とアイテムを掛け合わせて新たな妖怪を生み出すのが合成による進化だ。とは言え、適当な組み合わせではダメ。特定の妖怪同士、または特定の妖怪&特定のアイテムでなければ新種は生まれない。組み合わせをいろいろ試して、レシピを探るのがまた楽しい! できるだけ多くの組み合わせを試したい→素材になる妖怪がもっと欲しい→もっともっとバトルで勝たないと! ……というモチベーションに駆られ、ついついプレイ時間が延びてしまうはずだ。

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▲ストーリーを進めると、正天寺で妖怪の合成ができるようになる。新種が生まれる組み合わせを見付けるには、とにかく妖怪を集めて地道に試すしかない!

■通信機能
新たな妖怪とともだちになれるすれちがい通信
幻の妖怪との出会いも……!?

通信対戦、すれちがい通信、インターネット経由でのアイテム配信など、ネットワーク機能も充実。中でも、今チャレンジしておきたいのがすれちがい通信だろう。ストーリーが進み「さすらい荘」に行けるようになると、すれちがい通信機能を利用できるようになる。この機能をONにした状態で他のプレイヤーとすれちがうと、アパートの空き室に妖怪たちが遊びに来る。お土産をくれる上、腕試しとしてバトルもでき、勝てばともだちになることも可能。見たこともないような妖怪とともだちになれる、またとないチャンスだ。

ただし、プレイヤーのランクと遊びに来た妖怪のランクが釣り合わないと、バトルはできない。「Sランクになってから出直しておいで」的なことを言われると、微妙な悔しさがこみあげてくる。きっとすれちがった相手は、私の半分以下の年齢なんだぜ……。すれちがった妖怪は、しばらくはアパートに居つくのでランクアップしてから再挑戦しよう。

なお、『妖怪ウォッチ』がブームを迎えている今なら、プレイヤー数が多いためすれちがい頻度も高い。私が休日に新宿や渋谷などのターミナル駅に出かけたところ、必ずと言っていいほど『妖怪ウォッチ』ユーザーとすれちがうことができた。郊外型のショッピングモールなど、家族連れが集まるスポットもすれちがいのチャンス大。現在、東京駅の地下街「東京駅一番街」に『妖怪ウォッチ』のショップがオープンしているのだが、この周辺ではあっという間に「さすらい荘」の空き室が埋まってびっくり。ショップ自体は事前にWeb抽選に当たった人しか入れないが、すれちがい通信のためだけに訪れてもいいかもしれない。

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▲他のプレイヤーとすれ違うと、「さすらい荘」の一室に妖怪がやってくる。運が良ければ幻の妖怪「ツチノコパンダ」が現われるとの噂も……。

■まとめ
妖怪集めがこんなに楽しいとは……
ブームが過熱する今こそ、始め時!

前後編でゲームの流れ、妖怪とともだちになる方法などをお伝えしてきたが、このゲーム、それだけじゃ終わらない。虫とり、魚つり、ランクに応じて封印が解かれる部屋、『ニンテンドー3DS』本体のカメラを使って妖怪を撮影する「ふしぎなレンズ」など、遊びがみっしり詰まっている。時間を忘れて空き地や土手を駆けまわった子供の頃の気持ちを、懐かしく思い出させてくれる。

すれちがい通信も、ブームが過熱する今こそ多くのユーザーと交流できるチャンス。ゴールデンウィークの観光スポットなんて、入れ食い状態だと思いますよ! というわけで、私も『3DS』片手に妖怪探してうろついてきます。不審者とか妖怪に間違われませんように……。

『妖怪ウォッチ』
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●ハード:ニンテンドー3DS/ニンテンドー3DS LL
●発売日:発売中(2013年7月11日発売)
●価格:4571円(パッケージ版・DL版ともに税別)
●ジャンル:RPG
●プレイ人数:1人(通信時2人)
●メーカー:レベルファイブ

公式サイト
http://www.youkai-watch.jp/yw/

©2013 LEVEL-5 Inc.
※ 『ニンテンドー3DS』の3D映像は本体でしかご覧いただけません。掲載している画面写真は2D表示のものです。

文/野本由起