ポータブルの枠を超えたハイレゾプレイヤー「Astell&Kern AK240」の進化ポイントに迫る

192kHz/24bitまでのリニアPCMから5.6MHzのDSD音源まで、幅広いハイレゾ音源をダウンコンバートなしにネイティブ再生できるハイエンドクラスのポータブルオーディオプレイヤー、アイリバー『Astell&Kern AK240』。

削り出しのジュラルミン+カーボンバックプレートで構成されるボディ内部には、プロ用途にも使われる高級DAC「CS4398」をデュアル搭載するなど、徹底的な音質追求が為されている。

出力は標準ヘッドホン出力のほか、φ2.5mm4極によるバランス出力も用意。格別のノイズバランスと音の分離感を実現する。メモリも内蔵256GB、最大384GBと格別の大容量を誇っている。

本製品を実際に試用したA&Vライターの野村ケンジ氏は「まず第一に、手に取った時の収まりが良い」と話す。

「ジュラルミン製の一体型ボディは、だまし絵のようなスタイルを持つが、これが右手にしっくりと収まってくれる。前モデル『AK100』では出っ張ってしまっていた、ダイヤル式のボリュームが一体感のあるデザインにまとめられている点も好ましい」と削り出しのボディについて一言。

加えて「使い勝手がとても良くなったのがプレイリストの作成。メニュー操作がわかりやすくなったほか、単曲でなくアルバムでのリスト追加が行なえるようになったため、とても扱いやすくなった」とユーザビリティにおいての進化にも言及する。

また、『AK240』の機能面で最大のトピックと言えば、「Wi-Fiへの対応」とのこと。これによって、PC内の楽曲を再生できるようになった。現在は未対応であるが、将来的にはいくつかの音源配信サイトからのハイレゾ音源ダウンロードを予定しているという。

唯一、価格が悩みどころ。その代わり、屋外でも室内でも関係なく最高の音を手に入れられる本製品は、ハイレゾプレイヤーの購入を検討する際には、視野に入れておきたい。

個性的デザインの高剛性ボディを持つアイリバー『Astell&Kern AK240』(実勢価格=28万7000円)
個性的デザインの高剛性ボディを持つアイリバー『Astell&Kern AK240』(実勢価格=28万7000円)