FiiO『X5』は、一番コスパの良いハイレゾポータブルプレイヤーだ。

5月10日に発売されたFiiOの新ポータブルプレイヤー『X5』。
直近で言うと、アイリバー『AK240』というモンスターマシン以来のハイレゾポータブルプレイヤーで、「ウォークマン NW-F880」シリーズに次ぐ手頃な価格のモデルです。
今回は、ちょうど実機が手に入ったのでさくっとレビューしてみます。

FiiO『X5』
実勢価格:5万3780円

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(スペック)
対応音源:PCM 最大192kHz/24bit/DSD 非対応(今後ファームウェアアップデートで2.8MHz/1bitに対応予定)サイズ:W67.6×H114×D15.6mm 重量:195g 液晶サイズ:非公表 Bluetooth:× 連続再生時間:最大10時間以上 充電時間:4時間/8時間(AC/USB) メモリ:microSD×2(最大256GB)

まずはスペックではざっとこんな感じです。内蔵メモリに対応してないのはネックかと思いきや、外部メモリで最大256GBまで対応とは! 結果この価格での大容量はハイレゾを携帯するにはうれしいメリットです。

ここからは、気になったところを挙げていこうと思います。

■ハードウエア面

1、ボディの質感が良く、重みもちょうどいい

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ボディはブラックアルマイト仕上げで高級感があります。手に持ってみるとオーディオ製品にとって重要な“重さ”と、携帯するのに重要な“軽さ”の中間にあるようなちょうどいい重量感。

2、四隅のファンクションボタンと「iPod」的な回転ホイール

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四隅のファンクションボタンは、若干の操作しづらさがありますね。というのも、まずどのボタンが何なのかの表示がない。
実際は、

左下/右下:曲戻り/送り、左上/右上:再生設定呼び出し/前画面に戻る

なのですが、「前画面に戻る」が右上っていう感覚が難しい! 左側でしょ、やっぱり。

かつての「iPod」を彷彿とさせるラウンドボタンは、表面のざらつきですべることなく操作しやすくて○。個人的に今でも『iPod Classic』を使っているので、しっくりきたというのもありますね。

3、USB DAC機能

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これが本当にすばらしい! この価格でUSB DACとして使えるのは本当に破格と言えるでしょう。価格の近い「ウォークマン NW-F880」シリーズと『AK100MKⅡ』にUSB DAC機能がないことも考えると、これは非常に大きな買いのポイントです!(『AK100MKⅡ』にはUSB DAC機能がついています。2014年6月2日記事を修正しました)

■音質

音場表現や“動き”の表現がすばらしい!

実は最近、「ウォークマン NW-F880」シリーズを購入して毎日聴いていました。
その耳で聴くと『X5』の音場表現に驚きます。耳の側で直接鳴っているんじゃなくて、頭のまわり全体で音が動いてるような感じ。
ハイレゾ対応「ウォークマン」って解像感はすごいんだけど、こういう音の表現は持ってないなと。

逆に言うと、『X5』はそれほどの解像感は感じないんだけど、その音場での音の動きとかまで感じられたのが面白かったです。左右がそれぞれ鳴っているんじゃなくて、左右を音が行き来する感じがしました。
あと出力がかなり高くボリュームを最大値にすると相当大きな音が鳴るんですが、耳に刺さる感じもなく音圧に包まれるのも印象的でしたね。

……と、まあ本当にさくっとですが、インプレッションでした。
『X5』は操作感にちょっとクセがありますがDAC機能があるので、ハイレゾ初心者で聴く環境もまだ決まってないような人には、かなりお得なモデルだと思いますよ!