PS4ゲームレビュー/inFAMOUS Second Son(後編)

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主人公デルシンが身に付ける新たな能力。権力に抵抗するさまざまな方法。シアトルをよく知る人ほど納得のビジュアル。レビュー後編では、じっくりとプレイして見えてきた魅力についてお伝えする。

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■スーパーパワー(後編)
新たな能力を得たデルシン
「吸収」の能力に限界はない!

先週の「スモーク」「ネオン」に続き、今回は「ビデオ」と「コンクリート」の能力についてまとめてみよう。終盤に使用可能になる能力だけあって、どちらも強力のひと言! 見た目もど派手なビデオと、質実剛健なコンクリートという対比も面白い。
本作をプレイしているものの、まだこの2つの能力を習得していないという方は、どんどん先に進んでみてほしい! そしてその威力に酔いしれよう。

●ビデオ

姿を消せる「インビジブル」、ロックオンした標的に複数の光剣を飛ばす「ブラッドブレード」、天使や悪魔を呼び出して一緒に戦うことができる「サモンウイングマン」など、ファンタジーRPGっぽい能力が揃った能力系統。射撃より格闘の威力が高いので、姿を消して敵に接近して戦うのがセオリーと思われる。ただ、エネルギーを補充できる場所(アンテナやモニタなど)が少ないので、この能力に固執せずに他の能力系統に切り替えるのも大切か。

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本作の難易度はそれほど高くはないので、先に進むことにあまり苦労することはなく、余裕を持ってプレイできる。なので、親しい友人を招いたり、『PS4』のシェア機能を使うなどして、美しいビジュアルや戦い方を「魅せる」という遊び方にも適している。
筆者自身もアーケードゲームのプレイ中にギャラリーが付くような感覚が楽しく、しばしばシェア機能を使いつつ遊んでいたりする。普段と違った面白さや緊張感が生まれるので、ぜひ試してみていただきたい!

■遊びの幅
街の奪還を楽しみつつ
シアトルを疑似観光

単にお話を進めるだけでは満足できないという方は、D.U.P.の支配率を減らし、街のエリアを奪還していく要素に取り組んでみるのもいいかもしれない。D.U.P.の指揮所を襲う、パトロール中の装甲車を襲撃する、監視カメラを破壊する、看板や壁にステンシルアートを描くなど、権力との戦い方はさまざま。

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街の奪回に取り組むと、その過程でシアトルのローカルな名所めぐりを楽しむこともできる。唯一残念なのは、建物等のガイドがゲーム中にないこと。だが、開発スタジオのサッカーパンチがフェイスブックで情報を公開しているので、Webで調べることは容易だ。
また、奪還したエリアには瞬間移動が可能になる。全てのエリアを制圧するのではなく、移動に便利そうなエリアだけを支配するのも1つの手。もちろん筆者もこの機能は便利に使わせていただいた。

■まとめ
プレイ中の行動や選択の責任を
しっかりユーザーに問いかけてくる作品

以上、今週はゲームとしての魅力にさらにフォーカスしてみたが、本作は操作して楽しいだけでなく、そこにストーリーが密に絡んでくることが最大の魅力と言える。能力の使い方や、ゲーム中のさまざまな行為により、物語の結末は二通りに分かれるのだ。
特に、まず悪のルートでクリアした方は、善のルートのエンディングも見ずにはいられなくなるはずだ。悪ルートでは市民にはガチで嫌われるわ、ビデオの能力のエフェクトが悪魔的になるわ、頼りになる兄レジーや故郷の同族たちも……。

月並みだが、この先はぜひご自分の目と手で確かめていただきたい。「力」や「正しさ」の本質について、考えるきっかけになるはずだ。

inFAMOUS Second Son
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●ハード:PlayStation 4
●発売日:発売中(5月22日発売)
●価格:7452円(パッケージ版)/6372円(DL版)
●ジャンル:アクション・アドベンチャー
●プレイ人数:1人
●メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント

公式サイト
http://www.jp.playstation.com/scej/title/infamous/ss/entrance.html

©2014 Sony Computer Entertainment America LLC. inFAMOUS Second Son is a trademark of Sony Computer Entertainment America LLC.©Developed by Sucker Punch Productions LLC. The Space Needle is a registered trademark of Space Needle LLC and is used under license.

文/高橋祐介