Wii Uゲームレビュー/マリオカート8(後編)

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壁を垂直に駆けあがったり、天井を爆走したり、かつてないデッドヒートを楽しめる『マリオカート8』。今回は、インターネット対戦で国内&世界の走り屋たちに挑戦してみました!

■ネットワークプレイ
最大12人で通信対戦
国内や世界のレーサーといざ勝負!

「マリオ」シリーズの人気キャラが、カートやオートバイで爆走するアクションレースゲーム『マリオカート8』。今回の目玉は、壁も天井もサーキットになる反重力コース! しかも反重力エリアなら、ライバルにガツガツぶつかって加速できてしまう。これならさぞかし対戦が盛り上がるはず……。というわけで、今回はインターネット対戦に挑戦してみた。

ネットワークプレイは、「せかいのだれとでも」「こくないのだれかと」「フレンドやライバルと」「大会で」の4種類から対戦相手を選べる。対戦人数は最大12人で、家族や友達と2人いっしょに参加することも可能。発売されたばかりということもあって、私が体験した限りでは平日の昼間でも8人以上は集まっていた。

腕に自信があるなら、「せかいのだれとでも」で世界中のプレイヤーと対戦するのがおすすめ。各国のレーサーと激走できるのだが、さすがに世界の壁は高い。参加するタイミングにもよるが、個人的には6位以内に入るのにも苦戦してしまった。ちなみに参加国は、日本、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツあたりが多い印象。オーストラリア3人、日本4人、その他5人というメンバー構成の時は、国別対抗戦をやっているような気分も味わえた。また、日本語の定型文を選ぶだけで「がんばります!」「お手柔らかに」などの挨拶ができるので、英語がわからなくてもまったく支障はなかった。

一方「こくないのだれかと」は、文字通り日本国内のプレイヤーとのレース。こちらも参加するタイミング次第だが、世界と戦うよりは上位に食い込めた。
どちらも待ち時間があってもほんの3分程度で参加できるし、1レース数分なので気軽に楽しめる。1試合だけ参加して離脱してもOKなので、気が向いた時にサクッと遊べるのがうれしい。もちろん、オフラインでNPCと戦うより気分も盛り上がる。下位になると無敵アイテム・スターが出やすくなるなどバランスが取られているので、一発逆転とは言わないまでもビリから8位ぐらいまで勝ちあがることはできる。「もっと上位に食い込むために、オフラインでこのコースを練習せねば……」という感じで、シングルプレイとネットワークプレイを行き来して遊びたくなった。

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▲思い立った時にサッとネットワークプレイに参加でき、ハードルが非常に低い。みんなで走るだけでも楽しいので、初心者も臆することなく参加してみよう。

■みんなとつながる
ハイライト映像をみんなと共有
ゴーストとタイムを競い合う楽しみも

ネットワークプレイ以外にも、世界のプレイヤーを身近に感じるシステムが搭載されている。そのうちの1つが「タイムアタック」。ひとりプレイでタイムを競うのだが、自分の走りを「ゴースト」として残し、ネットワークにアップロードできる。逆に、他のゴーストをダウンロードし、一緒に走ることも可能。世界ランカーとレースを楽しんだり(1位の人は早過ぎてすぐ見えなくなっちゃうけど)、マシンの組み合わせを参考にしたり、さまざまな楽しみ方ができる。ネットワークプレイではリアルタイムでつながっている人としか競走できないが、ゴーストを使った対戦ならデータさえダウンロードすればいつでも楽しめるのがうれしい。
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また、レースのハイライト映像を公開する「マリオカートTV」も新たな試みだ。レース後に自分のプレイを振り返ることができる上、YouTubeへのアップロードも可能。PCやスマートフォンからでも映像を鑑賞できる。プレイ中は後方からのアングルで走りを見ているが、ハイライト映像だとカメラアングルが効果的に切り替わり、私のようなへっぽこレーサーの走りでもカッコよく見えてうれしくなってしまう。30秒ほどの映像なので、他のプレイヤーの映像も退屈することなく楽しめるはずだ。

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▲普段はなかなか見られない前方からの映像など、走行姿をカッコよく見せてくれる。ハイライトだけ見ていると、自分がうまくなったような錯覚に陥ってしまう。

■まとめ
やっぱり対戦してこそ「マリオカート」!
タイムアタックにハマりまくり

カートをぶつけ合ったり、アイテムで逆転を狙ったり、他のプレイヤーと駆け引きを楽しみたいならネットワークプレイがオススメ。最初は「知らない人に甲羅ぶつけていいのだろうか」とためらいがあったが、1、2戦こなせばまるで気にならなくなる。ローカルプレイのように同じ画面を見ながらワイワイ楽しむことはできないが、より多くの人とアツい激走を楽しめた。

また、駆け引きよりもスピードを追求したい人はぜひタイムアタックを。各コースにはあらかじめゴーストが設定されているので、それと競争することもできる。自分の過去のゴーストと走り比べたり、世界ランカーと戦ったりすることでテクニックを磨き、ネットワークプレイにいかすという楽しみ方もある。

ゲーム自体はシンプルだが、キャラとマシンのベストな組み合わせを考えたり、走りのテクニックを究めたり、楽しみの奥は深い。一定条件をクリアすると新キャラや新マシンが登場するなど、やり込み要素もいろいろ。ぜひともひとりで、みんなで『マリオカート8』を遊び尽くそう。そして、ネットワークプレイではお手柔らかにお願いします……。

マリオカート8
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●ハード:Wii U
●発売日:発売中(2014年5月29日発売)
●価格:5700円(パッケージ版/DL版ともに税別)
●ジャンル:アクションレースゲーム
●プレイ人数:1~4人(通信プレイ時2~12人)
●メーカー:任天堂

公式サイト
http://www.nintendo.co.jp/wiiu/amkj/

©2014 Nintendo

文/野本由起