“4K試験放送”ファーストインプレッション。番組表を眺めるだけでも新鮮でした!

6月初旬からスタートした4K試験放送。
これまでは一般家庭で受信できる機械がなく、実感も持てませんでしたが……
6/25には、業界初となる「4Kレコーダー」がシャープから発売。
発売中の対応テレビと組み合わせれば4Kクオリティのテレビ番組が観られるようになりました。

そして今回、この4K試験放送を編集部でも体験・視聴することに成功!
ここでわかった情報から、いくつもの疑問を解決できたのでレポートしてみます。

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▲シャープさんの協力により4K試験放送を体験。視聴に使わせてもらった機材は、シャープ『AQUOS 4Kレコーダー TU-UD1000』と、4Kテレビ『AQUOS LC-60UD20』という組み合わせ。

■疑問1: 4K試験放送を観るのに必要なものは?
何はともあれ必須なのが4K放送対応のチューナー
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▲現在購入できる4K試験放送対応チューナーは、内蔵HDDで録画もできるシャープ『AQUOS 4Kレコーダー TU-UD1000』(実勢価格:13万円)、この1機種のみ。

そして、それを映すための最新4Kテレビ。条件は、著作権保護規格「HDCP2.2」に対応したHDMI端子を備えていること。
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▲「AQUOS 4Kレコーダー」と組み合わせて4K試験放送が観られる、60V型4Kテレビ『AQUOS LC-60UD20』(実勢価格:53万8000円)。

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▲一部の例外として、2K(フルHD)テレビでも「HDCP2.2」対応HDMI端子を搭載しているものがあります。シャープ『AQUOS XL10』シリーズ(実勢価格:22万円〜)などがそれにあたり、4K試験放送の表示に対応しています。

■疑問2: 受信に使うアンテナやケーブルは?
チューナーとテレビ以外に、新たに必要になる機材はあるのか?という疑問について。

今回スタートした4K試験放送は「スカパー!プレミアムサービス」(旧「スカパー!」)の電波を使って行なっているので
スカパー!プレミアムサービスが観られる環境があるなら、基本的に追加投資は必要ナシ
(4K試験放送専用のアンテナやケーブルが新たに必要になるというわけではない)

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▲110度CSの現「スカパー!」ではなく、124/128度CSアンテナで受信する「スカパー!プレミアムサービス」、このアンテナからケーブルを引いている環境であれば条件はクリア。

■疑問3: 4K放送を放送している局(チャンネル)は? 料金は?
放送を行なっているのは、家電メーカー、放送局、通信キャリアなどからなる業界団体「NexTV-F」
チャンネル名は「Channel 4K」で、多チャンネル放送であるスカパー!プレミアムサービスのうちの1チャンネルという扱いで観れるようになっています。
なお「Channel 4K」の視聴は今のところ無料

■疑問4: どんな番組がやっている? 放送時間は?
これは、「AQUOS 4Kレコーダー」でスカパー!プレミアムサービスの番組表をチェックしてみれば一目瞭然です。

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▲たくさんのチャンネルが並ぶスカパー!番組表から、502チャンネルに「Channel 4K」を発見。

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▲「Channel 4K」の週間番組表に切り替え。毎日午後0:00のカラーバーに始まり、「Channel 4K ダイジェスト」「日本の風景」といった番組のローテーションが続く中、「2014 FIFAワールドカップ コートジボワール×日本」も録画が数回放送されています。

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▲このように、放送は毎日午後7:00になると終了しています。(スゴイ…試験放送っぽい…!)

ちなみに今回画面をお見せできないのが残念ですが、「Channel 4K ダイジェスト」では各テレビ局が4K制作した番組の数々をダイジェスト版で観ることができます。
ドラマやバラエティ、プロ野球やラグビーといったスポーツなど、現実味あるコンテンツばかりなので
「いつものテレビが4Kになったらこんな感じなのかぁ〜」というのが実感できて面白い。

それと(日本のグループリーグ敗退は大変残念でしたが…)、サッカーW杯の試合はフルで観られるので見応え抜群です。
地球の反対側で起こっていることが間近に感じられる、その場の雰囲気をめちゃくちゃリアルに体感できるのはさすが4K!といったところ。

ちなみに、今後は決勝トーナメントの試合の模様(録画)が7/1(火)、7/7(月)、7/16(水)の3日間に「Channel 4K」で放送されますよ。
参考: 2014 FIFA World Cup Brazil(tm)の4K試験放送について(PDF)

■疑問5: 録画した4K番組の容量は?保存、ダビングは?
今回使用した「AQUOS 4Kレコーダー」は、4K試験放送を観るだけでなく、録画することももちろんできます。
1TBの内蔵HDDで、4K試験放送の録画は最長約53時間までOK。
(圧縮して長時間録れるモードなどはまだありません)
地デジ番組のDR録画は最大約126時間なので、容量はざっくり地デジの2.4倍ぐらいということになるようです。

なお今回の「AQUOS 4Kレコーダー」にはBD/DVDといった光学メディアのドライブがないので、4K試験放送をディスクに焼いて残す手段は今のところありません。
USB HDDの増設はできますが、4K番組を内蔵HDD→USB HDD間で移動することも不可でした。

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▲『TU-UD1000』は従来のレコーダーのように地デジやBSも録画可能。4Kの録画番組は専用のフォルダに分けて保存される。

事前情報だけでは謎の多かった4K試験放送も、2014年6月時点の状況はこれでざっくり把握できました。
今後は「Channel 4K」のコンテンツ充実、あるいは民放などによる新チャンネル開局といった動きもあるはず。
ひとまず4K放送を観るまでの第1段階はクリアになったので、次はとにかくもっともっといろんな番組が観られるようになってほしい! これに尽きますね。