『SnapLite』でお手軽「自炊」にチャレンジ!

news20140728_00
iPhoneの内蔵カメラを簡易スキャナに変身させてくれるというLED電気スタンド「SnapLite」(PFU)。パッと見はiPhone置き場を備えただけの電気スタンドに見えるが、細かな工夫が多数施されており、それによって快適なスキャンを行なえるようにしていることが売りになっている。

【参考記事】「iPhone」がスキャナになる! デスクライト型スタンド『SnapLite』
https://www.digimonostation.jp/blog/peripheral/id17447

PFUと言えば、ドキュメントスキャナー「ScanSnap」シリーズが有名だが、『SnapLite』はどうなのか。書籍や雑誌の多ページスキャニング、いわゆる「自炊」は可能なのだろうか? 製品概要を再確認しつつ実際に試してみた。

●アイデア満載のハード&スマホアプリ
まず、スキャンまでの準備が驚くほど簡単だ。専用アプリを起動した状態でiPhoneをスタンドに乗せるだけでOK。『SnapLite』の動作モードを切りかえたり、ケーブルで繋いだりする必要がない。『SnapLite』とiPhoneはBluetoothで接続されるのだが、この際、面倒なペアリングも不要(アプリと『SnapLite』が直接通信するため)。

news20140728_01
スタンド上部にiPhoneを設置すると、iPhoneの内蔵傾きセンサーが正しく配置されたことを検出してスタンバイ状態になる。これは、なかなか賢いアイデアだ。

news20140728_02
すると机にガイドが投影されるので、ここに合わせて取り込みたい書類や書籍を配置。A4サイズまで取り込めるようになっている(2回に分けて撮影し、合成するA3スキャンモードも用意)。

news20140728_03
セット完了したら、スタンド基部の「リス」マークにタッチすると自動で撮影。タッチしてから0.5秒後(調整可能)に撮影する仕組みなので、タッチする腕が映り込んでしまう心配もない。このあたりもよく考えられている。

news20140728_04
撮影した写真はアプリ側で自動的にトリミング&台形補正され、読みやすい状態に。画像データはカメラロールに保存されるので、PCなどへの取り込みも容易だ。なお、この際、テーブルが白っぽいと上手くいかないことが多かった。

news20140728_05
スキャンした画像は「写真」アプリの「SnapLite」フォルダへ。カメラロールに保存された大量の写真の中から、スキャンしたものだけを確認しやすいようにしている。こういった細かい配慮もうれしいところ。

●10ページ以上の大量スキャンも意外にイケる?
このように『SnapLite』は非常によく考えられた製品なのだが、ドキュメントスキャナなどと異なりADF(オートドキュメントフィーダー/自動用紙送り機構)を搭載していないため、大量のスキャンには向いていない。とはいえ、1回あたりのスキャンはワンタッチで済むので10~20ページ程度なら数分でスキャンできる計算だ。雑誌をまるごと「自炊」できるかと言われるとなかなか悩ましいのだが、少なくとも1ページずつ手持ちで撮影するより遙かに楽だった。書籍を分解することなくそのままスキャン(非破壊スキャン)できるのもメリットの1つと言えるだろう。

news20140728_06
『デジモノステーション』に毎号掲載の製品カタログ11ページ分をスキャン。1ページあたり15秒としても2分45秒で終わる(実際には2分程度で終了した)。コピーするよりも簡単だった。

news20140728_07
トリミングされているとは言え、もともとの画素数が800万画素とそれなりに大きいので、細かい文字もしっかり読める。

ただし、きれいにスキャンするにはページが水平に開かれている必要がある。文庫本やコミック単行本など、どうしてもページがカールしてしまうようなものには向いていない。こういった書籍をスキャンしたい場合は、従来ドキュメントスキャナー同様、のり付けされている部分を断裁してやる必要がある。

“机の上に無理なく拡げられる”ことが、『SnapLite』使用の条件だ。

最後に本来の使い方ではないが、スマホ対応ノート「SHOT NOTE」との相性が良かったことを記しておきたい。通常だと手ぶれや照明の光ムラなどで綺麗に撮れないこともあるのだが、ここで『SnapLite』が大活躍。「SHOT NOTE」のヘビーユーザーにはぜひとも『SnapLite』を試してみてほしい(ほか、同系統のスマホ対応ノートでも使えそう)。

news20140728_08
撮影時は「SnapLite」アプリではなく、「SHOT NOTE」アプリを利用。照明をオンにした状態でiPhoneを設置し、画面を見ながらノートの位置を調整しよう。ノートのサイズによってはズーム操作なども必要。

news20140728_09
照明が全体を平坦に照らしてくれるため、きれいにスキャンできた。手元の影が映り込んだり、ぶれてしまったりということがないのはうれしい。

(山下達也/ジアスワークス)