話題の活動量計、ポラール『Loop』を装着して3週間過ごした結果……

最近、話題になることの増えた身に付けて歩数や消費カロリーなどを計る活動量計。
近頃、運動不足が気になるので、ポラールの『Loop』という製品を装着して、自分が普段どの程度体を動かしているのか計測してみた。

『Loop』は腕に装着するタイプの活動量計。
加速度センサーとGPSを内蔵していて、運動強度を休息・座っている・低・中・高の5段階で記録し、消費カロリーや歩数なども計測できる。
この製品が良いのは、身長、体重、年齢などを設定すると目標となる運動量を計算してくれて、その目標値まで、あとどれくらい体を動かせばいいのか表示してくれるところ。
歩く(中強度の運動)ならあと何時間とか、ジョギング(高強度の運動)ならあと何時間、というように表示されると目標に向かってがんばろうという気になりやすい。
また、自転車に乗っている際の運動量を計測してくれるのも、個人的にはポイントだ。

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▲ポラール『Loop』。本体はシリコン製で、バンドの長さは自分のサイズに合わせてカットする方式。

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▲まずはじめにPCとつないで設定を行なう。PCとの接続は専用のUSBケーブルを使用する。「FlowSync」というアプリをダウンロードしてデータを同期する。同期が終了すると、自動的に「Polar Flow」というWebサービスのページが開き、設定などが行なえる。

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▲生年月日や身長、体重などの個人情報を入力して設定。1日の過ごし方やトレーニングの頻度なども入力する。

個人設定を行なえば、後は腕に装着して過ごすだけで、1日のうち、どれくらいの時間を座って過ごしたのか、どれくらい歩いたり、走ったりといった強度の運動をしたのか記録してくれる。
データはPCやスマホを介してアップロードする必要があるが、現在どの程度運動ができているのかは、本体のボタンをタップすることでも知ることができる。

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▲目標値に対して自分がどれくらい運動できているのか、ひと目でわかるバーが表示される。目標を達成すれば、このバーがすべて満たされた状態となる。

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▲そのほかにも、現在の歩数や消費カロリーは数値で確認することが可能。また、あとどれくらい運動をすれば目標値に到達するかは「JOG(高強度)」「WARK(中強度)」「UP(低強度)」の3段階で、それぞれ目安の時間を教えてくれる。

専用のスマホアプリ「Polar Flow」をダウンロードすれば、スマホと『Loop』本体をBluetoothで接続してデータを閲覧することも可能。
1日の活動量のほか、週や月単位でも活動量の変遷をチェックできる。
活動量は5段階で色分けされており、座っている時間が長く続くと、活動を促すアラートも送ってくれる。

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▲テスターのある1日の過ごし方。何もしていない休息時間と、座っている時間が長いことがわかる。活動を促すアラートを示す三角マークが2度も表示されてしまっている。画面下部のパーセンテージは1日の目標値に対する運動量。

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▲活動量は週や月単位の棒グラフで表示させることも可能だ。

『Loop』を装着して、とりあえず2週間ほど過ごしてみた。
結果は、予想以上の運動不足状態。
週単位でも目標値に対する達成率が表示されるのだが、1週目は37%、2週目は34%という酷い数値だった(装着し忘れた日もあったが)。
運動を促す低活動アラートも1週目はほとんどの日で表示されている。

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▲『Loop』本体と同期されたデータは、ダイアリー形式で「PolarFlow」のWebページで参照できる。2週目までは、明らかに運動量が不足しているのがわかってしまう。予想していたことだが、ここまでハッキリ数値とビジュアルで表示されると真剣に受け止めざるを得ない……。

やはり、漫然と過ごしていても運動不足は解消されない様子。これではイカンと3週目からは意識的に運動を行なうように。「PolarFlow」のマイページからはトレーニング目標も入力できるので、自分で目標を立てて取り組んでみた。

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▲トレーニングの目標を入力する。ランニング、サイクリングなど運動の種目を選び、開始時刻も入力。目標とする値は、運動時間や距離、消費カロリーから選んで設定することができる。とりあえず、距離で5kmを設定した。

ランニングや、通勤で自転車に乗ったりという目標を設定し、取り組んでみたところ活動量の目標はかなりクリアすることができるようになった。
目標を達成すると、『Loop』本体に「GOAL」の表示が出て祝福してくれたりするのもうれしい。
3週目の途中で製品を返却しなければならなかったため、1週間を通しての達成率をきちんと見ることができなかったが、2週目までと比べれば倍以上の達成率となっており、きちんと具体的な目標を立てて運動することの重要性を痛感した。

まず、現状の運動不足をきちんと認識すること、そして目標を立てて運動に取り組むこと。基本的なことだが、そのためのツールとして活動量計は非常に役立つアイテムだった。

特に、スマホやWebとの連携でデータが確認できることは、忙しい現代人には不可欠。
今回試した『Loop』は、それに加えて活動の強度まで自動で記録してくれる点が優れていると感じた。目標を立てて運動するようになった3週目にはきちんと達成率も上がっているなど、運動強度の分析も本人の疲れなどの実感と合致していた。

運動不足が気になる人、あるいはジョギングだけでなく、サイクリングや水泳(『Loop』は防水で水泳の運動も記録できる)など複数のアクティビティに取り組む人などにおすすめのアイテムだ。

(増谷茂樹)