総務省がSIMロック解除義務化の方針に、今のうちに知っておきたいSIMフリーの基礎知識

6月、モバイル業界を震撼させる事態が起きた。総務省がSIMロック解除を義務化する方針を打ち出したのだ。現在、国内キャリアが販売する携帯電話やスマホには、一部の機種を除きSIMロックがかけられている。つまり、そのままの状態では他社の回線を利用できない。SIMロックが解除された状態=“SIMフリー”で端末が販売されることになれば、国内のモバイル市場は大きな転換期を迎えるだろう。

その一方、最近では格安スマホや、キャリアプランよりも割安な格安SIMに注目が集まっている。中でも、イオンが発売した「イオンスマホ」
(グーグルのNexus4)は、端末代込みで月額2980円という価格が話題を呼び、限定8000台が1カ月で完売した。

高額なキャリアの料金体系への不満に端を発するこうした動きは、今後さらに加速する。だが、SIMに関する知識は、一朝一夕には理解しにくい。SIMフリー端末を使う上では欠かすことのできない、「SIMカード」「MVNO」「格安SIM」などの重要ワードを下記で説明するのであらかじめ予習をしておこう。

●基礎知識その1:SIMフリースマホを使うには「SIMカード」が必要
携帯電話やスマホには契約者情報が登録された「SIMカード」が挿入されている。これを装着しないと通話やデータ通信を行なうことはできない。当然、SIMフリースマホでも通話やデータ通信を行なうためには、このSIMカードが必須。SIMフリースマホを使うためには、端末だけでなく、通信手段をどうするかも考える必要があるのだ。

●基礎知識その2:「MVNO」の“格安SIM”を使うと割安に利用できる
SIMフリー端末を割安に使うのに欠かせないのが、「MVNO」の格安SIMだ。MVNOとは、キャリアの回線を借り受けてサービスを提供する通信事業者。キャリアよりも割安なプランを展開し、コストを抑えたいなら格安SIMが必須。

●基礎知識その3:「格安SIM」は主に3つのタイプに分類できる
格安SIMは「データ通信のみに対応するSIM」「音声通話に対応するSIM」「IP電話アプリなどが付属するSIM」の3タイプに分類される。できる限り毎月のコストを抑えるなら「データ通信のみに対応するSIM」、音声通話も多少は使うのであれば「音声通話対応SIM」と使い分けられる。

SIMカードは3つの形状があり。左から標準、マイクロ、ナノSIM。端末によって対応する形状が異なるので注意したい
SIMカードは3つの形状があり。左から標準、マイクロ、ナノSIM。端末によって対応する形状が異なるので注意したい