実力伯仲XperiaとGALAXYのガチ比較! 今夏最強の称号を手にするのは?

スマホ業界はメーカー再編が相次ぎ、Androidでは、『Xperia』と『GALAXY』の“2強”が覇権を争う。今夏に発売された『Xperia Z2』、『GALAXY S5』においても、その構図は変わらず、ハイレベルな高機能化競争を繰り広げている。

『Z2』は本体デザインに磨きをかけ、カメラ機能をさらに強化。4K動画などトレンド機能を取り込んだほか、写真にぼけを加えられる「背景ぼかし」などの“遊べる”機能も数多くサポートしているのが特徴だ。

『S5』の最大の売りもカメラ。スピーディなピント合わせが可能な「位相差AF」に対応し、ぶれの少ない写真を瞬時に撮影できる。『Z2』同様、写真を楽しむための機能にも抜け目なく対応した。

今回は、両者の独自機能を比較し、セールスポイントと言えるディスプレイとカメラの実力を検証。また、基本的な部分だが重要度の高い「文字入力」についても比較した。

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(写真右上)NTTドコモ/ソニーモバイルコミュニケーションズ『Xperia Z2 SO-03F』(価格=8万5320円【一括】)
「Xperia」シリーズの最新フラッグシップ。側面部のメタルフレームと画面周囲の樹脂を一体成型にすることで、より持ちやすい形状に。フロント部にはステレオスピーカーを搭載し、臨場感のあるサウンドを体感できる。
(写真左下)au/サムスン『GALAXY S5 SCL23』(価格=7万3440円【一括】)
世界的ヒットシリーズ『GALAXY』の旗艦モデル。LTEとWi-Fiを同時に利用して素早くデータを処理する、「ハイブリッドダウンロード」や、余分な通信を減らして電力を長持ちさせる「ウルトラ省電力モード」などに対応。

【対決1】独自機能が充実しているのは?
両機種とも今夏最高峰の機能を備えているが、売りとする機能は若干異なっている。ここでは、ライバル機にはない独自機能の使いやすさ・実用性をチェック。

<Xperia Z2>
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データ放送にも対応するフルセグを視聴できる。画質は良好だが、専用のアンテナケーブルを接続しなければならないのがやや面倒。

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4K(3840×2160ピクセル)動画を撮影可能。高精細な動画が手軽に撮れるが、データ量は3分半で約1.6GBにも及ぶ。長時間撮影には不向き。

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騒音を約98%低減できるノイズキャンセリング機能に対応。対応ヘッドホンが必要だが、混みあう電車内や飛行機内などでは便利だ。

<GALAXY S5>
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ホームボタンには指紋センサーを内蔵。下部の端のほうにあるため、片手持ちでロックをするには慣れが必要だ。

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背面に心拍数センサーを搭載。健康管理アプリ「Sヘルス」で簡単に計測できる。データをグラフで確認できるのも◯。

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日常生活で必要な情報を確認できる「生活インフォ」に対応。花粉やPM2.5、不快指数などの情報をチェックできる。

【対決1結果】ドロー

【対決2】ディスプレイの視認性が高いのは?
『Z2』は5.2型のフルHD液晶、『S5』は5.1型フルHD有機ELディスプレイを搭載。同じ写真を表示し、色味をチェックしたほか、屋外での視認性も検証した。

<Xperia Z2>
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肉眼で見る色合いよりも若干派手めの発色。色鉛筆の色合いは非常に鮮やかで、不満は全く感じなかった。

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屋外では、肉眼で見る色合いよりも若干派手めの発色。色鉛筆の色合いは非常に鮮やかで、不満は全く感じなかった。

<GALAXY S5>
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有機ELディスプレイらしい色鮮やかな発色が好印象。写真を楽しむのに最適なディスプレイだと感じた。

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屋外では、『Z2』と同様、日差しが強い中での検証となったが、輝度を上げることで視認性が向上。光の反射も少なく、無理なく地図を閲覧できた。

【対決2結果】『S5』の勝利

【対決3】カメラの使い勝手・機能性に優れているのは?
両機種ともにカメラ機能を最大のセールスポイントにしている。ここでは、素早くピントを合わせて撮影できるか、独自機能の実用性は高いかを検証した。

<Xperia Z2>
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被写体にピントが合うまでの時間はわずか。直感的に撮影を楽しめる。シャッターボタンで、素早くカメラを起動できるのも◎。

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独自機能としては、一眼レフで撮影したような“ぼけ”を加えられる「背景ぼかし」に対応。右端のレバーを操作するだけで、簡単に本格的な作品になる。

<GALAXY S5>
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素速くピントが合う「位相差AF」採用だけあり、スピーディに撮影可能。起動から写真の保存までの一連の動作も滑らかだ。

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独自機能は、任意の部分に焦点を合わせられる「選択フォーカス」に対応。ぼけが作りやすい構図でないとうまく作動しないケースがあった。

【対決3結果】ドロー

【対決4】文字入力がしやすいのは?
『Z2』は「POBox Plus」、『S5』は「iWnn」を日本語IMEに採用。100字の文章を片手で入力し、5回の平均時間を比較したほか、独自機能の実用性も検証した。

<Xperia Z2>
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100文字の文章を平均56秒で入力。画面が大きいので、キーを右に寄せないと左に表示される変換候補を選択しにくかった。

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誤入力を修正してくれる「日本語入力ミス補正」に対応。例えば、「おながい」を「お願い」と正しく変換してくれるなど、高度な補正が可能。

<GALAXY S5>
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100文字を平均1分2秒で入力できた。素早く入力すると、ややレスポンスが遅れることがあり、若干の差が出た。変換精度に支障はない。

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片手入力用のキーが充実。キー全体を任意の位置に自在に動かせるモードにすると、片手持ちの状態でもスムーズに入力できた。

【対決4結果】『Z2』の勝利

●結論=両者の実力は高次元で拮抗、甲乙つけがたいハイレベルな争い
ディスプレイでは『S5』、文字入力では『Z2』が優位という結果になったが、実力は拮抗している。甲乙つけがたいというのが本音だ。どちらの機種を選ぶか迷う場合は、それぞれの“得意分野”の機能で選ぶのも良いだろう。

Xperia Z2:音楽&動画好きに最適の一台!】
独自開発のIMEを採用しているだけあり、日本語入力の正確性に秀でている。また、ソニーらしく音楽や映画などのコンテンツを楽しむための機能やアプリが充実しているのも『S5』にはない優位点だ。

【GALAXY S5:健康サポート機能も楽しめる!】
ディスプレイやカメラなど主要機能の実力はどれも最高峰。その上で、有機ELディスプレイの発色の良さは他にはない魅力。さらに健康サポート機能も充実し、日々使える便利機能にも注目したい。