いまさら聞けない? 4K用語の基礎知識

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50V型モデルが20万円台前半で購入できるようになるなど(40V型モデルでは何と10万円台という製品も!)、想像以上の速度で低価格化が進む4Kテレビ。フルHDテレビとの価格差が縮まったことでより現実的な選択肢となりつつある。現時点ではまだ時期尚早感があるものの、テレビの耐用年数が5~10年であることを考えれば、次の買い換えで4Kテレビを検討する必要はありそうだ。何せ、4Kコンテンツの大本命である東京オリンピックは6年後に迫っているのだ。

そこでここでは、4Kテレビ購入検討時に知っておきたい重要用語を7つ紹介。最低限これらを押さえた上で店頭へ赴こう。

4K【よんけー】
4Kテレビの画面解像度は従来フルHDテレビのきっかり4倍。縦方向、横方向にそれぞれ2倍した数字となる。具体的には1920×1080ドット(フルHD)→3840×2160ドット(4K)で、この横方向の解像度がほぼ4000ドットということから「4K」と呼ばれるようになった(黎明期は縦方向の解像度も含めて「4K2K」と呼ばれていたのが短縮されて「4K」に)。ちなみに、さらに先に控えている「8K」は、このさらに4倍となる7680×4320ドットの超高解像度が自慢だ。

HDMI 2.0【えいちでぃーえむあいにーてんぜろ】
フルHDテレビを中心としたA&V環境で使われている「HDMI」規格の最新版。伝送できる情報量がほぼ倍(10.2Gbps→18Gbps)になったことで、従来HDMI 1.4では不可能だった4K/60p映像の伝送が可能になった(ケーブルはハイスピードタイプをそのまま流用可能)。なお、ごく初期の4Kテレビはこの規格の登場が間に合わなかったため、4K/60p伝送に非対応あるいは部分的対応となっているので注意。

HDCP 2.2【えいちでぃーしーぴーにーてんに】
デジタルA&V機器間でコンテンツの著作権を保護するために利用されているコピーガード規格の最新版。テレビや外付けチューナーなど、4K関連製品ではこれが必須とされている。HDMI 2.0同様、ごく初期の4Kテレビにはこれに対応しないものが存在するが、少なくとも現行モデルでは全てが対応済みなので安心して良い。

4K試験放送【よんけーしけんほうそう】
将来的な4K放送開始を目指して始まった、その前段階となる実験的な取り組み。次世代放送推進フォーラムがスカパー!と協力する形で6月にスタートさせた「Channel 4K」を皮切りに、ひかりTVがインターネットを利用した4K映像配信トライアルを始めるなど、限定的ながらリアル4Kコンテンツ配信が始まっている。なお、これらを利用するには別売4Kチューナーなどの追加購入が必要。詳しくは提供各社に問い合わせてほしい。

DisplayPort【でぃすぷれいぽーと】
PCとディスプレイを接続するための規格として最新のものの1つ。現在主流のDVI端子と比べて圧倒的に高解像度のディスプレイを接続できる。一部の4Kテレビは、このDisplayPortを使ったPCとの接続に対応。4KテレビをPCのディスプレイとしても使えるようにしている(理論的にはHDMI 2.0対応PCでも同じことができるのだが、記事執筆時点でHDMI 2.0での4K/60p出力に対応したPCは存在しない)。

H.265【えいちにーろくご】
長らく映像フォーマットの定番となっていた「MPEG-4 AVC(H.264)」の後継となるフォーマット。「HEVC」(High Efficiency Video Coding)の別名も。MPEG-2比較で約4倍、MPEG-4 AVC比較で約2倍という驚異的な圧縮性能を誇る。また登場したばかりの最新規格だが、前述の「Channel 4K」など、4K試験放送でさっそく採用され始めている。

XAVC S【えっくすえーぶいしー えす】
4Kビデオカメラなど向けに策定された次世代動画記録規格。フルHDビデオカメラで主流だった「AVCHD」では不可能だった4K動画の撮影を可能にしている。既にソニー「4Kハンディカム」などで採用が始まっている。なお、主にノウハウ&コストを理由に、圧縮には最新のH.265ではなく従来MPEG-4 AVCを利用している。

(山下達也/ジアスワークス)