予算10万円で手に入る最旬“全部録りレコーダー”試してみました

指定したチャンネルを丸ごと一時保管できる「全録」機能対応のレコーダー。今回はこの中でも狙い目と言える、10万円前後の予算で手に入る値頃なモデルをセレクトした。

まずは、全録機としても通常の録画機としてもバランスが取れた「ディーガ」。次にBDドライブを省き、全録機としてミニマムな形態をとる「REGZAサーバー」。そして、3チューナー搭載の従来型BDレコーダーと3ch全録機という2つの顔を持つ「AQUOSブルーレイ」。

各モデルとも、録画機能は可能な限り全て全録に割り当てる前提で、(1)「実用的な画質モードに設定してどれだけ長く録れるか」(2)「観たい番組を効率良く探し出せるか」、さらに(3)「他モデルにないプレミアムな買得ポイントは?」といった3点を軸に検証を行なった。

いずれも買い得な全録レコーダーだが、全録スペックの違いと各々の独自性を把握すれば、自分の使い方に最もマッチするモデルが見えてくるはずだ。

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●パナソニック『ディーガ DMR-BXT870』(実勢価格=9万6300円)

(1)実際にどれくらい全録できる?
HDD内の全録領域割り当てを変更し、最大の2.75TBに設定。画質はやや低めの8倍モードでも実用的で、2TB HDDを増設すれば14日分のキープが行なえる。実用的には、6ch×14日分。

(2)全録番組の観やすさ・検索性
リモコンで番組名などのキーワードを話すと、関連した番組を一覧表示してくれる。さらに視聴中の番組と似た番組や、最新の人気番組を選び出す機能も便利。

(3)チャンネル数を絞る分お得に!
上位機に10ch全録対応の『BXT970』があるが、価格は16万円以上と跳ね上がる。地デジキー局網羅が目的なら6chでも実用十分だ。

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●東芝『REGZAサーバー D-M470』(実勢価格=5万2000円)

(1)実際にどれくらい全録できる?
画質を、ノイズが目立ちにくい「AVC低画質」モードまで下げれば内蔵HDDに約5.5日分の記録が可能。さらにUSB HDDを増設し、2ch分の全録を振り分けることで全録期間を延長。全チャンネル8日分を保管できる。実用的には、7ch×8日分。

(2)全録番組の観やすさ・検索性
番組の再生履歴からユーザーの好みを分析し、いつも観ている番組や、興味を持ちそうな番組などを提案してくれる「ざんまいプレイ」。これにより、記録された膨大な過去番組の中から、自分の嗜好に合った番組が効率的に見付けられた。

(3)7ch全録が可能なのに超コンパクト!
BDドライブなどの省略により、本体サイズの大幅なコンパクト化を実現。上位機『DBR-M490』と比べても体積は半分以下と設置しやすく、レコーダーの買い増しにも◎。

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●シャープ『AQUOS ブルーレイ BD-T3600』(実勢価格=10万4320円)

(1)実際にどれぐらい全録できる?
全録は1日18時間までという制約により、毎日6時間の休止が必要。しかしその分長期的な全録ができ、5倍モードで約25日分もの番組を保管可能に。実用的には、3ch×25日分。

(2)全録番組の観やすさ・検索性
「過去番組表」のUIがなく、他メーカーの全録機と同じ感覚で使うと少し戸惑う。だがジャンルや出演者名での検索ができ、チャプター単位サムネイルも表示されるなど使い勝手は悪くない。

(3)非圧縮モードでの全録に対応
今回挙げた3機種中では唯一、最高画質“DR”モードでの記録が可能。映画などの専門チャンネルを贅沢に録り貯めるにはぴったりだ。