「ライスレディ」ってなに?パナソニックの炊飯器が美味しいワケ

2013年にフルモデルチェンジを果たし、実売10万円を超す炊飯器のトップシェアを獲得したのが、パナソニックの炊飯器「SPX3」シリーズだ。“炊飯器史上最高傑作”との呼び声も高い昨年モデルは、どうして、多くの人に受け入れられたのだろうか? 答えはひとつ。炊けるお米が抜群に美味しかったからだ。

では、どうしてパナソニックの炊飯器は美味しく炊けるのか?

その答えを探るべく、炊飯器が生み出される兵庫県の加東工場を訪問すると、すぐにその田園風景に答えがあることが分かった。工場自体が田んぼに囲まれる形で存在し、おそらく働く人全てが、美味しいお米の成長を日々感じながら働けるからだろう。

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実際に工場内の生産ラインにも、最高の炊飯器を生み出せる理由が見て取れた。多くの部品の製造には、一切の無駄を省いた理想的なオートメーションシステムを敷く一方で、一番重要な組み立て部分だけは、多くの人が関与。

特に炊飯器内側の深さと内釜の深さを計り、上枠キャップでmm単位の誤差をきっちりと修正していく様などは、妥協を許さない高級炊飯器を世に送り出す責任感とこだわりが強く感じられたからだ。

 

パナソニック『スチーム&可変圧力 IHジャー炊飯器 SR-SPX104』(実勢価格=8万340円)
パナソニック『スチーム&可変圧力 IHジャー炊飯器 SR-SPX104』(実勢価格=8万340円)

しかも、その炊飯器作りのハード面の歴史=美味しさ追求というソフトの歴史であったことも、その答えのひとつだ。人々が炊飯器に求める要望を、技術革新で答え続けると同時に、お米のプロで構成される「ライスレディ」が、誰もが美味しいと感じられるお米とは何か? を哲学者のように追求し続ける。この両輪ががっちりとスクラムを組む歴史があれば、美味しい炊飯器を生み出せないわけがないのだ。

2014年モデルの高級炊飯器『SRSPX104』も6月に発売して以来、順調な滑り出しを記録している。美味しいお米を炊く飽くなき探求が加東工場で繰り広げられる限り、史上最高をさらなる史上最高が毎年超えていく好循環は、この先も止まりそうにない。あなたもぜひ、その味を自分の舌で確かめてほしい。

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35年に渡り、調理科学の面から炊飯器を作るために、栄養学を学んだ「ライスレディ」と呼ばれる女性チームが関わり続ける。一つの炊飯器シリーズを開発するために、約3tもの米を使用、全国50種類以上の産地銘柄でデータが作成されている。日本人誰もが美味しいと感じるごはんを、最終的にはお米のプロが太鼓判を押す。