パターン別、スマホ料金を最安にする方法

毎月の固定費として家計を圧迫しているスマホ料金。毎月6500円を支払ったとすると、2年間の総額は15万円以上にものぼる。通話を頻繁にする場合は、さらに多額の通話料を支払っている可能性もある。

こうした不満を解消するツールとして注目を集めているのが「格安SIM」だ。これは「MVNO」と呼ばれる、大手キャリアのネットワークを借り受けて事業を展開する会社の通信サービスのこと。格安SIMを使えば、毎月1000円以下という、キャリアが提供する料金プランでは考えられないほど割安な料金でスマホが使える。スマホのランニングコストを大幅にダウンするための最も有効な手段だ。

ただし、料金が安い代わりに毎月使える高速通信容量には制限がある。そのため、動画などの容量が大きいコンテンツを頻繁に利用する人には向かない。また、通信の初期設定は自分で行なう必要があるので、スマホに不慣れな人は注意したい。

格安SIMの購入までは検討していない、面倒な設定作業はしたくないという人は、現在契約しているキャリアの料金プランを見直すだけでも節約になる。今夏、大手3社は“かけ放題”プランを導入し、料金体系を大きく変えた。「電話する機会がとにかく多い」という人は、今よりも割安になる可能性が高いので、プラン変更を検討してみよう。

●データ通信メインでスマホを使う人(会社支給のケータイを持っている/スマホは使う機会が少ない)
【こうすべき!】格安SIMを導入して毎月の支払いを1000円前後に抑える!

毎月のデータ通信量が少なく(1GB前後)で、仕事関連の電話は会社支給のケータイなどで済ませている人には、格安SIMの1000円前後のプランがおすすめ。中でも高速通信容量がない代わりに毎月の料金が割安なプランにすれば、毎月のコストを大きく削減できる。

DTIの「ServersManSIM LTE」がこれに該当し、月額料金は約504円。多少は高速通信も使いたければ、100MB/270円で追加できる。また、同社が提供するIP電話アプリ「ServersMan 050」も月額324円で利用可能。このアプリは、ケータイ・スマホ宛ての通話料が1分あたり16円、固定電話宛ての通話が3分あたり8円と割安。通話料も極力抑えたい場合に活用しよう。

● 電話は少なめでデータ通信を一定量使う人(今の電話番号を維持したい/高速通信も使いたい)
【こうすべき!】1~7GB程度の容量が使える音声対応SIMに!

現在使用している電話番号はそのまま使い続けたい、多少は高速通信も使いたいという人には、容量を選択できる音声通話対応SIMが最適。ほとんどのプランがMNP(番号ポータビリティ)にも対応するので、現在の電話番号を継続して利用できる。

最近では、1~7GBの容量を選択できる音声通話対応SIMが人気を集めている。中でもおすすめは、U-NEXTと日本通信の2社。1~2GBのプランでは前者、3~7GBのプランでは後者の方が割安になる。自分が使用する毎月のデータ通信量に応じて選択しよう。

ただし、通話料は30秒あたり21.6円とキャリアの旧プランと同じ価格設定になっている。電話を頻繁にかけると、逆に割高になってしまう場合があるので注意しよう。

● とにかく電話をかける機会が多い人(電話を頻繁にかける/格安SIMを使うのは面倒)
【こうすべき!】キャリアのかけ放題プランに変更してコストダウン!

電話をかける機会が多い場合、音声通話対応の格安SIMは通話料が30秒あたり21.6円と割高なので、逆に料金がかさむ可能性がある。そこで検討したいのが、キャリアのかけ放題プランだ。大手3社とも、今夏から通話定額プランを導入。他社宛ての通話を含む、全ての通話が月額2916円で済む。

また、事実上7GBのフラットプランしか選択肢がなかったデータ通信プランも容量別に選択できるようになった。各社とも2GBから選べるので、自分が毎月使うデータ通信量に見合ったプランを選択しよう。

ただし、新プランに一度変更すると旧プランに戻すことはできない。通話時間によっては旧プランのほうが割安になる場合があるので慎重に検討しよう。

DTI『ServersMan SIM LTE』。月額料金=504.36円/最大通信速度=250kbps。高速通信はオプションで追加できる(270円/100MB、1350円/500MB、2700円/1GB)。
DTI『ServersMan SIM LTE』。月額料金=504.36円/最大通信速度=250kbps。高速通信はオプションで追加できる(270円/100MB、1350円/500MB、2700円/1GB)。