PS4ゲームレビュー/Destiny(第2回)

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1人でもしっかり楽しめるアクションシューティング『Destiny』。だが、やはりオンラインゲームは、他のプレイヤーと一緒に遊んでこその面白さもある。今回のレビューでは、主に協力プレイの魅力をチェックしていこう。

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■「ストライク」
協力プレイに慣れるなら
まずはこれから

前回紹介した「ストーリー」や「パトロール」をある程度プレイし、自分のキャラクターの操作感や、敵の行動パターンを把握することができた──。そんな初心者を脱しつつあるプレイヤーが、次に挑戦するのにピッタリなモードが「ストライク」だ。

このモードの目的は、最大3人のプレイヤーで力を合わせて巨大なボスを倒すこと。後述するファイア・チーム(RPGでいうパーティのようなもの)を組んでいない場合でも、自動的に他のプレイヤーと合流できるので、ほぼ毎回3人での協力プレイを行なえる。

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▲ストライクにも目安となる推奨レベルが設定されている。身の丈の合ったものに参加するのが無難だ。

個人的には1人で気楽に遊ぶのも好みだが、協力プレイ時の「味方に迷惑をかけたくない」という緊張感も捨てがたいものがある。また3人で戦えば、1人では対処しきれないほどの大軍も相手にでき、よりダイナミックな爽快感や達成感を味わえることもしばしば。

さらに協力プレイ中ならではの楽しみに、強力な必殺技「スーパーチャージ」の連鎖がある。スーパーチャージで敵を倒すと「オーブ」というものが生成され、このオーブを他のプレイヤーが取ると(自分では取れないのがポイント)、スーパーチャージを使うためのゲージが大幅にアップする。要するに、誰かのスーパーチャージが他のプレイヤーのスーパーチャージの呼び水となりうるわけで、この連鎖によって敵の軍勢を一掃できると実に気持ちいい!

参加するメンバーが変われば、ミッションのプレイ感も変化する。うまいプレイヤーに大半の敵を倒してもらうこともあれば、自分がチームを引っ張る立場になることもある。これは固定されたメンバーで戦うわけではないストライクならではの妙味だ。
平日の夜など、ちょっとだけゲームを遊びたいときにファイア・チームを組むのは他のチームメンバーに気が引けるもの。だがストライクなら「一期一会」のセッションを気軽に楽しめるというわけ。

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▲戦いが終わった後、メンバーが集まって座ることもあった。言葉を介さずともコミュニケーションが成立する瞬間があるのが面白い。

■ファイア・チームを組んでみる
長く遊んでよし
自分の都合で抜けてもよし

さて、ストライクでの協力プレイにもなれてきたら、そろそろ自分でファイア・チーム(パーティ)を組み、ストーリーやパトロールでもチームプレイを試してみる頃合い。ファイア・チームを組んでのプレイは、チーム内で少しずつ役割分担が定まっていく感じが面白い。突撃が得意なメンバー、味方の救援を重視するメンバー、遠距離から狙撃を行なうメンバーなど、それぞれの“担当”がわかってくると、仲間の行動を予測した上での連係ができるようになる。これは即席のチームでは味わえない感覚だ。

ファイア・チームを組んでいる間は、他のプレイヤーはリーダーのゲームに参加している状態となる。リーダーになったプレイヤーは、ストーリーを先に進めるなり、パトロールに向かうなり、自分の好きなようにゲームを進めてかまわないだろう。ストーリーにしても、後半はファイア・チームを組んでプレイすることが前提のゲームバランスであるように思う。1人でも勝てなくはないが、戦いが長引きやすい。

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▲このゲームのコンテンツは、推奨レベルに達しているかどうかでプレイのしやすさが格段に変わる。そのためレベル帯が同じプレイヤーは、ゲームの進行具合もほぼ同じであることが多い。また、どんなコンテンツをプレイしているかをオプション画面の「リスト」から確認することも可能。目的が一致しているプレイヤーが見付かったら積極的に誘ってみよう。

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▲なお自分のファイア・チームの状態を「フレンド限定」から「公開」にするのを忘れないこと。これでフレンド登録していないプレイヤーともファイア・チームを組めるようになる。ちなみに、この操作はログインする都度行なう必要がある。一緒に遊んだ相手とフレンド登録を行なっておけば、毎回設定を変える手間を省けるわけ。

本作では、プレイヤー同士のコミュニケーションにはボイスチャットを使用する。だが実際にはマイクを使っているプレイヤーは多くはないので(特に日本人はあまり使わない印象)、行動そのもので意思表示するケースも多い。ファイア・チームへの勧誘だけでなく、チームからの離脱も気軽に行なってOKな印象を受けた。

また、PS4版をプレイしている方であれば、プレイ動画をリアルタイム配信し、配信を見ている人にファイア・チームへの参加を呼びかけてみるのもあり。このスタイルであれば、相手もどんなコンテンツを遊ぶのか納得してチームに参加できるため、「組んだはいいが即解散」という事態はほぼない。

ちなみに筆者自身は、この方法でメンバーを集めることが大半。配信を見てくれる人は以前からフレンド登録している方が6割、それ以外の方が4割といったところ。新規の方がゲームに参加してくれることもあり、新しいフレンドを増やすきっかけにもなっている。

■まとめ
よく遊ぶ仲間ができると
モチベーションも変わる

以上のように、本作はある程度決まったメンバーでプレイを続けると、一味違った面白さが生まれてくるゲームでもある。キャラクターにレベル差があると同じコンテンツを遊びにくくなるので、レベルアップが遅れたプレイヤーは他のメンバーに追いつこうとするし、またメンバーもそれを助けてくれるだろう。ただその場合、互いに本当に遊びたいコンテンツを遊べる時間は少なくなるわけだが──。

自由を選ぶか。団結を選ぶか。そのどちらかを選んでも良いし、自分で割合を決めて楽しむのも良い(今の仲間が理解してくれなければ、また別の仲間を作る必要があるかもしれないが)。本作の面白さは誰かに与えられるものではなく、プレイヤー自身の意思によって形作られるものなのである。

さて、次回は『Destiny』の最もコアな遊び方とも言える「クルーシブル(対戦)」「レイド」についてまとめてみよう。

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●ハード:PlayStation 4/PlayStation 3
●発売日:発売中(2014年9月11日)
●価格:各7900円(パッケージ版/DL版ともに税別)
●ジャンル:アクションシューティング
●プレイ人数:1人~(オンライン専用)
●メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント

公式サイト
http://www.jp.playstation.com/scej/title/destiny/

©2014 Bungie, Inc. All rights reserved. Destiny, the Destiny Logo, Bungie and the Bungie Logo are among the trademarks of Bungie, Inc. Published and distributed by Sony Computer Entertainment Inc. in association with Activision.

文/高橋祐介