全局ライブ視聴でテレビの楽しみ方が変わる!ワンセグ8ch全録レコーダー『ガラポンTV四号機』

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▲ガラポン『ガラポンTV四号機』

地デジ8ch分のテレビ番組を、ワンセグ画質で全録するレコーダー。LAN環境に接続し、Wi-Fiを通じてPCのブラウザ、またはスマートフォンやタブレットの専用アプリで視聴する。

500GBのHDDを内蔵し約2週間分の番組が保存できるほか、最大4TBのUSB HDDを増設すれば約4カ月分をストックすることも可能となる。番組の字幕情報などを参照するキーワード検索機能が強力で、膨大な全録番組の中から自分が観たい番組・シーンを効率良く探せるのも魅力だ。先代モデルからの進化として、放送中(全録中)の地デジ8chの画面をPCブラウザで1画面に表示できる機能も新たに搭載した。

■基本機能をチェック

<テレビではなく、PCやスマホでネットを介して視聴する>
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▲レコーダー本体をテレビと接続することはなく、PCやスマホ、タブレットから視聴。観たい時に観たい場所で楽しめることに特化している。

<USB HDDを併用して8ch×最大約120日分を全録>
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▲500GBの内蔵HDDに8ch×約2週間分の番組が保存可能。さらに別売の外付USB HDDを増設すれば、最大約4カ月分まで保存が可能に。

■話題の「全録」機能

全録した膨大なテレビ番組から、観たいものをすばやく見付けられる検索機能が大きな特長。番組名、出演者、内容など気になる単語を軽快なUIで検索し、YouTubeのような感覚で楽しめる。

また、PCのブラウザを使って8ch分の放送中(全録中)番組をリアルタイムで視聴できる「全局ライブ視聴」も魅力的。いずれもデータ容量が軽いワンセグだからこそ実現した機能だ。

<従来のレコーダーとは別物のUI>
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▲膨大な全録番組をリストから選ぶのではなく、検索バーで気軽にサーチしながらYouTubeのように視聴するスタイルが特徴的。

<全録している地デジ8chの同時ライブ視聴に新対応>
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▲PC用『ガラポンTV』サイトのブラウザメニューにある「全局ライブ視聴」ボタンから、現在放送中(全録中)の地デジ8ch分の映像を同時表示。音声は1ch分のみ聴こえる。

■使い勝手をチェック

【1】全録番組の検索・再生
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▲常に表示される検索バーから、興味のあるワードを入力して番組を探すのが基本的な視聴スタイルとなる。

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▲検索は番組に使われる字幕も対象にすることが可能。一つの番組内でも興味のあるシーンを直接探せる。

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▲スマホ・タブレット用アプリでも、「全局ライブ視聴」を除きPC版とほぼ同じ使い勝手を実現。

【2】画質・音質
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▲録画は低解像度のワンセグ品質なので、画質に関する過度な期待は禁物。あくまでも内容が把握できる程度と考えたい。音声の品質はクリアなので実用上は問題ない。

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▲スポーツ番組の得点表や、料理・教養など一部の番組で細かい文字が潰れてしまうことがあるが、多くの場合は問題なく読むことができた。

【3】8ch全局ライブ視聴
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▲全局ライブ視聴の画面でも、各番組の早戻し・早送りが自在に行なえるのは驚きだ。このうち1ch分はワンクリックで番組を拡大表示したり、音声を聴くことができる。

【4】宅外からの視聴
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▲本体が常時ネット接続していることにより、スマホやPCで宅外からでもログインして全録番組が楽しめる。番組のダウンロード用変換による持ち出しも可能。

【5】ソーシャル連動
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▲Twitter連携機能により、ユーザーのツイートの時間、番組ハッシュタグに対応したシーンを即座に再生できる。口コミと密接にリンクした特徴的な機能だ。

■使い倒しインプレッション

高性能VODサービス感覚で楽しめる!

数ある全録レコーダーの中でも異色な『ガラポンTV』。一般的なレコーダーが大画面テレビでの視聴を前提にハイビジョンで録画するのに対し、Wi-Fiを通じPCやスマホで視聴することを前提にしたのが本製品。録画画質もワンセグだ。

ワンセグなので決して画質は良いとは言えず、映画やアニメなどをじっくり観るのには向かない。だが、ワンセグだからこそのメリットも多い。まずは操作時のレスポンスが速いこと。スマホなどで観たい番組を検索・再生すれば、自宅の光回線ではもちろん、外出先の4G回線でもストレスなく観られる。そして、データ容量が小さく済むことにより、500GBの内蔵HDDだけでも約2週間分の全番組をストックできること。これは他の全録レコーダーがなしえていないメリットだ。

そうした膨大な量の番組から、自分が観たい、あるいは観るべき番組を探し出すソリューションが豊富なのも利点だ。PC・スマホでも視聴アプリを開くと、画面のトップに表示されるのは検索バー、そしてユーザーが多く検索したキーワードや再生回数の多い番組だ。例えばレビュー時はちょうどテニスの錦織圭選手がUSオープンで活躍し、アップルが『iPhone 6』を発表した時期。当然、トップ画面にはそれらに関連した番組が表示されていた。

また、番組探しにおいてはTwitter連携も強力なツールとなっている。『ガラポンTV』サイトにはツイート機能があり、そのツイートの量や質により番組の盛り上がりが他の人にも伝わる、口コミの仕掛けだ。趣味・嗜好が近い人をフォローすることで、観るべき番組を効率的に見付けることも可能になる。

さらに、本製品では放送中の8ch分の番組を、PCの1画面で同時に視聴できる機能が追加されている。8つの映像を一覧でき、これから観る番組を探すのに便利なのはもちろん、選挙や災害など大きな事象が起こった時に、どの局がどんな報道をしているかを比較するのにも便利そうだ。

最大4カ月分の番組ストックと、幅広い検索・視聴機能が魅力的な本機。自宅に置いておけば、高性能なVODサービスを手に入れたような感覚が楽しめるはずだ。

■結論

ビジネスにも積極的に活用できそう

ワンセグで録画するゆえに高画質が求められるコンテンツには向かないが、最大4カ月分もの番組がストックできること、レスポンスの良さ、8ch同時視聴といった機能などは画質の低さを補って余りある魅力を感じた。大量の録画+高い検索性、そして価格の安さという点から、ビジネスでの情報収集にも役立てられそうな一台だ。

■スペック

サイズ:W148×H40×D120mm
重量:850g
記録可能メディア:─
内蔵HDD:500GB
全録番組保管期間:約2週間
チューナー:地デジワンセグ×8
入出力端子:─
その他端子:USB2.0×1、LAN端子×1

(ガラポン『ガラポンTV四号機』Webサイト)
http://garapon.tv/

文/河原塚英信