世界中のクラブがつながる、話題のクラブ/DJサービス「KUVO」レビュー!

先月パイオニアがDJ機器部門を売却し、新会社「パイオニアDJ株式会社」が設立されると発表されました。世界シェア1位を誇るDJ部門ゆえに、とても印象的な出来事でしたね。
そして先日、「その事業売却の一因である」と報道された、新型クラブサービス「KUVO」が発表、同日に早速サービスが開始されました。

クラブカルチャー・エンタテインメント・サービス「KUVO」
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「KUVO」は、今まで以上にクラブミュージックを楽しめる環境を作るため、「世界中のクラバー、DJ、クラブを双方向につなぐ」というコンセプトを持った新サービスです。

具体的には、世界中で使用されているパイオニアのDJ機器を独自のインターネットサーバーでつなぐことで、世界中のどこでもスマホやPCを使ってリアルタイムのクラブ情報を得られるというものです。

ずいぶん壮大なサービスだなーと、とても興味深かったので早速登録してみました。
少し使ってみた印象も含めてご紹介したいと思います。

まずログインした時に行なわれているクラブイベント、そこでプレイしているDJ、その時流れている楽曲の情報がリアルタイムに一覧できます。

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まだサービス開始したばかりなので、ほとんど世界の見ず知らずのDJやイベントが情報のメインでした。なので、まだ無作為に情報をとっていく感じです。
これがもっとデータが充実してきて、身近なクラブ情報が増えて、遠く離れた世界のDJ達の情報もわかれば眺めているだけで楽しめそうです。

データとしての楽しみの中でも、登録DJのプレイリストを実際のイベントスケジュールに閲覧できるのがひと際面白かった。

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一夜のプレイが細かく追えるので、自分でプレイする人にとっては面白いのではないでしょうか。
もちろん曲の中でiTunes storeなどに登録があるものは、試聴&購入できるので好きなDJのプレイを追っていってお気に入りの曲を探していくのも楽しそうです。

あと、個人的に一番良いなと思ったのが「Club Map」という機能。

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自分の位置情報から近場のクラブやプレイしているDJの情報が、マップで表示される機能です。
気が向いた時にひょいっとすぐ行けるクラブを見つけられるのは、とても画期的だと思います。まさに、前述の「今まで以上にクラブミュージックを楽しむ」というコンセプトがこれに反映されています。
ネットワークに登録されているパイオニア製機器が増えれば、もっともっと情報は増えていくので今後が楽しみです。

これが主に今「KUVO」で楽しめることです。
まだまだデータ量的にこれからといった感じですが、登録ユーザー同士がフォローし合ったり、好きなDJをフォローし合ってふと同じクラブイベントで「KUVO」を通してユーザーが知り合うなど、ソーシャル的な楽しみもこれから広がっていくと思います。
また、今後はクラブDJだけでなくパイオニアのDJ機器を使って自宅DJをしているユーザーも、ネットワークに組み込んでいくことで、みんながプレイを共有し合うようになるよう。

実際使ってみた印象としては、「クラブ/DJ」という日本にとっては、“わからない人にはわからない”という壁のあるカルチャーを一気に瓦解できるサービスと感じました。

最後に、この「KUVO」発表のタイミング時に正式に表明されたコメントについて。
それは、冒頭で書いた「『DJ事業の売却』の一因が『KUVO』にある」というものです。
わかる人にはわかったかもしれませんが、「KUVO」が今後展開していくには多大な費用が必要。
同じく既報の通り、パイオニアが今後注力していくカーエレクトロニクス部門と天秤にかけた末に、今回の決断に出たのだと。

発表された時は、驚いたと同時に「なぜ?」という疑問が多かったニュースだと思います。私もそんな一人ですが、「KUVO」という新しい未来のサービスを展開するためということであれば、少し納得できる感じ。もし同じ疑問を感じた人がいれば、一度「KUVO」を試してみてはいかがでしょうか?