録画以外にも楽しめる4K連携を強化!『ディーガ DMR-BRZ2000』

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▲パナソニック『ディーガ DMR-BRZ2000』

3チューナーや2TB HDDを内蔵したパナソニックBDレコーダーの上位モデル。好評の4K出力・アップコンバート機能は従来の24pのほか30pにも対応し、さらにカメラなどで撮影した4K動画も本体に保存・再生できるようにした。

また、録画した番組や放送中の番組の宅外配信機能も搭載。iOS/Androidアプリ「Media Access」により、スマートフォンやタブレットで外出先からのリモート視聴が可能だ。

対応機器間での再生互換性を備えるストレージデバイスの新規格SeeQVault(シーキューボルト)にも対応。同規格対応の外付HDDに番組を保存しておけば、将来レコーダーを買い替えた場合にもHDD内の番組が再生できる。

■基本機能をチェック

<高画質エンジン搭載、最大15倍録画が可能!>
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「新ユニフィエ」による高画質を実現。中でも最大15倍の長時間モード録画は、低レートで録画しても視聴に耐えられる点で非常に有効。

<アップコン&超解像で4Kテレビとの相性も抜群>
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BDなどのハイビジョンコンテンツを4K解像度へアップコンバート。さらに超解像技術により解像感や色みを補正し、高品質な4Kを実現する。

■進化1 4K連携

4K動画が撮影できるデジカメが増えているが、PCで再生しようとすると、PCのスペックが高くないと映像がスムーズに再生されないことも多い。本製品ではそんな4K動画を本体に保存・再生可能に。4Kテレビはもちろん、フルHDテレビにも画質を最適化してなめらかに再生することができる。

<4K動画・写真の保存と再生が可能に>
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MP4形式の4K動画を、本製品の内蔵HDDに保存/再生。本体前面にSDカードスロットとUSB端子が用意されているので、これを使ってデータをコピーできる。

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「動画ファイル(MP4)を再生する」という項目がスタートメニューに新設。保存した4K動画をいつでも簡単に楽しむことができる。

■進化2 HDD増設

新規格「SeeQVault」対応のUSB HDD増設に対応。増設したHDDを他の機器につなぎ変えても、対応機器同士であれば再生できるようになった。写真やムービーといったデータも同時保存が可能となるのもメリットだ。なお「SeeQVault」HDDには番組の直接録画ができないため、録画済み番組のバックアップ用として使うことになる。

<「SeeQVault」HDDの増設に対応>
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■進化3 リモート視聴

スマホ・タブレット用アプリ「Media Access」により、自宅内はもちろん外出先からでも「ディーガ」にアクセスして録画番組/放送中番組をリモート視聴可能に(アプリはiOS版、Android版ともに無料)。なお外出先からのアクセスの場合は3G/4G回線でも視聴可能だが、通信するデータ量が大きくなるためWi-Fi環境下での使用が推奨される。

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「ディーガ」に録画した番組を、スマホ・タブレットにあらかじめダビングすることなく、外出先から自由に選んで再生することができる。視聴アプリはiOS、Androidともに対応。

■使い勝手をチェック

<全録モデル譲りのUI、レスポンス>
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先行して発売されている全録モデルに搭載のUI「セレクトバー」。視聴中の番組の出演者、キーワードなどに関連する番組を内蔵HDD内にある録画番組、YouTubeなどから探し出し提案してくれる。ニュース番組やバラエティ番組などで、気になるテーマに即座にアクセスできるのが便利だ。

<外出先からリモート視聴をテスト>
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宅外からのリモート視聴には、同社のWebサービス「ミモーラ」へのスタンダード会員登録(無料)が必要となる。初期設定はやや煩雑だったが、以降は簡単にアクセス可能に。録画番組が外出先からでも自在に観られるようになったが、番組を選択してから再生が始まるまでに5~10秒ほどかかるのがやや気になるところ。非常に便利な機能なだけに、もっとスムーズに再生されると快適になり、さらに利用機会が増えそうだ。

■使い倒しインプレッション

録画も、4K撮影動画も楽しみ尽くせる!

トリプルチューナー内蔵の新「ディーガ」。キーワード自動録画機能「新おまかせ録画」により、自分が観るべきほぼ全ての番組を網羅できる。個人的には、これをうまく活用すれば全録レコーダーがなくても十分満足できると感じた。

そうして蓄積される膨大な番組は“いつ”観るのかが問題になってくる。この問題を解決してくれそうなのが、宅外からのリモート視聴機能。外出中など、日々のちょっと空いた時間に録画番組を消化できるからだ。Wi-Fiあるいは4G環境であれば途切れることもなく、場所を選ばず楽しめる。

また「セレクトバー」を活用する機会も多かった。これは、録画番組の視聴中にリモコンのボタンで「シーン一覧」や「似たもの動画」などを画面の四隅に呼び出す機能で、その便利さはスポーツ番組を観ている時などに顕著。本田圭佑のゴールシーンが報じられた時、別の番組でどう扱われているかが気になり、「セレクトバー」ボタンを押してみる。「似たものおすすめ」を選択すれば、録画済みの他のスポーツ番組が再生できる。この後、再び「セレクトバー」を呼び出し「シーン一覧」を選ぶ。ここからは本田圭佑のゴールシーンをダイレクトに再生……といった形でスムーズに活用ができた。さらにここからYouTubeで関連動画を検索しに行けるのも楽しい。

新たに「SeeQVault」対応HDDを増設できるようになったのもポイントだ。今回のテスト時点では対応HDDの実機を体験できなかったが、その便利さは容易に想像できる。別の部屋のテレビにつなぎ替えて再生したり、友人に見せるために渡したり、あとはレコーダーの買い替えの時なども、外付HDDの録画番組がそのまま観られるようになるメリットは大きい。

急速に普及が進む、4K対応カメラ撮影動画への対応も進んでいる。動画データの保存・再生が簡単なのはもちろん、4Kで撮った動画はフルHDテレビで観ても明らかな高画質が楽しめた。

テレビ番組の録画だけでなく、自分で撮った動画も十二分に楽しめるのがこの新モデルの大きな特長だ。

■結論

幅広いユーザーにおすすめしたい一台

長時間モード録画の画質や録画のしやすさなど、基本性能の高さはもちろん、リモート視聴や4K、「SeeQVault」といった新機軸にも軒並み対応。これだけの多機能も、あくまで使いやすいようにまとめてあり、非常にユーザーフレンドリーなレコーダーと言える。従来の「ディーガ」同様、あるいはそれ以上に幅広くおすすめできる一台だ。

■スペック

サイズ:W430×H454×D179mm(突起部含まず)
重量:2.5kg
記録可能メディア:BD-R(4層対応)/RE(3層対応)、DVD-R(2層対応)/-RW/-RAM
内蔵HDD:2TB 録画時間:約180時間(BSデジタル/DRモード)~約2700時間(15倍モード)
チューナー:地上・BS・110度CSデジタル×3
出力端子:HDMI×1、光デジタル音声×1
入力端子:コンポジットビデオ、アナログ2ch音声
その他端子:USB3.0×1、USB2.0×2(前面1/背面1)、LAN端子×1

(パナソニック『DMR-BRZ2000』Webサイト)
http://panasonic.jp/diga/blu-ray/brz2000_1000/

文/河原塚英信 撮影/篠田麦也