iRobotのCEOコリン・アングル氏が日本にやってきた!

シロモノ家電担当の滝田です。
今、シロモノ家電のなかでもっとも熱いジャンルが
ロボット掃除機であり、今季はダイソンを筆頭に、
ネイトロボティクス、東芝、ミーレ…と発表が相次ぎました。

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その時に必ずといっていいほど、その対抗軸に上げられるのが
ルンバであり、そういったフォロワーたちへ
アイロボットCEOのコリン・アングル氏が
メッセージを伝えるために来日しました。

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みんなが一番気になった質問として
“ダイソンのロボット掃除機について、どういった感想を持ってますか?”
という質問をぶつけてみました。
それに対して、コリン氏は次のような回答。

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「優秀な掃除機を作っているダイソンのような企業が、ロボット掃除機に参入してくれるのは、本当に歓迎すべきことであり、とても嬉しく思うよ。市場がさらに活性化するし。
ただ、ルンバとは積み上げてきたロボット技術の数が違うし、すでにこちらがロボット掃除機にとって重要な知的財産権などもたくさん押さえているから、いきなりルンバと勝負するのは難しいんじゃないのかな?
ダイソンがサイクロン掃除機で数多くの知的財産権を所有して、他社の追随を許さないのと同じで。
ダイソンのサイクロン掃除機の技術が素晴らしいものであることは、もちろん僕だって認めているよ。ただし、人が動かす掃除機という意味でね。

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こちらは24年間ロボットだけを作っているメーカーであり、ロボット掃除機が、既存の掃除機をロボット化するアプローチでは、絶対うまくいかないってことを分かっていて、その結果、ルンバというものが出来上がっている。
それに対して、ほとんどのメーカーのロボット掃除機をみていると、家電からのアプローチで作っているところが多い。もう少し具体的に言うと、ほとんどのロボット掃除機は、掃除機という家電を自動で動かすアプローチで作っているんだよね。それに対して、我々はもっと野心的で、ロボットが自動で掃除をするという、これまでの掃除とはまったく違ったアプローチで作っているんだ。ロボットの動きって、そんな一朝一夕で制御できるものじゃない。掃除って人間がやってみても分かるけど、実はとてもインテリジェンスな行為だから、ちゃんと人の動きにフォーカスしたうえで、いかに効率良く掃除をするかをロボットに与えられるか、それができるのがアイロボットの強みなんだ。

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で、最初の質問の答えだけど、僕が分析するに、ダイソンのロボット掃除機の気になるところは大きく2点。1つ目はやっぱり背が高すぎることかな。だって、あの高さでは、やっぱり家具の下とか入れないから、そもそも部屋中にあるすべての汚れには到達できないと思うんだよね。いくら吸引力が高くても、ロボット掃除機はゴミに到達できなければ意味がないよね?
2つ目は、やっぱり1回通っただけで、すべてのゴミを取り去るという考え方にも疑問があるかな。吸引力の高いキャニスターの掃除機を使っても、一度床を擦っただけで、すべてのゴミを取ることは難しいと思うんだよね。同じところを何回もノズルで吸い取ることで、おそらくようやく床はきれいになると僕は思うんだ。それはシステマティックに短時間で掃除を終わらせるロボットすべてに対して、同じことが言えるんじゃないかな。
実際、このシステマティックな動きをするというところも、動きを予め制約されてしまうので、どうしても掃除をできない場所が出てくると思うんだ。例えば、家具の配置が複雑なフロアでも、ルンバの場合、なんとかして家具の裏側へ行く道を探そうとするけど、システマティックに動くタイプはそうではないはず。

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あと、よくルンバって掃除に時間が掛かるのが弱点って言われるんだけど、あの指摘はナンセンスだと思う。だって、人間がやることはただひとつ。ボタンを押すだけでしょ。1秒も掛からないよね。それ以外はロボットが自動でやってくれるから、人間の時間は関係ないし、そもそもルンバは留守中に動かしてもらえばいいわけで、帰ってきた時、きれいになっているほうが重要でしょ。全部のフロアを1回ずつ通って、短時間で終わらせるか? しつこく何度も同じ場所を掃除して、長時間かけてでもきれいになるか? 答えは明白なんじゃないかな」

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というのが、コリン・アングル氏による冒頭の質問への回答でした。