【プレイ時間:12時間】ゲームレビュー/『アサシン クリード ユニティ』後編

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『PS4』の力でビジュアルが進化しただけでなく、新鮮な試みが詰まった「おなじみかつ新しい」『アサシン クリード ユニティ』。レビュー後編は協力ミッションに代表される豊富なサブ要素についてプレイした。

■協力ミッション
シングルプレイからすぐ移行可能
互いの長所をいかし合うのが新鮮

『アサシン クリード ユニティ』とシリーズの従来の作品との最も大きな違いは、協力ミッションの存在だ。インターネットを介して最大4人でのプレイが可能で、シングルとは一味違った体験を楽しめる(PlayStation PlusやXboxLiveゴールドメンバーシップへの加入が必要)。また、協力ミッションをクリアすると、強力な武器や防具が手に入るのもうれしいところ。これらはシングルプレイでも使用できるので、メインストーリーやサイドミッションを進める助けにもなる。

本作にはスキル習得の要素があるため、プレイヤーにごとに得意な行動にバラつきが出る(ゲームの進行具合にもよるが)。筆者のキャラは主に隠密や暗殺のスキルを習得しているため、正面きっての戦いは得意ではないのだが、イケイケの武闘派キャラと協力するとお互いのプレイスタイルの違いがはっきりとわかって面白い。そして何より、1人であえて難易度の高い任務を遂行することもできるのだ。

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▲スキルの中には、味方の消耗アイテムを補充する「アサシンの隠し場所」や、ライフを回復させる「集団治療」などもある。敵が強すぎると感じた時などは、味方の援護に徹しても良いかもしれない。

また、シングルプレイでは大勢の敵と戦うのは難しいが、4人プレイなら力押しも十分に可能だった。互いの背中を守りながら周囲の敵を撃退したり、自分が習得している隠密系のスキルを活用して別働隊となり、ベランダから味方を狙う狙撃手を仕留めてみたりと、「仕組まれていないドラマ」が次々に生まれるのが良い。

知らないプレイヤーと一期一会で遊ぶのも悪くはないが、筆者がおすすめしたいのは気心の知れた仲間(フレンド)とボイスチャットを使う遊び方。例えば、携帯ゲーム機を持ち寄って遊ぶ時のように、「回復よろしく!」「発見されたから戦闘に加わって」などと声を掛け合いながら遊ぶと、格段にミッションを進めやすくなるし、何より楽しめる。

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▲慣れないうちは他のメンバーがどんどんミッションを進めてしまい、気が付いたらクリアしていたということも起こるが、武器や防具をコンプリートするには何度かミッションをクリアする必要がある。次回は良いところを見せてやろう。

■サイドミッション
頼みごとを解決するだけではなく
パリならではの要素も登場

メインストーリーの合間の箸休めとして(もちろん全て終わらせてからでもOK)、ちょこちょこと進めていくのが楽しいサイドミッション。『ユニティ』はこちらも相当なボリュームがあり、平日普通に働いている方がコンプリートしようとすると、1カ月近くは楽しめるはず。
それらの中でも、今回特に目新しく感じたものについてお伝えしておこう。

・殺人ミステリー

ウジェーヌ・フランソワ・ヴィドックの依頼で、パリのあちこちで起こった殺人事件を捜査していく一連のミッション。アサシンの持つ「タカの目」の能力を使えば、有力な手掛かりを見付けることも難しくない。しかし、いきなりタカの目に頼らず、事件現場の怪しそうな場所を自分で探ってみるのも1つの遊び方だ。

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▲いつの時代も魅力的な物語となりうる殺人事件というテーマ。ちなみに作中の時代のヴィドックはまだ10代。自身も犯罪者として収監されているとういう大胆な設定(!)。

・ノストラダムスの謎

パリの建物のあちこちに隠されている紋章を探すというシンプルな内容だが、ヒントはノストラダムスの四行詩風の、謎めいた詩の形で提示される。フランスの歴史や、パリの建築物に関してかなり詳しくないと解けないが、ゲーム内のデータベースや、インターネットを利用してそれらの知識を集めていけば少しずつ正解に近付いていける。そうやって新たな知識を増やしてくこと自体も楽しいものだ。

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▲行き詰ってしまった場合は、攻略動画を探したり、シェアプレイでゲーム動画を配信して、観に来た方と一緒に解いてもいいだろう。おそらく制作側も「みんなで解いてもらう要素」として組み込んでいるのではないだろうか。

■まとめ
「アサシン クリード」シリーズを
体験しないのはもったいない!

以上、サブ要素でもさまざまなことを試みている『アサシン クリード ユニティ』。個人的には協力プレイに大きな手応えを感じたので、続編でのさらなるパワーアップにも期待してしまう。

本編の物語もこれまでのシリーズの続きというより、一度仕切り直したものになっている。例えば、シリーズを知らないユーザーでも無理なく入っていきやすいので、ぜひ本作からチャレンジし、今後のシリーズの動向にも注目していただきたい。

【プレイ時間:12時間/前後編合計プレイ時間:22時間】

『アサシン クリード ユニティ』

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●ハード:PlayStation 4/Xbox One/Windows
●発売日:発売中(2014年11月20日発売)
●価格:パッケージ版 8400円(税別)
    DL版 PS4、Xbox One 7400円(税別)
    Windows版 6600円(税別)Windows版はDL版のみ
●ジャンル:アクション
●プレイ人数:1人(オンライン最大4人)
●メーカー:ユービーアイソフト

公式サイト
http://www.ubisoft.co.jp/acu/

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文/高橋祐介