価格か音質か?正しいハイレゾプレイヤーの選び方

高音質を得るためのスタート地点は音源の音質。だからこそハイレゾ対応がスタンダードに向かう流れにあるのだが、10万円クラスの高額製品ばかりでは流行にはなり得ない。

そこで予想&期待できるのが、エントリー価格帯でありつつ音質にも優れる製品の充実。ハイレゾ音源の情報量を余さず引き出すには、やはり音質にコスト投入した、オーディオ専用機が望ましい。

もちろん、価格を度外視したミドルクラス以上には音質面で劣るが、専用DACやアンプ非搭載のスマホでは聴けないハイレゾサウンドを味わえる。

一方で、ハイレゾ音源や、ハイレゾを聴くための高級オーディオに手を出すユーザーの絶対数も増加している。今後はそのユーザー数に比例するように、エントリーよりも音質重視の設計と実装を突き詰めたワンランク上のモデルの増加も期待大。

現在、このクラスの最新モデルを見回すと、まず「DSD再生」や「バランス駆動」といった高音質機能の搭載が目立つ。もちろんそれらは大きなポイントだが、本質的に重要なのはそういった明確な「機能」ではなく、純粋に「質」の部分。このくらいの価格帯になれば、コスト面からパーツセレクトや回路設計の妥協を強いられる割合は少なくなる。各メーカー開発者が本来思い描いた理想により近い製品、その音がユーザーに届くのだ。

ミドルクラス以上における、おおよその傾向としては音源データを可能な限り忠実に、音声に変換~増幅してヘッドホンに送り出す。その基本の流れをよりハイレベルに実現しているのが特長だ。「ああ、これがこの音源の本当の音なのか」という納得感。それを求める領域にまで行き着いてしまったオーディオファンの手は、このクラスにまでどんどん伸ばされてくるだろう。

ティアック 『HA-P90SD』( 実勢価格=7万7760円/12月上旬発売)。 DSD 5.6MHzネイティブ再生に対応したティ アック初のプレイヤー。ポータブルアンプと しても活用でき、iOSデバイスとLightningケ ーブル1本でデジタル接続するのが特長だ。
ティアック 『HA-P90SD』( 実勢価格=7万7760円/12月上旬発売)。 DSD 5.6MHzネイティブ再生に対応したティ アック初のプレイヤー。ポータブルアンプと しても活用でき、iOSデバイスとLightningケ ーブル1本でデジタル接続するのが特長だ。