擬似ハイレゾが体感できる!?「ポタアン」の魅力とは

ハイレゾプレイヤーが流行している昨今。ただ、スマホとは別に専用プレイヤーを持つことが「不便」だと感じる人がいるのも確か。

そう感じる方におすすめしたいのが、ポータブルヘッドホンアンプ、通称「ポタアン」を追加すること。持ち歩くアイテムは増えてしまうが、今まで通りにスマホで音楽再生しつつ、高音質を獲得できるのだ。ポタアン自体のメリットはそのような活用法がメインだが、今回はそのポタアン製品で急速に流行しつつある流れをピックアップしたい。

それは、ソニーの「DSEE HX」やJVC「K2テクノロジー」など、アップサンプリングや、再生帯域、ビットの拡張による「疑似的なハイレゾ化」技術だ。聴きなれた非ハイレゾ音源の音声データから「もしもハイレゾだったら?」を推測してデータを補間。ハイレゾに近い状態に変換する技術。例えば楽器の音色は倍音(基音の整数倍の周波数の音)で構成される原則から、ハイレゾ領域の倍音を推測付加するなどで実現される。

自分が今まで集めてきた音源のアーカイブを無駄にせず、改めて楽しめることが最大のメリット。また、シンプルに「ハイレゾってどういう感じに音が良くなるんだろう?」という予習としても使えるので、ハイレゾプレイヤーを使い分け的に悩んでいる人にはぴったりの選択だ。

今回紹介する製品は、各社それぞれの技術により「疑似ハイレゾ化」を実現。もちろん、アンプとしての駆動力も十分だ。駆動力が優れることで、「ボリューム感はあったけどボワンと緩かったベースが引き締まり力強く明確に」のような効果を得られる。スマホでのハイレゾ&疑似ハイレゾ再生を軸に、ポタアン導入による音質的効果を狙うのは、今後注目される活用法になるだろう。

ソニー『PHA-3』(実勢価格=9万3520円)。新たにバランス出力に対応し、PCM対応、DSD対応 ともに『PHA-2』よりもスペックアップ。低ノイズ化と 高い耐ジッター性能を誇るDACと、音質最優先の半導体デバイスを積んだヘッドホンアンプを採用している。ウォークマンやiPhoneなどのデジタル出力にも対応。
ソニー『PHA-3』(実勢価格=9万3520円)。新たにバランス出力に対応し、PCM対応、DSD対応 ともに『PHA-2』よりもスペックアップ。低ノイズ化と 高い耐ジッター性能を誇るDACと、音質最優先の半導体デバイスを積んだヘッドホンアンプを採用している。ウォークマンやiPhoneなどのデジタル出力にも対応。
パイオニア『XPA-700』(実勢価格=6万1560円)音質補正機能として、DACのロックレンジ精度を調整する「LOCK RANGE ADJUST」も採用。端子を保護するリアバンパーなどで独自のカスタマイズを探求できる個性派モデル。
パイオニア『XPA-700』(実勢価格=6万1560円)音質補正機能として、DACのロックレンジ精度を調整する「LOCK RANGE ADJUST」も採用。端子を保護するリアバンパーなどで独自のカスタマイズを探求できる個性派モデル。
デノン『DA-10』(実勢価格=4万1630円)デノンのアンプ作りなど音響技術のノウハウを詰め込んだ初のポタアン。同社独自の音質改善技術「Advanced AL32 Processing」は、非ハイレゾ音源のハイレゾ化に加えて、ハイレゾ音源を最大768kHz/32bitにまで拡張する。
デノン『DA-10』(実勢価格=4万1630円)デノンのアンプ作りなど音響技術のノウハウを詰め込んだ初のポタアン。同社独自の音質改善技術「Advanced AL32 Processing」は、非ハイレゾ音源のハイレゾ化に加えて、ハイレゾ音源を最大768kHz/32bitにまで拡張する。
JVC『SU-AX7』(実勢価格=4万1730円)デジタル化の際に失われた音楽情報を復元する「K2テクノロジー」がさらに進化。非ハイレゾ音源のハイレゾ化に加えて、ハイレゾ音源の高音質化も可能に。電源部など各レイアウトを明確に分離して低ノイズ化を実現する。
JVC『SU-AX7』(実勢価格=4万1730円)デジタル化の際に失われた音楽情報を復元する「K2テクノロジー」がさらに進化。非ハイレゾ音源のハイレゾ化に加えて、ハイレゾ音源の高音質化も可能に。電源部など各レイアウトを明確に分離して低ノイズ化を実現する。