ついに始まる4K放送!2015年、テレビの高画質&高機能化が進む?

先行スタートしている試験放送の「Channel 4K」は来春から2チャンネルに拡充され、スカパー!でも4K放送が始まる。さらにインターネットを介したサービス「ひかりTV」でも4Kコンテンツの配信が始まっており、これが2015年に本格化する。

その流れに沿って、4Kパネル搭載テレビのラインナップが充実し、各メーカー間のスペック競争も激化。特に画質面では、BDや地デジのフルHD(2K)コンテンツを4K解像度へ、いかに美しくアップコンバートできるかが注目され、進化を遂げてきた。これに加え、再現可能な色の範囲を広げる「広色域化」も進化。これら2つの要素が一定のレベルをクリアし、次に各社が力を入れ始めたのが、「ダイナミックレンジ」を高めることだ。

ダイナミックレンジが高まると、例えば朝日が昇る(または沈む)ようなシーンで、明るい部分を白飛びさせることなく明るくし、地上の暗い部分を黒つぶれさせずに細部まで表現できる。そしてこのハイダイナミックレンジを実現するために改めて注目されているのが、パネル直下に無数のLEDを配置する「パネル直下型バックライト」。

さらにこのバックライトを細かくエリア分けし、エリアごとに明るさを制御することで、ダイナミックレンジを格段に高めることができる。現段階では、この直下型LEDバックライトのエリア制御技術が投入されているかどうかが、ハイクラスな映像表現に大きく関係しているのだ。

天井知らずで進むテレビの高画質化。次の主戦場は、この「ハイダイナミックレンジ」にあると言えるだろう。

そして、東芝からは、ついに4K放送チューナー内蔵のテレビが初登場。この状況を他メーカーが看過するわけもなく、来年の春までに各社が4Kチューナー内蔵モデルを発売する可能性は高い。

また、4Kはこれまで大画面テレビのみに与えられた価値で、ラインナップは高価格帯が揃う50V型以上に限られていた。しかし2014年は40V型クラスのミドルサイズ4Kモデルが出てきたのが大きなトピックになった。

4K解像度による効果は40V型のテレビでも発揮され、広い部屋でなくても設置しやすい。また小型な分価格も安いため、このサイズで4Kデビューする人は増えるだろう。

現在は出始めたばかりだが、高付加価値モデルからリーズナブルなモデルまで、ラインナップは充実してきている。購入者が多い40V型クラスが盛り上がることは、4K全体の盛り上がりにつながりそうだ。

東芝『REGZA 58Z10X』(実勢価格=45万1900円)。 4K放送対応スカパー!チューナーを内蔵した「REGZA」最上位モデル。外付USBHDDへの4K放送録画や、「ひかりTV」などの4K配信にも来春に対応予定だ。
東芝『REGZA 58Z10X』(実勢価格=45万1900円)。
4K放送対応スカパー!チューナーを内蔵した「REGZA」最上位モデル。外付USBHDDへの4K放送録画や、「ひかりTV」などの4K配信にも来春に対応予定だ。