第二次ロボット掃除機対戦!勝者はランダムかマッピングか?

「ロボット掃除機=ルンバ」という時代も今や昔!? 掃除機の“巨人”ダイソンが参入するなどロボット掃除機市場が熱くなっている。2015年、群雄割拠の市場を制するのは果たして誰なのか? ランダムタイプとマッピングタイプ、2つの大きな方式から勝者を探ってみた。

まずは、ルンバが採用するランダムタイプ。部屋を縦横無尽に動き回り、さまざまな角度から掃除するのが特徴だ。一度では取り切れないゴミやホコリも、同じ場所を平均4回以上(ルンバの場合)通ることでしっかりと掃除するというのが基本コンセプトとなっている。

ランダムといっても、その動きは完全なランダムというわけではない。ルンバの場合、最初におおよその部屋の大きさを確認し、壁に接触したら壁際に沿って掃除する。その後にさまざまに角度を変えて掃除することで、部屋の約99%以上をカバーするという仕組みになっている。

ダイソンをはじめ、王者・ルンバに対抗する新興勢力の多くがこぞって採用し、新たなトレンドになりつつあるのがマッピングタイプだ。レーザーやカメラなどを用いて部屋の間取りをマッピングし、加速度センサーなどを使って自機の位置を把握しながら隅から隅までシステマチックにくまなく掃除するというもの。同じ場所を何回も通るランダムタイプに比べ、短時間で部屋全体を掃除できるのがメリットだ。

充電頻度が少なくなるのでバッテリーの寿命が長くなるということもマッピング採用メーカーはうたっている。一方で、基本的に同じ場所を1回しか通らないため、1回の動作でゴミを取り切れない場合はゴミが残ってしまう。合理的だが不安も残す方式と言える。

ランダムタイプの雄であるルンバは市場を10年以上にわたって牽引しており、そのブランド認知度と信頼感は高い。対してマッピングタイプはそれほど新しい技術ではないが、老舗のミーレや大手のダイソンが参入したことで注目度が高まっている。

news20141230_01
【ランダムタイプ代表】
iRobot『ルンバ 880』(実勢価格=8万2080円)。新機構の「AeroForceクリーニングシステム」によって吸引性能を約5倍に、清掃性能も約1.5倍にアップした。ダストケースも大容量化し、メンテナンス性も向上している。

news20141230_02
【マッピングタイプ代表】
ダイソン『ダイソン 360 Eyeロボット掃除機』(実勢価格=調査時未定)。コードレス掃除機に搭載するサイクロン機構を採用したモデル。360°カメラで自機を把握し、強力な吸引力で掃除する。スマホでマップを見ながら掃除状況を確認できるのも新しい試みだ。