燃料電池車に自動運転、2015年はミライのクルマが公道を走る?

我々が未来のクルマとして夢想した走行中に水しか排出しない燃料電池車や自動運転。そんなクルマが来年には実際に公道を走り出すことになりそうだ。

エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドに加え、外部からの充電が可能なプラグインハイブリッド、電気のみで走るEVなど、多様なエネルギーを動力として用いるクルマが続々登場。

トヨタからは水素をエネルギーとする燃料電池車(FCV)も登場し、従来の化石燃料だけではなく、マルチなエネルギーを活用する時代が幕を開けた。

既存のエンジン車に加え、近距離移動が中心の人はEV、長距離移動の多い人はプラグインハイブリッドやFCV、というように動力を選べるようになる時代も近付いている。

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BMW『i8』(価格=1917万円~)。床下に充電可能なリチウムイオン電池を搭載し、電気でもガソリンでも走行が可能なモデル。両者を合わせれば、さらに走行性能を高めることができ、カーボン製の軽量ボディでスポーティな走りを実現。

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日産『e-NV200』(価格=388万440円~)。同社の商用バンに電気自動車『リーフ』のユニットを搭載。ミニバンタイプの車体をいかした広大な車内を誇り、最大7人乗りまでのグレードを用意する。外部給電機能にも対応。

また、グーグルが実施している無人の自動運転の実験が公開されたことで、自動運転技術も注目を集めるように。今年 10月にテスラが『モデル S』に自動運転技術を導入すると発表したことで、注目度はさらに高まっている。自動車メーカー各社も既に公道での実証実験を開始しており、日産は自動運転技術の投入スケジュールを発表している。

それによれば、2016年末までに高速道路での自動運転を可能にする技術と、自動駐車システムを投入。2018年には危険回避や車線変更を自動で行なう技術を導入するとしている。そして2020年にはドライバーの操作介入なしに交差点を自動で横断できる技術を導入予定だ。

しかし、これはグーグルの目指すハンドルもペダルもなく無人で動く自動運転とは少し異なる。現行法では運転を行なうのは、あくまでもドライバーでなければならないとされているからだ。とは言え、自動運転技術の一部は既に実用化されている。駐車時に自動でハンドルを切る技術などは現行の市販車にも搭載されているものだ。法的な問題もあり、完全な自動運転が実用化されるのは少し先の話だが、自動運転の技術は確実にクルマを進化させている。

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テスラモーターズ『モデルS』(価格=823万円~)。大容量のバッテリーを搭載し、EVの弱点とされる航続距離を大幅に伸ばしたモデルが、自動運転にも対応。衝突の回避や低減、走行レーンをキープしたアクティブクルーズコントロールなどを実現している。法規の問題もあって国内導入は未定だが期待が高まる。

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日産『リーフ』(実験車両)。高速道路を中心に自動運転技術の実証実験を行なうEV『リーフ』の実験車両。CEATECの会場などでもデモ走行を行なっている。その技術を元に、2016年には高速道路での自動運転と自動駐車技術を搭載した車両を投入予定だ。