「Core M」搭載で省電力と性能を両立! 2in1大本命の『LaVie U』

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着脱式のキーボードを同梱し、タブレットとしてもノートPCとしても使えるのが『LaVie U LU350/TSS』だ。CPUには省電力ながら性能の高い「Core M」、ストレージには128GBのSSDを搭載するなどスペックが高く、「Atom」を採用した廉価タブレットより実用性の面で優れている。
キーボードはタッチタイプも余裕な18.5mmピッチを確保。また、ストロークを1.8mmとすることで、薄型ノートにありがちな底打ち感が少なく、より快適に打鍵できる。重量は本体約795g、キーボード約560g。両方合わせても一般的なモバイルノートPC並みと軽めなので、持ち歩きも苦にならないはずだ。

■基本機能をチェック
本体にUSB 3.0とMicro HDMIを装備
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▲通常サイズのUSB 3.0を1ポート装備。直接USBメモリなどの周辺機器を接続可能。HDMIを使えば、大型テレビやプロジェクターにもつなげられる。

ステレオスピーカーを背面に内蔵
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▲背面側ではあるが、左右にステレオスピーカーを搭載。音量がそこそこ大きくできるので、プレゼンで動画を観る場合などに活躍してくれそうだ。

低発熱ならではのファンレス設計
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▲省電力かつ、低発熱なCPUを採用することにより、ファンレスを実現。その分、本体を薄く設計できるので、わずか9.6mmとなっている。

■注目のキーボードドック

本体とキーボードドックの接続は、専用端子を使った接触型。Bluetooth接続と違って離れた位置からは利用できないが、ドック側の充電が不要となるのがメリットだ。また、ドックはUSB 2.0を1ポート装備しているため、光学ドライブなどの周辺機器を接続できる。本体と合わせ、同時に2つのUSB機器が接続できるようになるのだ。

載せるだけでキーボードを認識
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▲キーボードドックとの接続は、専用端子。本体を載せるだけですぐに使える手軽さが良い。カチャっとはまり、スッと外れるので、着脱しやすく、使いやすい。

持ち運び時はカバーにもなる液晶保護と薄型収納
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▲本体とドックは一体化できるので、収納時に液晶面を守るカバーとしても活躍してくれる。なお、液晶面を表側にしても装着可能だ。

ぶら下げても外れない強力マグネット
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▲キーボードドックを持ってぶら下げても、本体が外れてしまわないのが秀逸。カバンへの出し入れ時に落としてしまう心配は無用だ。

■魅力的なプリインソフト

「Office Premium」を搭載するため、「Word」や「Excel」、「PowerPoint」
に加えて「Office 365」の利用も可能。「iPad」などのタブレットでのOffice利用、1TBものクラウドストレージ、Skypeの60分無料通話が1年間無料で利用できる。また、付属のソフトを名前や使用目的から探し出せる「ソフト&サポートナビゲーター」を搭載。マニュアルやトラブルの解決法も探せるので、使い方で悩んだ時の強い味方になってくれる。

目的からソフトが探せる
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▲「ソフト&サポートナビゲーター」なら、使用目的からソフトを検索可能。また、トラブルの解決法も検索できるので、困ったことがあれば頼りにしよう。

別PCやレコーダーの録画番組が視聴できる
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▲「SmartVision/PLAYER」を使えば、テレビ機能を備えたNEC製PCの遠隔操作や、HDDレコーダーなどへ録画したテレビ番組の視聴が可能。

最新のOfficeソフトとサービスが利用できる
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▲Office Premium搭載なのでOffice 365のサービスも利用可能。特に、1TBの大容量クラウドストレージが使えるのがうれしい。

■使い倒しインプレッション

Windowsタブレットと言えば、廉価で軽量な8型モデルの人気が高いが、CPUが「Atom」のため基本性能が低いこと、液晶の解像度が1280×800ドットと狭いこと、さらにストレージが小容量で低速だという欠点がある。Web閲覧や動画の視聴といったネット端末として使うなら十分だが、PC的に使うと力不足だと感じるだろう。
これに対し『LaVie U』は、省電力CPUの「Core M」、11.6型と大きなフルHD液晶、128GBのSSDを採用。一般的なモバイルノート並みのスペックをバランス良く採用しており、Windows PCとしての実力が高められているわけだ。さらに同梱のキーボードドックを使えば、ノートPCに早変わり。出先で手早く使いたい時やWeb閲覧時はタブレットとして使い、書類作成など文字入力が必要な時はノートPCとして使うといったように、シーンに合わせて使い分けられる。
このキーボードドックだが、非常に実用性が高い。まず気に入ったのが、本体を立てると自動でキーボードを認識し、すぐに使えるようになること。Bluetoothと違って接続設定も必要ないし、何より、キーボードドックの充電がいらないというのが手軽だ。また、15.6型ノートPC並みとなるキーピッチ18.5mm、キーストローク1.8mmを確保。キーの重さもちょうど良く、長時間使っていても疲れにくく感じた。なお、本体とドックは、ノートPCを閉じたかのようなスタイルで一体化が可能。ノートの液晶を開くように本体を持ち上げると簡単に外れるが、ドックだけをつかんで持ち上げても本体は外れないという便利な構造となる。
11.6型はタブレットとして使うにはやや大きいものの、フルHDの解像度は写真や動画をよりきれいに見るのに適しているし、何よりデスクトップが広くなるため、ソフトが使いやすくなる。ソフトを並べて使えるのでウインドウ切り替えの手間が減り、効率的に作業できるわけだ。
本モデルはタッチ操作にしか対応していないが、上位モデルの『LU550/TSS』にはデジタイザーペンが付属し、手書き入力に対応ている。重量はわずかに重たくなってしまうが、よりタブレットをメインで使いたいと考えているなら、こちらのモデルを選ぶのもおすすめだ。

■結論

あれもこれもと欲張りな人向け!

「Atom」採用のタブレットにはない高性能と、ノートPCに勝るモバイル性が最大のメリット。そういった間を狙った製品は中途半端になりがちだが、「LaVie U」は、着脱式の2in1モデルにすることで、双方のメリットをうまく両立できている。タブレットとノートPCのどちらのスタイルでも使いたいという、欲張りな要望に応えてくれる製品だ。

NEC
LaVie U LU350/TSS
実勢価格:15万3530円

■SPEC
CPU:Core M(800MHz×2) メモリ:4GB ストレージ:128GB SSD ディスプレイ:11.6型(1920×1080ドット) OS:Windows 8.1 Update サイズ/重量:W301.1×H192.5×D9.6mm/795g(タブレット本体のみ) インターフェイス:USB 3.0×1、USB 2.0×1(キーボード部)、Micro HDMI出力×1、microSDカードスロット×1、ヘッドホン端子×1など 通信機能:無線LAN(802.11ac/a/b/g/n)、Bluetooth 4.0 カメラ:200万画素(フロント)、500万画素(リア)、公称バッテリー駆動時間:8.0時間

文/宮里圭介 撮影/松浦文生