デジモノ編集部直伝!話題の“格安SIM”基本をしっかり解説

通信料金を安く抑えるために欠かせない「格安SIM」。でも、なぜ安いのか? どこで購入できるのか? どの端末で使えるのか? など知らないことも多い。今回は格安SIMに関する基本的な疑問を解決しよう。

Q.そもそもSIMカードって何?
A.ユーザー情報が記録されたICカードです。

SIMカードとは、そもそも電話番号を特定するためのID番号が記録されたICカード。スマホはもちろん、従来型のケータイにも装着されており、これがないと通話やデータ通信ができない。まずは使用している機種のどこに装着されているか確認してみよう。現在、キャリアスマホには、他社のSIMカードへの挿し替えを防止する“SIMロック”がかけられているが、2015年からは原則的に解除される見込みだ。

Q.格安SIMって何? どれぐらい安いの?
A.“MVNO”のSIMならキャリアの半額以下で使えます。

格安SIMは、「MVNO」と呼ばれる通信事業者が提供するSIMカード。MVNOは、大手キャリア(NTTドコモ、au)のネットワークを借り受けて通信サービスを提供する仕組み。キャリアの料金プランにはない割安なプランでスマホを利用できるのが魅力だ。キャリアの料金と比較すると、毎月約4000~5000円も割安になる。仮に、毎月4500円割安になるとすると、2年間の総額は10万8000円にものぼる。“MVNO”のSIMならキャリアの半額以下で使えることもあるのだ。

Q.格安SIMを使う際の注意点は?
A.高速通信容量が少ないので使い過ぎは禁物!

キャリアのパケット定額サービスは、月に2~8GBのデータ通信を行なえるプランが主流。これに対し、格安SIMは1~3GB程度の容量が少ないプランが割安で、利用メリットが大きいのが魅力の1つ。ただし、規定容量を使い切ると、通信速度に制限がかかってしまう。規定容量に達すると、速度が100~300kbpsに制限され、Web閲覧や動画視聴などに支障をきたすことがあるので、使い過ぎには注意が必要だ。

Q.どんな人が格安SIMに向いている?
A.毎日のデータ通信量が少ない人に最適です。

格安SIMに適しているのは、毎月のデータ通信量が少ない人だ。毎月のデータ使用量が1~2GB程度であれば格安SIMでも問題なく利用できるだろう。また、電話をほとんどかけない人にも有効。格安SIMではキャリアが提供している月額2700円の“かけ放題プラン”を契約する必要がない。キャリアサービスをほとんど利用していない人にも格安SIMが有効な節約手段になるので、移行をおすすめしたい。

Q.格安SIMはどのスマホで使えるの?
A.SIMフリー&一部のキャリアスマホで使えます。

格安SIMは、SIMフリースマホと、一部のキャリアスマホで利用できる。前者は、“SIMロック”がかけられていないので、ほとんどの格安SIMが使える。機種が対応する通信機能によっては、使えないSIMもあるが、大多数のSIMが使えると考えていいだろう。後者は、キャリアによって対応状況が異なる。最も使いやすいのはドコモ端末だ。ドコモ系MVNOのSIMであればそのまま挿し替えて使える。

Q.毎月2GBの容量で足りるの?
A.スマホのライトユーザーには十分な容量と言えます。

格安SIMは、毎月の高速通信容量が1~2GB程度のプランが割安で利用メリットが大きい。だが、この容量で足りるか不安な人もいるだろう。結論を述べると、1~2GB程度の容量でも十分満足できる。例えば、毎月2GBのデータ通信を利用できるIIJの「ミニマムスタートプラン」なら、5分程度のYouTube動画を約180回再生可能。モバイル版のニュースサイトも約6820回閲覧できる。ライトユーザーには十分な容量だ。

Q.格安SIMはどこで売ってるの?
A.主に家電量販店やWebサイトで購入できます。

格安SIMは主に2種類のルートで購入できる。1つは家電量販店だ。ビックカメラグループを筆頭に、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機などの店頭で販売されている。実際の製品を手に取れるほか、店員にわからないことを質問できるのが利点。不明点がある場合は家電量販店での購入がおすすめだ。もうひとつはネット通販を利用する方法。ほとんどのMVNOが自社サイトで販売しており、店頭を訪れずに購入できる。

Q.格安SIMでも今の電話番号は使える?
A.MNPを利用すれば継続して使うことができます。

格安SIMには主に、「データ通信専用SIM」と、「音声通話対応SIM」の2種類がある。前者は、ネットやメール、動画などを利用できるが、音声通話には非対応。後者は、ネットと電話の両方を利用できる。MNP(電話番号ポータビリティ)に対応するので、電話番号を変える必要はない。キャリアからのMNPの方法は、現在契約中のキャリアでMNP予約番号を取得し、SIMの契約時に所定の方法で提出するだけでOKだ。

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SIMカードのタイプは、サイズが異なる「標準」「マイクロ」「ナノ」の3種類