軽さか?パワーか?次世代電動バイクと電動アシストロードを比べてみた

日本の電動アシスト自転車の規格では、時速10kmからアシスト力は徐々に弱まり、24kmでゼロにしなければならない。時速24kmと言えば、軽量なロードバイクなら、すぐに出てしまう領域。

そこで、アシストを利用するのは登り坂や低速域だけと割り切り、その分車体を軽量に仕上げて、24km以上での巡航を可能にしたのが「B1h」シリーズ。アシストの効かない速度域で走る時間が長ければ、バッテリーは小さくてもOKという考え方だ。

一方の『S1』は、原付登録とすることで時速45kmまでのアシストを可能としたモデル。ナンバーやライト、ウィンカーの装備が不可欠となり、乗る際にも原付一種免許とヘルメットが必要だが、その圧倒的なスピード感は味わう価値がある。

【選択肢1】アシストは最小限に、軽さにこだわる電動アシストロード

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XROSS『B1h URBAN』(実勢価格=20万9790円)。アルミフレームの車体に軽量な電動アシストユニットを搭載し、ロードバイクならではの軽さを確保。アシストの効かない領域まで一気に加速できるので、電池の消耗を抑えて走ることができる。重量:13.5kg アシスト可能距離:強モード9km、標準モード13km、エコモード29kg。

●電動アシストロードとは?
ロードバイクの軽量なアルミフレームに電動アシストを追加。アシストを利用するのはスタート時と坂道などに限ることで軽さをいかせる。

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前傾姿勢の取りやすいブルホーンタイプのハンドルで速度に乗った巡航が可能。

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電動アシストユニットとバッテリーは容量を抑えた軽量なものをセレクト。俊敏さを損なわず、アシストを得られる。

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通常のロードバイクと同じく外装式の9段変速を採用。ダイレクトな変速感を実現している。

Short Impression
軽さが電池も体力も温存する
アシストは強くないが、こぎ出し時や坂道では明らかに楽ができ、恩恵を感じる。車体は軽く、速度を維持した巡航が可能なので、バッテリーも体力も温存したまま長距離を走れる。

【選択肢2】時速45kmまでアシストする原付バイク登録の快速モデル

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POWERed Bike『s1』(実勢価格=41万400円)。ペダルを回すとモーターの力でアシストしてくれる仕組みは電動アシストだが、時速45kmまでアシスト可能と規格外の1台。原付一種登録の電動バイクとなり、走る際もバイクと同様の法規を守る必要がある。サイズ:W670×H1210×L1880mm 重量:24kg アシスト可能距離:20~50km(走行条件によって異なる) アシストモード:9レベル(45km/hまで)。

●原付登録が必要になる理由
日本の法規を超える時速45kmまでアシストが可能なため、自転車ではなく電動バイクとしての登録が必要に。ナンバーを取得し、ヘルメットをかぶって乗る。

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外装式の10段変速ギアと、カーボン製のホイールディスクを装備。その上にはナンバープレートも見える。

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メーター、ミラーウィンカーなどが装備されたハンドル周りが独特の雰囲気。

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バッテリーはフレームと一体化されており、充電時にはカギを使って取り外す。

Short Impression
伸びのある強力なアシスト
登り坂であっても足を回しているだけでドンドン加速していく感じは自転車とは明確に異なるもの。速くて楽しいが、ヘルメットが必要になる理由もわかる性能だ。