LiSAハイレゾ先行試聴会で確信、ハイレゾはほぼ100%聴き分けられる

去る2月21日、ソニー本社にて3月4日にリリースを控えたLiSAのニューアルバム『Launcher』のハイレゾ音源先行試聴会が行なわれた。

今回の試聴会ではLiSA本人の出演に加えて、LiSAサウンドディレクター・岡村弦氏とオーディオ評論家・野村ケンジ氏を交えたトークショーも兼ねるということで、大学の講義室のようなソニーの大きな会議室に100名程のユーザーが集った。

会全体の流れとしては、ハイレゾ版『Launcher』の中から数曲フルコーラスで聴きながら、各曲ごとにLiSAや岡村氏による制作裏話や、野村氏によるハイレゾでの聴きどころ解説などを挟むボリュームたっぷりの内容だった。

会の冒頭は野村氏による「ハイレゾとは?」という解説、試聴機材の説明からスタート。

アーティスト本来の歌声が楽しめる
ギター、ベース、ボーカルの音が細かくなり広がりが強くなる
ベースやドラムのキレが良くなるので、グルーブ感が高まりノリやすくなる

主に上記のポイントを「ハイレゾの聴きどころ」として端的に上げつつ
ハイレゾ講座を終えると、いよいよLiSA本人が登場。

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ハイレゾのことを知ろうと、少し勉強モードだった客席の雰囲気が一気に変わり盛大な拍手が起こる。
今回のアルバムと試聴会について、「新しいアルバムは凄くかっこいいんです。このかっこいいという気持ちを伝えたいし、自分がリアルに思っていることを伝える場が与えられたことがうれしい」と語り、実際にアルバム試聴に入っていった。

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各曲にしっかり時間をとり、曲の成り立ちやLiSAの制作スタイルの話まで
かなり貴重な話が飛び交った3人のトーク内では、
「楽器それぞれが際立つのがハイレゾなんじゃないかな、と。目をつぶった時に演奏者が見えるようなものがハイレゾなんじゃないかと思います」というLiSA自身のハイレゾ見解も。

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また曲が流れている最中には手拍子を促し盛り上げたり、自ら客席に座って一緒にハイレゾ試聴を楽しむなど、LiSAによるライブさながらのパフォーマンスで会場は終始賑わった。

そうしてアルバムの試聴会を終えて終了と思いきや……
LiSAと観客だけが会場に残り、「ハイレゾ格付けチェック」というサプライズ企画が始まった。

ここまで何曲ものハイレゾの音を試聴してきたその耳で、
ハイレゾと非ハイレゾを見分けよう、というゲーム。
LiSAサイン付きの『ウォークマン NW-A16』1名分がプレゼントになっていることから、
このゲームの難易度の高さが想像されたが予想外な結果に!

なんと、ほとんどのユーザーが流された2曲のうち、どちらがハイレゾ音源かを当ててしまったのだ。
編集部が見た会場のざっくりした割合としては、ほぼ全ての人たちが迷いなくハイレゾ音源を当てていたように思う。
その後に急遽残った人数でジャンケン大会を行ない優勝者は決まったが、会冒頭でユーザーの過半数はハイレゾ初体験だとわかっていたのでこの結果には本当に驚いた。

実際に聴いた編集部の感想を。

試聴機材は

ソニー
HAP-Z1ES
実勢価格:20万690円

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ソニー
TA-A1ES
実勢価格:19万3290円

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ソニー
SS-AR1
実勢価格:91万6990円(1本)

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という民生機の中でもハイグレードなシステムであっても、
試聴していた場所が、最もスウィートスポットから外れた最後方端だったため
再生音の50%以下の出力でしか体感できていなかったと思う。

しかし、それでもしっかりハイレゾを聴き分けられた。
具体的には野村氏が再三述べていたが、ベースとドラムのキレと立体感に違いを感じた。
非ハイレゾ音源では、こちらに音が届く前に、それらの低域は拡散してぼやけてしまうのだが、
ハイレゾ音源だと厚みは削ぎ落ちてしまうものの、明確に音の芯を残して耳に届いた。

ハードロック調のこのアルバムならではのサウンドによるものかもしれないが、大人数での試聴会で今まで知らなかったハイレゾの真価が見えた。

取材・文/玉造優也(編集部)

LiSA 3rdアルバム
『Launcher』
価格:3200円(ハイレゾ音源)
moraにて3月4日(水)よりダウンロード販売開始

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LiSA デジタルライブパンフレット
『LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~ II』
価格:500円(税抜)
販売ストア:「Readers Store」「ブックパス」「BookLive!」「BOOK☆WALKER」「Kindle」「ibooks」「Fujisan」「ebook japan」

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