いまさら聞けない、Google運営・世界規模の陣取りゲーム「Ingress」とは?

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リアルな世界の位置情報と、AR(仮想現実)の要素が絶妙に融合している点が、イングレスの1つの特長。「スキャナー」と呼ばれるスマホ画面を通して見ると、リアルなマップの上に、イングレスならではの世界が広がる。

基本的には、ARでの陣取りゲームだが、その拠点となる「ポータル」と呼ばれるポイントが、地域の史跡や名所に設定されていることが多いので、そこを回るだけで地域の新たな魅力を発見できる。

また、自分の管理するポータルや陣地が作成できると、見慣れた風景も違って見えてくるから不思議だ。

そして、単純に歩き回るだけでなく、ゲームならではの高度な戦略性が求められるのも、ヘビーにハマる人たちが多い理由だ。「ここのポータルを起点に……」と考え始めれば、いつもの景色が違って見えてくる。

●いまさら聞けない「Ingress」Q&A●
Q1. イングレスって何?どんなゲームなの?
A.Googleが運営する世界を舞台とした陣取りゲーム
「The world around you is not what itseems.(あなたの周囲の世界は、その目で見たままとは限らない)」。Googleの社内スタートアップ・ナイアンテックラボが立ち上げた、位置情報を使ったスマホ向けゲームがイングレス。ヨーロッパで発見された謎のエネルギーXM(エキゾチックマター)をめぐって覚醒派「エンライテンド」(緑)と解放派「レジスタンス」(青)が勢力を奪い合うというストーリーだ。Android版に加え、iOS版も追加され、文字通り地球全域をゲームフィールドとした陣取り合戦が展開されている。

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ゲームのフィールドが世界規模で広がっているのもイングレスの魅力の1つ。現在の勢力図がどのようになっているかは、PCのINTELマップの機能で見ることができる。

Q2. 何が面白いの?どうしてみんなハマってるの?
A. 自分の足で地域を再発見する楽しさと戦略性の高さが多くの人を虜にする
位置情報を用いたゲームは今までもあったが、イングレスはより地域に密着しているのがポイント。いつもの通勤路に意外な史跡があるなど、プレイすればするほど街の発見につながる。慣れてくれば初めて降り立つ駅でもゲーム画面から、その土地が見えてくる。ゲームへの課金要素は一切なくマイペースで遊べる。

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自陣営の陣地を広げるのに、戦略性が求められるのもハマる人が多いポイント。自分なりの戦略を立てながら楽しめる。

Q3. 表示は英語だけなの?基本表示の意味が知りたい
A. 一部日本語の表記もあるが、基本は英語。メイン画面の表示の意味を知っておこう
メインは画面は全て英語表記なので取っつきづらさを感じる人もいるだろうが、全ての用語を覚える必要はない。最初は下で紹介している用語さえ覚えてしまえばOK。また、初期起動時は「TRAINING」(トレーニング)として8つの基本プレイテクニックを学べるチュートリアル画面(日本語)が表示される。これを試しておけば、基本的なプレイは身に付けられる。

Q4. ポータルって何? ハックって?これだけは知っておきたいイングレスの基礎用語は?
A. ゲームの世界の中で使われる基本的な用語だけ憶えておこう
「エンライテンド」(緑)と「レジスタンス」(青)の両勢力が、陣地を広 げるために取り合う拠点が「ポータル」。歴史的建造物など地域のアイコンとなる場所に設定されていることが多い。その拠点を探る行為が「ハック」で、その場所に「レゾネーター」を設置することで自陣営のものとできる。下記の一連の用語は憶えておくとゲームが楽しめる。

ポータル(PORTAL)
リンク(LINK)ポータル同士を線で結ぶこと。または結んだ線のことを指す。この線で三角形を作ると、その内側が陣地となる。

コントロールフィールド(CF)
3つのポータルをリンクで結んだ三角形の陣地のこと。人口密集地であるほど狭い面積でも影響力が強くなる。

エージェント(AGENT)
イングレスのゲームプレイヤーを指す言葉。両陣営のエージェントが、陣営を広げるために活動することになる。

アクセスポイント(AP)
経験値。レベルを上げるために必要。敵ポータルのハックや破壊、アイテムのインストールなどでAPを得られる。

ハック(HACK)
ポータル内のアイテムを入手する行為。攻撃ではない。得られるアイテムはポータルのレベルによって変わる。

レゾネーター(RESONATOR)
ポータルに配備(DEPLOY)するエネルギー源。1つのポータルには同時に8つまでのレゾネーターを設置できる。

エキゾチック・マター(XM)
ゲーム画面内で浮遊している白い点。ユーザーのエネルギーとして用いる。これが枯渇すると表示もおかしくなる。

スキャナー(SCANNER)
イングレスを起動しているスマートフォン画面のこと。これを通すことでポータルやXMを見ることができる。

MOD
ポータルに設置し、相手の攻撃からのダメージを軽減したり、攻撃した相手に与えるダメージを増やすアイテム。

Q.5上級者はどんなグッズを使っている?Q8 イングレスをより楽しむためのグッズ
A. モバイルバッテリーの2個持ちはA エージェントとしての必須装備!?
GPS情報を受信しながら、グラフィックも表示するイングレスのプレイ中は予想以上にスマホのバッテリーを消費する。ハードにプレイする人たちの間では、モバイルバッテリーの2個持ちは当たり前で、容量にすると20000mAh以上は確保している。スマホは画面サイズが大きいほうが地図などが見やす い。全体を見渡せるINTELマップの表示用に、もう1台スマホを持つ強者もいる。

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2つのモバイルバッテリーとスマホ、ケーブルなどをケースに収納してイングレスをプレイする際にはこれを持ち歩く。バッテリーの1つはワイヤレス充電に対応しているので、重ねて持つだけで充電可能だ。

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10000mAh超のモバイルバッテリーを2つ所持。スマホは落とさないように首から下げるストラップを着ける。2本の透明なチューブは青色のLEDで発光するので、夜道でプレイしていてもクルマから視認されやすい。

最後に、これからイングレスを始めようと思っている人へのアドバイス。

【イングレスを楽しむための4カ条】

1. とにかく外に出てポータルにアクセスするべし
位置情報と連携し、地域の魅力を再発見できるのがイングレスの面白さの1つ。その面白さを感じるためには、できるだけ多くの距離を移動し、たくさんのポータル( Q4を参照)を訪れることが第一歩となる。

2. 自分の生活スタイルに合った楽しみ方を見付ける
課金要素が一切なく、レベルの高低に関わらず楽しめるのも、このゲームのポイント。自宅や職場の周辺で楽しんだり、通勤などの移動時間を利用したり、自分の生活スタイルに合わせてプレイスタイルを作ろう。

3. 一緒にプレイする仲間がいると楽しさがアップ!
1人で遊んでいても十分に楽しいが、一緒にプレイする仲間がいると、より大きな敵陣を攻略できたり、楽しみの幅が広がる。Google+とも連携させられるので、コミュニティやハングアウトを使って仲間を捜せる。

4. 戦略を立てて計画的に世界を楽しむべし
自陣営の支配地域を広げるには、拠点同士を結んで陣地を作る必要がある。その結び方や陣地の作り方には戦略性が求められ、レベルが上がってくると、その戦略を考えることが楽しくなってくる。