3Dカメラに超高解像度、“特盛”タブレットがいま熱い

8型を超えるタブレットの魅力は、その大きな画面をいかした操作性の良さ。スマホでは拡大しなければタッチできないようなリンクボタンや、押しミスの多いソフトキーボドの操作も楽に行なえる。スクロールしなければ読めなかった電子書籍やオフィス文書も1画面で表示できるため、より内容に集中できるという点でも優れている。

また、サイズや重量の制限が緩いこともあり、ユニークな機能を備えているモデルが多いのも特長だ。3Dカメラの搭載や、オクタコアプロセッサの採用、浴室で使える防水機能など、どの製品も個性が光る。

news20150323_a
アップル『iPad Air 2』(Apple Store価格=5万3800円~)。『iPhone 6』よりも高速な「A8X」プロセッサを採用。タブレットながら約800万画素のカメラを備え、「iPhone」ゆずりの高画質で写真を撮影可能だ。本体はシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色から選択可能。ストレージ容量も16~128GBが選べる。

news20150323_001
実際に持ってみるとわかるが、厚さ6.1mmはかなり驚異的。この薄さもあってか、数字以上に軽く感じられる。

news20150323_002
『iPad mini 3』とのサイズ比較。並べると一回り大きいのがよくわかる。じっくり使うならこのサイズ。

【評価人のコメント】
本体の質感とRetinaディスプレイの美しさは、さすがのひと言。Androidタブレットと違い画面比が4:3なので、電子書籍や地図、Webページなどが見やすく感じられた。また、前モデルと比べ1.4mm薄くなりながら、Touch IDの新搭載、カメラ性能の向上など、機能面が大きく強化されているのもうれしいですね。(宮里)

news20150323_b
デル『Venue 8 7000』(実勢価格=5万2898円~)。インテルの「RealSense」技術による3Dカメラを搭載し、写真撮影後に距離測定やフォーカス変更などが可能。ディスプレイは色鮮やかな有機EL、しかも2560×1600ドットと高精細なので、写真や動画鑑賞向き。6mmと薄く、カバンにしまいやすいのも○。

news20150323_003
Androidタブレット初の3Dカメラを装備。奥行き情報まで記録できるため、ピントを後から変更できる。

news20150323_004
6mmという薄型ながら、ステレオスピーカーを本体前面に配置。特に動画鑑の賞時に活躍してくれる。

3Dカメラでこんなことが!

奥行き情報を使った加工が簡単に

本体に搭載された3つのカメラを使うことで、写真に奥行き情報まで記録。この情報を使えば、あとからフォーカス位置を変更できるほか、背景だけセピア色に変更するといったフィルター処理も簡単にできる。また、距離情報も取得できるため、写真からサイズや距離などを計れるのもメリットだ。

news20150323_005
奥の人物にピントを合わせると先程とはだいぶ印象が違う写真に。タッチ操作で簡単に変更可能。

news20150323_006
手前の植物にピントを合わせたところ。後方の風景はぼけて、一眼レフで撮ったような写真に。

【評価人のコメント】
タブレットの中でも最薄クラスながら、3Dカメラや高精細ディスプレイ、前面スピーカーなど、最新機能や実用機能にとことんこだわっている点が好印象。また本体の横幅は、8.4型ディスプレイのギリギリまでフレームが削られた狭額縁。幅が124.4mmなので、成人男性なら片手で十分持てるサイズになっているのもうれしい。(宮里)

news20150323_c
富士通/NTTドコモ『ARROWS TabF-03G』(実勢価格=3万7584円)。色鮮やかな有機ELディスプレイは、10.5型2560×1600ドットの高精細。ヒューマンセントリックエンジンにより、ユーザーの年齢や環境に応じて最適な画質に自動調整してくれる。大型タブレットながら防水仕様なので、浴室でフルセグや動画、音楽などを楽しめる。

【評価人のコメント】
ロック解除で使える指紋センサーを搭載しているのでセキュリティ面では安心感がある。「Super ATOK ULTIAS」や「富士通モバイル統合辞書+」など、実用性の高いプリインストールアプリが豊富なのも大きなメリットだ。(宮里)

news20150323_d
レノボ『YOGA Tablet 2 10型モデル』(実勢価格=3万3440円)。手で持つと時はグリップとして、机に置く時はスタンドとして活躍してくれる、ユニークなデザインが特長。バッテリー駆動時間が約18時間と長く、長時間移動中の利用でも安心だ。

【評価人のコメント】
そのまま机に置けば操作しやすい角度にチルト。スタンド部を引き出して立てれば動画鑑賞などに最適な角度になるギミックが◎。またスタンドには穴があり、壁掛けにもなるのも面白い。なお、縦置きは画面が傾くため少し使いにくい。(宮里)

news20150323_e
HTC/グーグル『Nexus 9』(実勢価格=4万9572円~)。グーグルが扱うAndroidタブレットのハイエンドモデル。画面比が4:3と横幅が広いため、電子書籍やWebサイトが見やすい。ステレオスピーカーを前面の上下に装備し、横向きで利用する動画再生時に威力を発揮してくれる。

【評価人のコメント】
ストレージが最大32GBモデルしかない上、SDカードスロットがないのが残念。従来のNexusシリーズと同じく尖った製品ではないものの、64bitへの対応や、最新バージョンのAndroidが優先的に提供されるというアドバンテージは、新し物好きには十分。(宮里)

news20150323_f
サムスン『GALAXY Tab S 8.4』(実勢価格=4万8380円)。8.4型の有機ELディスプレイを搭載しながら、わずか294gという超軽量モデル。複数のアプリを同時に表示できる「マルチウィンドウ」や、スマホとの連携など、独自機能を満載している。ストレージは16GBだが、microSDカードスロットを装備。

【評価人のコメント】
4コア+4コアのプロセッサを通常時は省電力コア、重たいアプリでは高性能コアといったように状況に応じて使いわけることで、省電力と高性能を両立しているのが面白い。画面を分割して、複数のアプリが同時に使えるため、この機能目的に買うのもあり。(宮里)

【評価人】ライター/宮里圭介

PCを中心に周辺機器やソフトまで幅広く扱うライター。最近、必要ないのに小型デスクトップやタブレットを衝動買いしてしまい、活用法を探している。

文/宮里圭介 撮影/松浦文生