今春の目玉は4K対応!超個性ビデオカメラ最新モデル公開

今春ビデオカメラの最も注目すべきトピックは何と言っても「4Kビデオカメラの本格化」。パナソニックが同社初の4K対応製品を投入したほか、かねてより4Kビデオカメラを積極推進してきたソニーも、よりコンパクトな、機能面でも優れたニューモデルを発売している。

まだまだコンテンツの少ない4Kテレビにとって、自分でコンテンツを作成できるビデオカメラの存在は重要。現在、4Kテレビを持っていないという人にとっても、子供の成長記録などを今のうちから4K記録しておく意味は大きい。4Kなら思い出をより鮮明に記録できる。

もちろん、フルHDのビデオカメラ新製品も多数登場。使う場所を選ばないJVCのオールウェザーモデルや、キヤノンの低価格超高倍率ズーム搭載モデルなど、独自の個性が光るオンリーワンなビデオカメラが目白押しとなっている。

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パナソニック『HC-WX970M』(実勢価格=12万3720円)。パナソニック初の4Kビデオカメラ。昨年モデルで好評だったセカンドカメラを使ったワイプ撮りを4Kでも可能に。4K録画&光学20倍ズームレンズを搭載しながら500g以下の軽量ボディを実現するなど、高性能と携帯性を見事に両立させている。

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マニュアル撮影は本体下部に配置されたカメラファンクションダイヤルで行なう。露出補正や絞り変更などを、撮影しながら片手操作でリアルタイムに行なえる。

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モニタ末端部に小型カメラを配置。水平方向に約270度、上下方向に約40度稼働させることができる(従来は水平方向のみ)。

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F1.8~3.6の明るいズームレンズを搭載。4つのレンズ群が個別に動く「4ドライブ」方式採用で歪みの少ない高画質を実現。

【評価人のコメント】
『FDR-AXP35』と比べて極めて軽いのが魅力。光学20倍ズームレンズも搭載されているため、長時間手持ちで遠くの被写体を撮るような用途、例えば子供の運動会などにはこちらが有利だと感じました。4K化したおかげでワイプ映像が高解像度になったのも◎。(山下)

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ソニー『ハンディカム FDR-AXP35』(実勢価格=15万6470円)。これまで4K機では省略されていた「空間光学手ブレ補正」や「内蔵プロジェクター」などの人気機能をフル搭載。その上で、従来機『FDR-AX100』よりも20%の小型化に成功している。4K動画の2K切り出し再生にも対応。

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レンズだけでなく、撮像素子も含めたブロック全体を使って手ぶれを軽減する「空間光学手ブレ補正」機構を4K初搭載。

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モニタ部背面に配置されたプロジェクターで、撮った動画をその場壁面投影可能。最大200型の大画面で楽しめる。

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引き出し型のEVFを搭載。強い太陽光下や劇場など、液晶モニタが見えにくい/使えない場所で威力を発揮する。

【評価人のコメント】
1年前に発売された『FDR-AX100』になかった、「ハンディカム」ならではの機能を一通り搭載してきたことがすばらしい。特に「空間光学手ブレ補正」機構はソニーだけ。望遠時でも効果が低下しないので、わずかな手ぶれも映し出してしまう4K動画撮影時に特に威力を発揮してくれます。(山下)

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キヤノン『iVIS HF R62』(実勢価格=5万7020円)。小型ボディに光学32倍ズームレンズを内蔵した普及機。「フレーミングアシスト」に新対応し、高倍率ズーム時に見失いがちな被写体を簡単操作で見付けられる。低価格モデルながらWi-Fi/NFCに対応しているのもポイントが高い。

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光学ズームは最大32倍だが、撮像素子の周辺エリアを利用することで57倍(f=1853㎜相当)までの無劣化「アドバンストズーム」も利用できる。

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モニタの「フレーミングアシスト」ボタンをタッチすると一時的にズームが広角端まで移動し、見失った被写体を探しやすくしてくれる。

【評価人のコメント】
低価格な普及機でありながら、便利な機能が盛りだくさん。この価格帯でリモート操作やライブストリーミングなどといった機能に対応しているのがうれしいですね。生後日数スタンプ表示など、子供の撮影に特化したモードも用意されています。(山下)

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JVC『GZ-RX500』(実勢価格=7万4080円)。本格的な防水・防塵性能に加え、耐衝撃、耐低温性能も備えたタフモデル。しかも内蔵タイプの大容量バッテリー(ただし交換不能)により、連続5時間の撮影が可能だ。従来モデルになかった特長として、1080/60pでの記録も可能に。より美しい画質で動画を残せるようになった。

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IP8X相当の強力な防水性能を備えているため、例えば丸ごと水洗いするなどといったことも可能。海水浴場などにも持って行ける。

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撮影している被写体の中央部分だけをアップして小窓表示/記録できる「ズームアップウィンドウ」機能が新たに追加された。

【評価人のコメント】
優れたタフスペックやスタミナバッテリー、強力な光学ズーム、コンパクトボディなどのおかげで利用できるシーンを大幅拡大していることが本機の売り。アクションカム並みの活用が楽しめます。(山下)

【評価人】デジタルグッズライター/山下達也
先日4Kテレビを購入したため、4K動画撮影デバイスの購入を真剣に検討中。ライバルの4K対応ミラーレス、コンパクトカメラなども気になっている。

文/山下達也(ジアスワークス) 撮影/松浦文生