最新時計型ウエアラブル、いったいどれを選べばいいの?

「Google Glass」の開発方針転換によって、当面の個人向けウエアラブルの大本命は「腕時計型」に決定したと言っても良いだろう。

市場の興味は「Android Wear」と「Apple Watch」のどちらが勝つか(あるいは第3の選択肢か)に移り変わりつつある。

そんななか、大本命の「Apple Watch」が4月24日より国内発売が開始されることが発表された。比較のためにも、現在発売されている「Android Wear」を見てみよう。

昨夏に発売された初期モデルは荒削りな点が多く、デザインの点でも、使い勝手の点でも多くの課題を抱えている。各社がそれを踏まえて投入した改良型こそが、現時点での“本命”だ。ここではその中でも特に注目度の高い3モデルを紹介する。

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エイスース『ASUS ZenWatch(WI500Q)』(実勢価格=3万2180円)。高級感のあるステンレス製ケースとレザーベルトを採用した最新型「Android Wear」。他と比べて防水・防塵性能がやや弱いものの、それ以外のスペックは水準値以上をきっちりマークしている。

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充電は付属のUSB端子付きカバーを下からはめるようにして行なうため、やや安定性に欠ける。

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本体背面に機能ボタンを配置。押しにくい位置だが、使わずに操作できるので特に問題はない。

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ライフログ記録など多数のスマホアプリも用意。無償でダウンロードできる。

【評価人のコメント】
腕時計としてのデザイン性と、ウエアラブルとしての機能性を双方妥協せず追求した、現時点では非常に完成度の高い一台だと思いました。画面も大きく、見やすさと使いやすさを高めています。ただし、そのため本体サイズもやや大柄に。腕の細い人には向かないように感じました。(山下)

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LG『LG G Watch R』(実勢価格=3万3900円)。国内で購入できる「Android Wear」では唯一の丸形ディスプレイを採用。言われなければスマートウォッチだとわからない。見た目に反し優秀な防水・防塵性能や気圧計搭載などアウトドア用途にも向く?

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機能ボタンは本体側面に竜頭を模した形で配置。ただし、竜頭のように回転させる操作には対応していない。

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丸形ディスプレイは時計としては自然だが、文字表示が見切れてしまうなど、実用面ではやや問題がある。

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同社初代モデル『G Watch』では非搭載だった光学式の心拍数センサーが搭載されている。

【評価人のコメント】
腕時計をアクセサリとしても捉えるのならば、丸形ディスプレイを搭載した本機の方が間違いなく自然です。現時点では、最も“許せる”見た目の製品と言えるのではないでしょうか。ただし、丸形ディスプレイは、メールやWebサイトなどの表示には不向き。また、アプリに関しても互換性に課題を残しています。こっちの方が明らかに格好いいんですけどね(笑)。(山下)

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アップル『Apple Watch』(2015年発売 実勢価格=349ドル~)。「iPhone」(iOS搭載機)のコンパニオンデバイスとして開発されたスマートウォッチ。多彩な連携、洗練された操作性など、アップルらしいこだわりが多数盛りこまれている。

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2つの画面サイズのほか、スタンダードなステンレススチールボディ、フィットネス用途に最適な強化ガラス&アルミボディ、高級感溢れる18Kゴールドボディの3タイプが用意される。純正バンドも多数提供予定だ。

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充電はマグネット式コネクタ「MagSafe」を新開発。コネクタを近づけると磁石の力で吸い付くように接続される。

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本体側面のデジタルクラウンは、回す操作と押し込む操作に対応。表示のスクロールや選択、決定などに使える。

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マイク、スピーカーも内蔵されており、iPhoneにかかってきた電話に応答したり、電話をかけたりもできる。

【評価人のコメント】
いまだ明らかにされていないことが多すぎるため、願望込みで「AAA」評価としました。とは言え、現時点で判明している「デジタルクラウン」や「MagSafe」などだけでも、かなり期待できそう。最大の不安要素はバッテリーの持ち時間。願わくば2日以上、最低でも丸1日は使えることを祈ります。(山下)

【評価人】デジタルグッズライター/山下達也
PC、スマホ、カメラ、A&V機器など、幅広いガジェットを愛好。腕時計はしない主義だが、ウエアラブルには興味津々。現在、「本命」の見極め中です。

文/山下達也(ジアスワークス) 撮影/松浦文生