高級カメラもヘッドホンもいらない!? 『Xperia Z4』速攻レビュー!

本日ソニーモバイルコミュニケーションズから、最新フラッグシップスマホ『Xperia Z4』が発表されました。
駆け足ですが、実機を触ってきましたのでレビューしたいと思います。

ソニーモバイルコミュニケーションズ
Xperia Z4
今夏発売
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『Z3』との相違点は細かくあるものの、大きく分けるなら以下の3点がポイント。

■デザイン

全体的なデザインコンセプトは『Z3』を引き継いでいるものの、細かい点でブラッシュアップが施されています。
ボディはさらに「薄く、軽く」なりました。

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▲『Z3』から0.4mm薄くなり、若干重量も軽くとブラッシュアップ。持った感じは背面ガラスパネルの質感と薄さが相まって、「持ってる感」がとても薄く感じました。

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▲液晶サイズは約5.2型の幅72mm。片手操作もそれほどストレスを感じずにできました。

背面ガラスパネルのほかにも、サイドのメタルフレームに用いた金属の質感もアップ。要所で高級感を底上げしています。

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▲メタルフレームのコーナーには、透明な樹脂を二重加工することで、使い込んでも輝きと色味を保つ仕様に。

またmicro USB端子がキャップレスになったのは、「Xperia Z」シリーズとして初めての仕様変更。カバーを開けずにUSB接続できるようになりました。もちろんキャプレスでも防水仕様です。
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▲底面にmicro USB端子とストラップホール。ちなみに『Z3』からの変更点として、背面ガラスとフレームの間に溝を作り、滑りにくくなっていたのもポイントです。

総合的にデザイン仕様を見ると、個人的な感想としては「究極の普通」。もちろん悪い意味ではなくて、本当に誰が使っても不満が出ないだろうなと思います。細かな部分でも今まであったユーザーの要望に一つずつ向き合った末に、究極的に普通な感じになったという印象です。これまた個人的にですが、先日発表されたサムスン『Galaxy S6 edge』が激しく個性的なデザインだった故に、モノとしての個性はあちらに軍配が上がるものの、反面『Xperia Z4』のこの隙の無さには「ユニバーサルなデザイン」という観点で考えさせられるところがありました。

■カメラ機能
続いてのポイントは、ソニーが誇るカメラ機能です。
「カメラスマホをきわめる」を大々的なテーマに掲げていた通り、かなりの注力っぷり。

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スペック的には『Z3』から継承の部分が多いです。レンズはF値2.0、広角25mmのGレンズを搭載。暗所や部屋の中など場所を選ばず撮影ができる上に、いま流行りの自分撮りにも使える広角がうれしいですね(最大4人まで横構図で入る目安)。イメージセンサーは1/2.3型Exmor RS for mobileに、ISO12800対応とコンパクトカメラ同等の性能を持っています。

面白かったのは、自動シーン認識設定「プレミアムおまかせオート」に新しく「料理モード」が追加されたこと。SNSに投稿する料理などを、美味しく見せるように補正する機能です。

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発表会で撮った写真なのでイマイチ伝わりづらいかもしれませんが、上が「料理モード」を検知させない素の画像で、下の画像が「料理モード」検知済みの画像です。拡大してみると苺の光沢や艶感に顕著な違いがみえます。
あと、若干彩度が上がっているかなと感じました。従来の「プレミアムおまかせオート」だと、料理が乗っている容器も含めて画像全体をキレイに補正していたけど、「料理モード」ではその上で料理だけに特別な補正をかけているとのこと。

またフロントカメラでも手ぶれ補正、「プレミアムおまかせオート」などの機能が使えるように。うーん、セルフィーですねぇ。その中でもユニークだったのが「ARマスク」というアプリケーション。撮影した自分の顔に動物や他人の顔と組み合わせられるというもの。
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言わずもがな、下が「ARマスク」後です。結構ナチュラルですよね(笑)。ちなみに上の玉造、「プレミアムおまかせオート」で美顔になっています。

スペックはもちろん、機能面でもそこらのコンデジが必要なくなるくらい豊富に揃っており、まさに”きわめてる”と感じました!

■音楽再生機能

カメラと並ぶソニーの技術と言えば、オーディオ=音楽再生ですね。大きなトピックとしては、スマホ初のLDAC対応。既存のBluetooth再生に比べて最大約3倍の情報量を伝送するワイヤレス規格です。詳しい解説は先日のブログに回しますが、これで先行して発売されていたLDAC対応のオーディオ製品にも現実的な実用性が出てきました。

もう一つ個人的に『Xperia Z4』で注目したい音楽機能が「ヘッドホンの自動最適化」です。
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ヘッドホンの周波数特性を測定して、最適な出力を行なう機能。手持ちの1万円前後の他メーカー製イヤホンで試しましたが、確かに出力がぐっと上がって臨場感が増しました。よりオーディオっぽく言うと「ヘッドホンアンプをつないで、出力を上げてもクリアさを保った音質」的な感じです。「手頃な価格のヘッドホン、イヤホンであるほど効果は大きく感じられる」とのことなので、5000円~1万円未満のヘッドホンがなくても1000円くらいのモデルと、『Xperia Z4』があれば十分な高音質が手に入るのではと、これまた思ってしまいました。もちろんそれらの高級ヘッドホンでも「自動最適化」の恩恵は得られるのですが。

この3つのポイントが特に気になったところ。もちろん高性能なCPU搭載などのアプローチもあるんですが、それよりもユーザーの用途に合わせたブラッシュアップと、使えて楽しいエンタメ機能の搭載がわかりやすいモデルだと思いました。

今回は国内販売キャリアの発表はありませんでしたが、そう期待を裏切ることはなさそう(なはず!)だと思うので期待して待ちましょう!