セルフィー棒なんてナンセンス!? “自撮りカメラ”のススメ

20150501_02_001

海外セルフィーブームの影響か、去年後半あたりからカメラを使った“自撮り”に再び火が付き始めている。その象徴とも言えるのが、レンズ交換式カメラで、モニタを手前側に向けられる自撮りモニタ搭載機が急増したこと。エントリーモデルはほとんどがこれを搭載するようになった。価格下落が止まらないコンパクトカメラでも、スマホ内蔵カメラに対抗する付加価値としてこれを実現する製品が増えている。

しかし、もはやそれだけでは「自撮りに強いカメラ」とは言えない。その最先端である春モデルではよりいっそう快適な自撮りを実現するため、さまざまな自撮りサポート機能が追加されているからだ。

中でも特にユニークなのが、自撮り専用のセカンドシャッター。カメラを手前側に向けて持った時でも押しやすいもう1つのシャッターボタンを用意することで、無理な持ち方をせず、しっかりホールドして撮影できるようにしてくれる。単純だが、これは非常に効く。特に本体サイズが大きく重い、一眼レフで役立つ機能と言えるだろう。

ほか、モニタを手前側に向けると美顔/美白化や笑顔検出などを自動起動してくれる「自撮りモード」も便利。自撮りを目的にカメラを新調するのなら、ぜひこれらの“自撮り仕様”を押さえておきたい。

自撮りカメラはここをCHECK!

20150501_02_002
▲テーブルの上や三脚に固定した状態でハンズフリーでシャッターを切る機能も便利。笑顔や手の動き、顔の位置を検出して動作するものが登場している。

20150501_02_003
▲自撮り時でもシャッターを切りやすいよう、専用のシャッターボタンを追加した製品が人気。モニタの回転に合わせて第2のシャッターが有効化される。

20150501_02_004
▲手持ち自撮り時に背景もしっかり収めたい場合や、多人数で撮りたい場合は広角レンズを搭載したカメラがおすすめ。左右に3人並ぶくらいならf=28mm相当以下が狙い目だ。よりワイドなレンズならさらに多くの人数で自撮りを楽しむことができる。

 

【セルフィーにおすすめ! “自撮りカメラ”4機種をPick Up】

●「自分撮りモード」を筆頭に自撮りサポート機能が充実!
パナソニック
LUMIX DMC-GF7
[ダブルズームレンズキット]実勢価格:6万4800円

20150501_02_005

撮りやすさ、簡単操作を重視したマイクロフォーサーズカメラ入門機。顔認識機能で検出した2人の顔が近付くと自動的にシャッターを切る「フレンドリーシャッター」など、個性的な自撮りサポート機能が充実している。

20150501_02_006
▲モニタを手前側に向けると自動的に「自分撮りモード」が起動。美肌効果やスリム効果が自動適用される。

20150501_02_007
▲「自分撮りモード」中は、本体左端の「Fn1」(Wi-Fi)ボタンをシャッターボタンとして利用できるように。

20150501_02_008
▲レンズ交換式かつ自撮りモニタ搭載ながら、手の平に収まるコンパクトサイズを実現しているのが魅力。

SPEC
センサーサイズ:4/3型センサー 有効画素数:1600万画素 レンズマウント:マイクロフォーサーズ 通信機能:Wi-Fi/NFC サイズ:W106.5×H64.6×D33.3mm 重量:266g モニタ:3.0型(約104万画素)

 

●フロントシャッター搭載で縦持ち自撮りも簡単!
カシオ
EXILIM EX-ZR50
実勢価格:2万3530円

20150501_02_009

自撮りの楽しさをサポートする機能を多数搭載したコンパクトカメラ。美肌効果などを得られるメイクアップモードはブラケット撮影にも対応。f=25mm相当のワイドレンズ搭載で多人数自撮りも余裕でこなす。

20150501_02_010
▲レンズ左下に天面とは別の「フロントシャッター」ボタンを配置。縦持ち時でも押しやすい配置なのが◎だ。

20150501_02_012
▲カメラに向かって突き出した手を振るとタイマー撮影が開始される「モーションシャッター」も便利だ。

SPEC
センサーサイズ:1/2.3型センサー 有効画素数:1605万画素 通信機能:Wi-Fi/NFC サイズ:W108.3×H61.5×D28.0〜33.6mm 重量:242g 光学ズーム:×18(f=25〜450mm相当) モニタ:3.0型(約92.2万画素)

 

●自慢の小型・軽量ボディが一眼レフでの自撮りを快適に
ニコン
D5500
[18-55mmレンズキット]実勢価格:8万9050円
[18-140mmレンズキット]実勢価格:11万9540円
[ダブルズームキット]実勢価格:11万5600円
[ボディのみ]実勢価格:8万6180円

20150501_02_011

バリアングル液晶モニタ搭載一眼レフとして世界最小・最軽量ボディを実現したファミリー向けモデル。グリップが大型化したことで自撮り時のホールド性も向上している。

20150501_02_013
▲500gを大きく割り込む(レンズ含まず)小型・軽量ボディのおかげで、片手での自撮りも苦なく行なえる。

20150501_02_014
▲バリアングル液晶モニタを搭載。新たにタッチ操作にも対応し、より直観的に操作できるようになっている。

SPEC
センサーサイズ:APS-C 有効画素数:2416万画素 レンズマウント:ニコンFマウント 通信機能:Wi-Fi サイズ:W124×H97×D70mm 重量:470g モニタ:3.2型(約104万画素)

 

●自撮り機能を強化したXシリーズ入門機
富士フイルム
FUJIFILM X-A2
[ズームレンズキット]実勢価格:6万1340円
[ダブルズームレンズキット]実勢価格:7万5650円
[ボディのみ]実勢価格:4万9460円

20150501_02_015

富士フイルムのミラーレスカメラ「X」シリーズ初となる自撮りモニタを実現。キットレンズもワイド端がf=24mm相当となり、複数名での自撮りが楽しめる。また、モニタを手前に向けると自動的に「瞳AF」がオンに。目力のある1枚が撮れる。

20150501_02_016
▲ほぼ全ての動作を右手だけで行なえるボタン配置を継続採用。自撮り時は左手親指でシャッターを切れる。

SPEC
センサーサイズ:APS-C 有効画素数:1630万画素 レンズマウント:富士フイルムXマウント 通信機能:Wi-Fi サイズ:W116.9×H66.5×D32.1〜40.4mm 重量:350g モニタ:3.0型(約92万画素)

 

文/山下達也(ジアスワークス) 撮影/松浦文生