USBメモリサイズ!?な超小型PC「Compute Stick」をひと足先に使ってみた

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USBメモリサイズはちょっと言いすぎでした。ええ。

インテルから5月12日に発売される手の平サイズの超小型PC『Compute Stick』。発売前に試用する機会が得られたので、使用感をお届けしたいと思います。USBメモリをひと回り大きくしたようなサイズの物体ですが、これでもれっきとしたパソコンなんですよ。

早速外観を見ていきましょう。最大の特徴は見ての通りの超小型なサイズ。HDMI出力端子を備えていて、テレビなどに直接挿せば、そのテレビがパソコンに早変わりするという製品です。見た目とコンセプトはグーグルの『Chromecast』みたいな感じですね。

CPUが4コアの「Atom Z3735F」、メモリが2GB、ストレージが32GBとなっていて、スペック的には8型や10型のWindowsタブレットと同程度といったところ。OSはWindows 8.1 with Bing(32bit)と、フル版のWindowsなので、別途インストールする必要はありますがOfficeなどもきちんと動作します。これだけ小型の筐体ながら、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)やBluetooth、フルサイズのUSBポート、microSDXCカードスロットを備えているので、通信機能や拡張性も十分です。

ちなみに本体の側面にあるmicroUSBポートは電源供給用。動作には5V/2A級の電源供給が必要みたいです。製品によるかもしれないですが、うちのテレビについているUSBポートからだと、動作しませんでした。また、5V/1A出力のACアダプタに接続した場合も動作が不安定だったので少々注意が必要かも。とは言え、『Compute Stick』にはACアダプタが付属しているので、こちらを使えば問題なし。

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▲一番右に見えるのがmicroSDXCカードスロット。本体の内蔵ストレージが32GBなので、データはなるべくmicroSDXCに保存するのが良さそう。手元にあった64GBのmicroSDXCカードは問題なく認識してくれました。

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▲左から順にフルサイズのUSB 2.0ポート、電源供給用microUSBポート、電源ボタン。

OSもインストール済みなので、テレビのHDMI入力に挿して、電源供給用のUSBを接続し、電源ボタンを押せばすぐに起動します。ただ、初回起動時はちょっとだけ注意点が。『Compute Stick』はBluetoothを備えているものの、初期状態ではペアリングができないため、初回のセットアップ時は、USBのキーボードか、マウスが必要になります。セットアップさえ終えてしまえば、あとはBluetoothのマウスとキーボードを使うほうが断然おすすめですね。

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▲こんな感じでHDMIポートに差し込みます。短い延長ケーブルが付属しているので、干渉してしまう場合に使うと良いでしょう。

ちなみに小型ファンを搭載しているので、どのくらい騒音が出るのか気になっていたのですが、実際使ってみるとかなり静か。全く気になりませんでした。ちなみにファンは常時回転しているわけではなく、負荷に応じて回転するようです。

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▲これだけ小さい筐体ながらファンを搭載しているのもポイント。高負荷時も安定した動作をしてくれます。

さて、初回セットアップさえしてしまえば、もう特に面白いこともなく、あとは普通のパソコンとして使えます。さすがにAtomなので、動画編集や画像処理、3Dゲームなどの負荷が高い作業は厳しいですが、ブラウジングや文章作成などは余裕。動画再生もフルHDクラスならスムーズです。また、Flashで動くようなブラウザゲームであれば、十分遊べる印象でした。

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▲リビングのテレビがパソコンのディスプレイに!

リビングのテレビでがっつり仕事をするのはちょっと違うかなと思うので、リビング用PCとしては十分なんじゃないでしょうか。
また、DLNAクライアントソフトを使って、リビングのテレビにつないだレコーダーで保存した番組を、寝室のテレビで観るなんて使い方も便利そうです。

面白い使い方がまだまだありそうな『Compute Stick』。実勢価格が2万2000円程度と、ちょっと試してみようかなという気になる価格設定もナイスです。
明日、5月12日から発売なので、気になる人は試してみてください!

※販売元のアイ・オー・データ機器によれば、初回出荷分に一部不具合が見つかったため出荷時期が遅れる見込みとのこと。新しい発売日については未定となっている。