83倍だと!?超ズームカメラの実力やいかに

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ここ数年、カメラのズームレンズ性能の伸長が著しい。少し前までは大柄なウルトラズーム機でも光学24倍ズームがせいぜいだったのだが、その最新春モデルでは驚異の光学83倍ズーム(!)を達成するものも登場。天体望遠鏡かと思わされるほどの拡大率となっている。

ただし、極度な高倍率ズームは使いこなしがかなり難しい。30倍ズームあたりから手ぶれの影響が大きくなり始めるほか、動き回る被写体を捉え続けるのが難しくなるのだ。せっかくの高倍率ズームも、撮影結果がぶれぶれだったり、そもそも写っていないのでは意味がない。これから高倍率ズームカメラを買おうとしている人は優秀な手ぶれ補正機構や、高倍率ズーム時のフレーミングサポート機能も踏まえて吟味する必要があり、ズーム倍率だけでカメラを選ぶのは禁物だ。ここではおすすめの高倍率ズーム機4モデルを紹介していこう。

前人未踏の光学83倍ズームをコンパクトサイズで実現!
ニコン
COOLPIX P900
実勢価格:7万5040円

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f=24〜2000mm相当という、コンパクトカメラ史上最強のズームレンズを搭載。新開発の「デュアル検知光学VR」機構(ジャイロセンサーと画像情報を組み合わせて高精度に手ぶれを検知)は最大5段分の手ぶれ補正効果を誇り、最大望遠時の手持ち撮影でも手ぶれを可能な限り抑えてくれる。

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▲レンズ胴部にもう1つのズームレバーと、フレーミングサポートボタンを配置。しっかり構えながら利用できる。

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▲光学83倍ズームの威力は写真の通り。デジタルズームを併用することで何と最大332倍(f=8000mm相当)のズーミングも可能に。

SPEC
サイズ:W139.5×H103.2×D137.4mm 重量:899g 撮像素子:1/2.3型有効1605万画素CMOS 光学ズーム:×83(f=24〜2000mm相当) モニタ:3.0型(約92万画素)

光学83倍ズームの凄さをニコンのプロモーションムービーでチェック!

 

レンズ交換式ならではの選択
オリンパス
OM-D E-M5 Mark II
[14-150mm レンズキット]実勢価格:16万6630円
[12-50mm EZ レンズキット]実勢価格:13万8860円
[ボディのみ]実勢価格:11万6730円

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オリンパス
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
実勢価格:15万1770円

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業界最高峰クラスの5軸手ぶれ補正機構が自慢の製品。シャッター速度で最大5段分の補正効果を誇るため、高倍率ズームレンズ装着時でもぶれを極力抑えた撮影が可能だ。マイクロフォーサーズは一眼レフと比べてレンズのサイズが小さいことも◎。

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▲別売の外付けドットサイト照準器『EE-1』(実勢価格:1万2960円)も用意。被写体を逃さずフレームに収められる。

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▲自慢の「5軸手ぶれ補正」はレンズ内手ぶれ補正では対応できない回転ぶれも含め、あらゆる手ぶれを強力に補正する。

SPEC
サイズ:W123.7×H85×D44.5mm 重量:469g 撮像素子:4/3型有効1605万画素Live MOS マウント:マイクロフォーサーズマウント モニタ:3.0型(約104万画素)

遠近両用で使える強力ウルトラズーマー
キヤノン
PowerShot SX60 HS
実勢価格:4万9440円

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f=21〜1365mm相当の光学65倍ズームレンズを搭載。広角側にも強いため、あらゆる被写体に対応できる。側面ボタン押下でレンズが一瞬でワイド端に移動する「フレーミングアシスト」機能も便利。

SPEC
サイズ:W127.6×H92.6×D114.3mm 重量:650g 撮像素子:1/2.3型有効1610万画素裏面照射型CMOS モニタ:3.0型(約92.2万画素)

低価格ながら光学50倍ズーム搭載
富士フイルム
FinePix S9900W
実勢価格:4万9440円

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光学50倍ズームレンズはf=24〜1200mm相当。レンズ胴部にもズームレバーを配置し一眼レフ的に構えた状態でも快適に使えるようにした。アルカリ乾電池で動作するのもいざという時に重宝しそう。

SPEC
サイズ:W122.6×H86.9×D116.2mm 重量:670g 撮像素子:1/2.3型有効1620万画素裏面照射型CMOS モニタ:3.0型(約46万画素)

文/山下達也(ジアスワークス) 撮影/松浦文生

※『デジモノステーション』2015年6月号より