空気清浄機付き、“床面と空気”を同時に掃除する掃除機、その実力は?

review20150518_001

充電台に空気清浄機能を内蔵したコードレスタイプのスティック掃除機。機能は本格派で、評価の高い同社のキャニスター掃除機譲りの「風神サイクロンテクノロジー」で、ゴミと空気を分離し、強い吸引力を99%以上持続する。まるでトールスピーカーのようなルックスで、リビングに置いてもまったく違和感がない上質なデザインも魅力のひとつ。そのため置き場所も壁際だけでなく、リビングのソファ横や、寝室のベッドサイドと、身近な場所に置きたくなるほか、玄関などに設置すれば、帰宅と同時にハンディ掃除機として使え、洋服に付着した花粉を吸い込み、同時に玄関からの花粉流入を防げる。

●本格的な掃除機能

溜まったゴミのニオイを抑制する工夫も

掃除性能では風速毎秒60mの高速旋回流で、ゴミと空気を遠心分離できる独自のサイクロン技術により、コードレスながら吸引力が約99%以上も持続する。溜まったゴミが送風でかく拌されてしまうのを抑制。ヘッド部にモーターを内蔵し、ブラシを回転させる「パワーブラシ」タイプ。硬さが異なる3種類のブラシがゴミをかき出す。

review20150518_002

風神ゆずりのサイクロン機能

同社独自の「風神サイクロンテクノロジー」により、秒速60mで高速旋回する風の力でゴミと空気を分離する。コンパクトながらも高性能であり、吸引力が約99%以上も持続する。掃除中の気になる排気のニオイも約73%低減する。

review20150518_003

ハンディタイプでも使える

ハンディータイプは伸縮可能。卓上や棚の掃除がしやすいほか、帰宅時に服についた花粉などを取り去ることも可能だ。

review20150518_004

手元重心で操作しやすい

手元に重心があり、操作性はいい。内蔵のリチウムイオンバッテリーで「標準」なら約20分、「強」なら約10分間連続使用するのも楽。

review20150518_005

●便利な空気清浄機能

8畳の部屋を約51分でキレイに

充電台に搭載されたPM2.5にも対応する空気清浄機能。充電台には、掃除機とは独立した専用モーターを内蔵。背面から吸い込んだ空気を縦長のHEPAフィルターを通して、下部から吹き出す仕組みとなっている。毎分約0.9立方メートルの空気を浄化し、8畳の部屋を約51分でキレイにする空気清浄能力を持ち、微細なチリや花粉、アレルゲンなどもしっかりキャッチしてくれる。

review20150518_006

2段階の空気清浄モード

空気清浄機機能は、単体でも使用できる。風量は「HIGH」と「LOW」の2段階で空気の汚れ具合により使い分けられる。さらには「AUTO」モードに設定しておけば、掃除中は強運転になり、掃除終了後、掃除機を充電台に戻すことで、弱運転に自動で切り替わる。

review20150518_007

掃除機と連動

掃除機は持ち上げるだけで使えるとともに、「AUTO」時なら、自動で風量が「HIGH」に。掃除中に舞い上がりがちなチリやホコリも吸い取る。

review20150518_008

HEPAフィルター搭載

縦長のHEPAフィルターを円柱形の本体背面に搭載する。上部から簡単に取り出すことができ、交換することも可能。オプションとして単品販売される。

review20150518_009

使い倒しインプレッション

掃除機はメイン&空気清浄機はサブで使いたい

空気清浄機能搭載コードレススティック掃除機。単体ではそれぞれ珍しくない機能だが、合体させた発想自体が面白い。なおかつ“床面と空気を同時に掃除する”のは、理にかなっているだけでなく、効率性の高い掃除ができるのは非常に評価が高い。とはいえ、今回の製品のメイン機能はあくまで掃除機であり、まずはその機能性の高さや使い勝手が気になるところだ。
掃除機を充電台から取り外すと、心臓部であるモーターやサイクロン機構が手元に集約されていることが分かる。ある程度の重みはあるものの、重心が身体に近いので、床掃除をしている分には重さは感じない。吸引力も非常に強く、硬さが異なる3つブラシが組み合わさり、標準モードでも絨毯の繊維の奥からもしっかりとホコリなどをかき出していた。
ただ、ノズルの首振り角度が少なく、ダイニングテーブルの下など、イスの脚が密集するような場所を掃除する際には、手首を回転させるだけでは向きが変わらないため、やや掃除がしずらかった。また、ダストカップの取り外しがやや複雑であることと、家全体をくまなく掃除するのに、付属品が毛ブラシだけというのはやや心許く、今後シリーズを通じて改良の余地があると感じた。
コードレス掃除機のスタミナは標準モードで約20分。16畳のリビングや階段なども掃除できたことから、一般的な広さのマンションや一戸建てなら十分対応できるだろう。
一方、空気清浄機能は、リビングなどで使う場合は、あくまでスポット的に使用するのに適している性能だ。一般的な空気清浄機と並行して、例えば、窓際に置いて、室内に侵入しようとするホコリを少しでも未然に防いだり、ソファの横に置くことで、人がいるところだけをよりきれいにしたり。さらに、玄関は通常のリビングほど広くないので、特有のいやなニオイを中和したり、ホコリっぽさを完全に取り除くには、設置面積も広くなく、ちょうどいいと感じた。また、一見トールスピーカーのようなシャンパンゴールドの見た目は、高級感もあり、新生活を迎えたばかりの学生や社会人の方などにもおすすめ。8畳ぐらいのワンルームに住み始めたばかりという人も多いはずなので、掃除機と空気清浄機の2つの家電が1つになった魅力をより体感できるだろう。

結論

HC-VXE20Pを使い倒してわかったこと
こんな人におすすめ! 読者への提案!

使い方次第で家族にも一人暮らしにも

掃除機と空気清浄機で床も空気も同時にきれいにできるのは、非常に利便性が高く、発想自体も評価できる。ファミリー家庭の場合、掃除機はメインマシーンとして十分使え、空気清浄機はデスク横やソファ横などに置くことで、スポット仕様として使うのが最も最適。一方、一人暮らしのワンルーム住まいならこれ1台で十分だろう。

review20150518_010

三菱電機
iNSTICK HC-VXE20P

実勢価格:8万1648円

サイズ:[クリーナー]W226×H1053×D195mm、[本体(クリーナーセット時)]W250×H1087×D252mm 質量:[クリーナー(パイプ・パワーブラシ含む)]約2.1kg、[本体(クリーナーセット時)総質量]4.7kg 集塵容積:0.4L 充電池:リチウムイオンバッテリー 充電時間:通常約2時間、急速70分 連続運転時間:(標準)約20分、(強)約10分 床ブラシ:パワーブラシ 節電機能:スマートSTOP 付加機能:空気清浄機能付き(充電台に搭載) 消費電力:(通常充電時)23W、(急速充電時)30W 最大消費電力:67W 付属品:毛ブラシ

文/滝田勝紀 撮影/下城英悟(GREEN HOUSE)