“全部入り”だけのはもう古い。コンパクトカメラは+αの個性で選ぶ!

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ひと通りの撮影機能を高い水準で全て備えた「全部入り」カメラは、コンパクトカメラの中でも常に上位に入る人気カテゴリーだ。その性質上、どの製品を買っても充分な満足度を得られるのだが、どうせ買うなら、本当に自分が求める点で突出した製品を選ぶようにしたい。

例えば画質を最重視するのであれば1.0型センサーを搭載した全部入り高級コンパクトカメラを、ズーム性能を求めるのであれば全部入りコンパクトハイズーム機(今や光学30倍ズーム以上がスタンダード)を選ぶと言った具合だ。最新春カメララインナップもまさにその方向に進化しており、一点突出型の全部入りモデルが非常に増えている。

たとえ全部入りの製品でも無個性なカメラはつまらない。長く愛用するためにも、全部入りカメラこそ個性重視で選ぶべき。今回はオススメモデルを3つピックアップしてみた。

 

あえて画素数を下げるという選択で画質アップを実現!!
パナソニック
LUMIX DMC-TZ70
実勢価格:3万9630円

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光学30倍ズームレンズを搭載したコンパクトハイズーム機。1.0型センサー搭載機と比べて小さな1/2.3型センサーを採用するが、今回、あえて有効画素数を下げることで(先代『DMC-TZ60』は有効画素数1810万画素だった)画素ピッチを拡大し、実質的な高画質化を志向した。RAW記録にも対応。

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▲小さいながらも見やすいEVFを搭載。116万画素と高解像度なため、しっかりとピントなどを確認して撮影できる。

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▲光学30倍ズームレンズ搭載。光学式と電子式を組み合わせた「5軸ハイブリッド手ブレ補正」で安定した撮影が可能。

SPEC
サイズ:W100×H58.5×D23.3〜33.3mm 重量:206g 撮像素子:2/3型有効1200万画素CMOS 光学ズーム:×4(f=25〜100mm相当) モニタ:3.0型(約92万画素)

 

ポップアップEVFがオンリーワン
ソニー
サイバーショット DSC-RX100M3
実勢価格:8万2830円

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1.0型センサー&大口径ズームレンズのおかげでコンパクトボディながら一眼レフに迫る高画質をマーク。ライバル機にないプレミアムとしてポップアップ式のEVFを搭載しており、被写体に集中して撮影できるようにした。

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▲本体天面左端に内蔵されたEVF。使わない時は本体内部に格納しておくことができる。表示パネルは144万ドットの有機EL。

SPEC
サイズ:W101.6×H58.1×D41.0mm 重量:290g 撮像素子:1型有効2010万画素CMOS 光学ズーム:×2.9(f=24〜70mm相当) モニタ:3.0型(約123万画素)

 

キヤノン初の1.0型センサー搭載機
キヤノン
PowerShot G7 X
実勢価格:6万2100円

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ポケットサイズの高級コンパクト機。ライバルである『DSC-RX100M3』との最大の差違はタッチパネルに対応していることと、ズームレンズの性能がワンランク上なこと(わずかに望遠性能に優れる)。

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▲液晶モニタは上方向に180度回転。下方向には向かないためハイアングル撮影はできない。

SPEC
サイズ:W103.0×H60.4×D40.4mm 重量:304g 撮像素子:1型有効2020万画素CMOS 光学ズーム:×4.2(f=24〜100mm相当) モニタ:3.0型(約104万画素)

文/山下達也(ジアスワークス) 撮影/松浦文生

※『デジモノステーション』2015年6月号より