こまめに消さない方が節電って知ってた?【家電マメ知識 エアコン編】

シロモノ家電の常識は意外と誤解されているものが多い。そんな、シロモノ家電の真実をジャンルごとに数回に分けてお届けしていこう。知っているとお得だったり、単純にうんちくとしてトークのネタにも役立つかもしれませんよ。

■【家電マメ知識 エアコン編】

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エアコンは勘違いの宝庫であり、買うべき時期からあまり正しく認識されていない。エアコンを主に使用するのは当然夏か冬だから、どうしてもその時期に欲しくなるもの。だが、その時期は多くの人が欲しがるので、在庫も枯渇気味で選択肢も必然的に少なく、値引率も悪いので、お得に買うのが難しい時期なのだ。

使い方に関しても、昔のエアコンに対するイメージを引きずっているのか、誤解されていることがある。最新のエアコンはセンサーの塊であり、常に部屋の状況を監視、最適な運転をし続ける。一度でも適温度にしてしまえば、維持するのにあまりパワーを使わないのだ。エアコンが主に大きな電気を消費するのは、電源を入れた時。だからこそ、ちょっと外出するからといって電源をこまめに切るのは、逆にムダに電気を消費していることになるのだ。

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【エアコンの常識01】
買い時は夏でも冬でもない。
エアコンは春に買うのが一番お得!

エアコンは夏の終わりから新モデルが続々と発表されはじめ、秋から発売する流れと、さらに冬の終わりに発表され、春に発売する流れがあります。つまり、最新モデルがすべて出揃うのは、だいだい4月くらいなのです。でも、4月からはエアコンを使わなくなる時期で量販店でも閑散期に入ります。だからこそゆっくりと多くのラインナップから選べ、人が買わないぶん、量販店も値引きしてくれるので、お得に買える可能性も高いのです。

視覚的にも聴覚的にも快適
パナソニック
NXシリーズ CS-NX405C2
実勢価格:27万6820円

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BluetoothスピーカーとLEDライトを搭載したルームエアコン。体に直接風が当たらないように制御する「天井シャワー気流」や、上部からふりそそぐサウンド、天井を照らす間接光が、くつろぎの空間を演出するとともに、快適な睡眠環境を得られる。

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▲「暖かい色」「白い色」の2色から選べる間接光に包まれながら、リラックスタイムを過ごす。空調や音、光を制御し、快適な入眠を実現。

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▲世界初となる本体に埋め込んだBluetooth対応のワイヤレススピーカーから、お気に入りの音楽を流すことで心が落ち着く。

SPEC
サイズ:(室内機)W798×H375×D295㎜ 質量:約14.5kg 消費電力:(暖房時)1980W、(冷房時)569kW 運転音:最大59dB

 

【エアコンの常識02】
付けっぱなしが実は節電!?
エアコンはこまめに消してはダメ。

最新のエアコンは多数のセンサーを搭載し、家具の配置、人の有無、日差しの入る方向など、部屋の状況を細かく把握しながら動いています。だからこそ、快適な温度を決めたら、あとはエアコンに任せましょう。例えば、ちょっとコンビニに出るためだけで、電源を切ると、維持していた室温が変わってしまったり、再度運転させると、余計に電気代が掛かりムダが生じる場合があります。1時間くらいの外出であれば、いちいち消さないほうが節電です。

扇風機なみの小電力で冷暖房を実現
東芝
プラズマ空気清浄機能付エアコン SDRシリーズ RAS-406SDR
実勢価格:25万6720円

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業界で唯一、能力に応じたシリンダー可変のコンプレッサーを搭載し、扇風機並みの小電力で冷暖房を実現する。「プラズマ空清」を搭載し、空気清浄機と同等の集塵パワーで、0.1~2.5μmのゴミを99%除去。空気のきれいさを色で知らせるモニター付き。

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▲SDRのコンプレッサーは、能力に応じて2シリンダーと1シリンダー運転の切り替え、能力運転時の効率向上と連続運転を可能に。

SPEC
サイズ:(室内機)W798×H295×D350㎜ 質量:約17kg 期間消費電力:(暖房時)808W、(冷房時)338kW 運転音:最大68dB

 

【エアコンの常識03】
いきなり温度を下げてはダメ。
エアコンは温度を下げる前に風量をあげるのが節電!

夏の帰宅時、いくら暑いからといって、温度を“18℃”に設定したとしてもムダ。運転開始直後、エアコンから吹き出す冷風は、設定温度通りには出ません。エアコンは元々設定温度になると、風量を弱めて温度を一定にキープする仕組み。だから、運転開始直後に何℃に設定したとしても、同じプロセスで冷やすのです。素早く部屋を冷やしたいなら、まずは部屋にこもった熱気を放出するために、送風運転を“強”で10分程度する方がよっぽど効果的ですよ。

独自の高いセンシング技術を多数採用
三菱電機
ルームエアコン 霧ヶ峰 Zシリーズ MSZ-ZW565S
実勢価格:25万1420円

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体感温度を検知して、送風運転と冷房運転を自動で切り替える「ハイブリッド運転」や、頭や手足などの身体の部位を判断し、0.1℃単位で身体の温度を測る「ムーブアイ極(きわみ)」など、独自の高いセンシング技術を多数採用。

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▲前後左右4枚のフラップを独立して制御する「匠(たくみ)フラップ」により、あらゆる方向に快適な風を実現する。

SPEC
サイズ:(室内機)W799×H295×D353㎜ 質量:約18kg 消費電力:(暖房時)1580W、(冷房時)1850kW 運転音:最大68dB

 

家電マメ知識 教えてくれたのはこの人たち
家電コーディネーター 戸井田園子
大手住宅メーカーでインテリアコーディネートを担当後、商品企画部を経て独立。現在はAll About家電ガイドとして活躍中。

本誌シロモノ担当 滝田勝紀
モノ雑誌で10年以上、家電を担当するフリーランス編集者。現在はAll About家電ガイドを務めるほか、多くの男性誌、Webで執筆。

文/滝田勝紀 撮影/下城英悟(GREEN HOUSE)

※『デジモノステーション』2015年6月号より