梅雨に備えてそろそろ買いたい。最新の衣類乾燥除湿機ならここまでできる!

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衣類乾燥除湿機はこれまで、東北地方や北陸地方など、日照時間が極端に少なかったり、冬の間は豪雪で屋外に衣類を一切干せない地域での部屋干しツールとして、主に普及してきた家電である。だが、この数年、衣類乾燥除湿機のニーズが全国的に高まり出している。

その1つの要因として、花粉やPM2.5の飛散により、屋外干しができない季節が増えていることが考えられる。冬季だけでなく、春先や秋の花粉の季節、そして梅雨時期など、今や一年を通して衣類乾燥除湿機が活躍できるようになってきた。

さらに、高層マンションなど、安全性や景観などの観点から、衣類を屋外に干せない住環境が増えてきたり、共働きで日中に衣類を干すことができない家庭環境でも、衣類乾燥除湿機の出番は多い。

衣類乾燥除湿機は、洗濯した衣類から発せられる湿った空気を吸引して除去。これをひたすら繰り返すことで、衣類に含まれた湿気がいつの間にか取り出され、最終的に乾くという仕組みだ。加えて、最新の衣類乾燥除湿機は単に衣類を乾かすだけではなく、さまざまな機能を搭載している。例えば、多くのモデルがイオンによる除菌、脱臭機能を搭載し、乾いた空気を放出すると同時に、衣類に吸着したイヤなニオイを除去することも可能なのだ。また、乾かしたい衣類の量をセンシングして、スポットで風を送るなど、効率良く短時間で乾かす機能なども用意する。

これから訪れるジメッとした梅雨の季節。室内を快適な空気環境のまま維持しつつ、衣類をからっと瞬時に乾かしたいと思うなら、衣類乾燥除湿機は必須なのだ。

【まずは知っておこう! 除湿方式の違いによるメリット・デメリット】

コンプレッサー方式
コンプレッサーを利用して空気を冷やし、湿気を結露させて除去する仕組み。消費電力が低いこと、気温が高いときの除湿能力が高いのが利点。低温時には除湿能力は低下する。

デジカント方式
吸湿剤が空気中の湿気を吸着する仕組み。吸湿剤に貯まった水分はヒーターによる熱交換で水として放出。低温時の除湿能力が高いのがメリット。消費電力が高く、室温上昇も大きい。

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ハイブリッド方式
両方式を搭載し、夏場はコンプレッサーで、冬場はデシカント式で除湿する仕組み。本体サイズが大きく、重くなることが多い。ヒーター利用時はデシカント式と同様の消費電力となる。

 

3Dムーブアイが乾燥状況を“見て”ピンポイント送風
三菱電機
部屋干し3Dムーブアイ MJ-120KX
実勢価格:4万8500円

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赤外線センサーと湿度センサー、温度センサーが衣類の温度や湿度をきめ細かく検知。洗濯物の量と位置を見分けながら除湿することが可能。左右100°上下160°の可視範囲を529エリアに分割して、ピンポイントに送風できる。

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▲操作パネルには大型の液晶ディスプレイを配置。3Dムーブアイによる各エリアの乾燥状態が表示される。

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▲ルーバーの中央に赤外線センサーによる「3Dムーブアイ」を配置。衣類そのものの温度を自動で検知する。

【ここがポイント】
529エリアに分割乾燥状況に応じてスポット送風
常に全てのエリアに送風するのではなく、3つのセンサーが529エリアの温度変化をリアルタイムで監視。乾いていない衣類にスポットで送風できる。

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SPEC
方式:コンプレッサー 除湿能力:12L/日 タンク容量:3.0L 最小運転音:39dB サイズ:W360×H534×D210mm 質量:約13.5kg 定格消費電力量:385W 運転音:(除湿 強/弱)47/39dB、(衣類乾燥 標準/夜干し>)49/39dB 除湿面積の目安:木造和室25平方メートル(約15畳)、プレハブ住宅38平方メートル(約23畳)、鉄筋コンクリート50平方メートル(約30畳)※すべて60Hz時

 

梅雨時期も冬季も最適な方式に切り替え最速で衣類を乾燥!
パナソニック
ハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機 F-YHLX120
実勢価格:5万7000円

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年間を通して最適に除湿できるハイブリッド式を採用。最大165cm幅で一気に送風できるワイドルーバーを搭載し、梅雨時期で約43分、冬季でも59分と1年中乾燥スピードNo.1を実現している。また、ナノイーによる除菌、脱臭機能も搭載する。

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▲ワイド165cm送風ができるワイド3Dルーバーを搭載。より広い範囲に風を送ることでスピード乾燥ができる。

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▲上下160°、左右120°開くメガスイングルーバーを搭載。周囲の空気も誘引し、たっぷりの空気を送れる。

【ここがポイント】
165cm幅でたっぷりの風を一気に送風可能
ワイド送風機能により、たっぷりの洗濯物があるときでも一気にまとめて乾燥することが可能。また、スポットやウエーブなど多彩な送風モードが選べる。

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SPEC
方式:ハイブリッド 除湿能力:12.5L/日 タンク容量:3.2L 最小運転音:39dB サイズ:W370×H580×D225mm 質量:約13.9kg 定格消費電力量:245W※ 運転音:(衣類乾燥運転 速乾・ターボ/標準/音ひかえめ)49/49/39dB、除湿面積の目安:木造和室21平方メートル(約13畳)、プレハブ住宅32平方メートル(約19畳)、鉄筋コンクリート42平方メートル(約25畳) ※衣類乾燥運転標準時 ※すべて60Hz時

 

高性能フィルターとプラズマクラスターで除湿&脱臭除菌可能
シャープ
プラズマクラスター除湿機 CV-EF120-W
実勢価格:5万円

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天井から床付近までを上下最大約180°送風ができる「広角自動スイングルーバー」と搭載し、より広い範囲にプラズマクラスターイオンと風を送ることが可能。本体背面にはHEPAフィルターと脱臭フィルターを搭載し、よりキレイな空気で除湿できる。

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▲操作パネルは本体上部に配置。衣類乾燥モードのほか、イオン送風や空気清浄モードも用意している。

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▲「広角自動スイングルーバー」により上下最大約180°送風が可能。これにより2段干しでも乾きムラが抑えられる。

【ここがポイント】
プラズマクラスターを使ったスポット消臭が便利
衣類の下に本体をセットすることで、高濃度プラズマクラスターを集中的に照射。衣類に染みこんでいるニオイを消臭する「スポット消臭」機能が利用できる。

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SPEC
方式:コンプレッサー 除湿能力:12L/日 タンク容量:3.1L 最小運転音:衣類乾燥時36dB、除湿時35dB サイズ:W360×H565×D260mm 質量:約12.4kg 定格消費電力量:310W※ 運転音:(衣類乾燥運転 強/弱)47/36dB、除湿面積の目安:鉄筋コンクリート50平方メートル(約30畳) ※すべて60Hz時

 

360度回転ルーバーで室内の空気を効率良く除湿して衣類を乾燥
象印マホービン
サーキュレートドライ RJ-XA70
実勢価格:4万8380円

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気温の低い冬場や日照時間の短いエリアに最適な強いデシカント式を採用。除湿のための空気を直接衣類に当てるだけでなく、「360°送風オートスイングルーバー」により、部屋の空気を効率よく循環させることでスピード乾燥ができる。

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▲操作ボタンは本体上部に円形に配置している。首振りの範囲や上下ルーバーの角度なども調整できる。

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▲円形のボディを採用し、ルーバーを配置した上部がぐるっと回転するのが特徴。上下方向への角度調整もできる。

【ここがポイント】
360°回転することで空気中の湿気を除去できる
スポットで衣類に風を当てて乾燥させるだけでなく、部屋の空気を効率良く循環させることで直接風が当たらない場所に干した衣類もしっかりと乾かせる。

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SPEC
方式:デシカント 除湿能力:7L/日 タンク容量:2.8L 最小運転音:31dB サイズ:W295×H550×D295mm 質量:約9.5kg 定格消費電力量:580W 運転音:(乾燥/循環送風)47dB、(夜干し<静音>)31dB、(エコ):47dB 除湿面積の目安:木造和室13平方メートル(約8畳)、プレハブ住宅20平方メートル(約12畳)、鉄筋コンクリート26平方メートル(約16畳)

 

文/コヤマタカヒロ 撮影/大久保惠造

※『デジモノステーション』2015年7月号より