もう手が届く! 安心「+」な次世代自動車

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カメラやセンサーを活用し自動ブレーキなど次世代レベルの安全技術を採用したクルマが増加中だ。ここに来て、5万円台で自動ブレーキなどを導入できる車種も登場してきている。

カメラやセンサーで前方を監視し、衝突の危険があった場合には自動でブレーキをかけるなど、一昔前は未来のテクノロジーと思われていた機能は既にファミリーカーのレベルでも実用化。価格を抑えたパッケージも登場し、導入へのハードルはどんどん下がってきている。

●自動ブレーキ
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▲カメラやセンサーで障害物などを検知。警報などでドライバーに通知するとともに、自動でブレーキをかける機能。衝突による被害を回避または軽減してくれる。

同時に一般化しているのが車線からのはみ出しを警告し、場合によってはハンドル操作も支援してくれる機能。そして、クルーズコントロール機能も進化し、先行車を認識し車速や車間を一定に保ってくれるだけではなく、先行車が停止すれば停止まで自動で行なう車種も増えた。

●車線逸脱防止
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▲カメラで車線の白線を認識。ウィンカーを出さずに車線をまたぐなどすると、警報などでドライバーに告知してくれる。車種によっては、車線内に戻るようステアリング操作を支援してくれるものも。

●クルーズコントロール
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▲高速道路などで一定速度で走行し、アクセル操作を不要とする機能も進化。先行車を認識し、速度を調整。場合によっては停止するところまでコントロールする。

ここまでの3点セットが言わば安全支援のための基本パッケージ。さらに先進的な機能を望むならば、駐車時にハンドル操作を自動で行なってくれる機能や、カメラの映像を組み合わせ、真上から見下ろしているようなビジュアルを実現した機能も選べる。プラスαの出費はかさむものの、それでも十分に普及価格を実現していると言えるレベル。次世代自動車は既に手の届く範囲にある。

●自動駐車
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▲駐車枠をカメラで認識し、ハンドル操作を自動で行なってくれる機能も実用化されている。認識の精度も高まり、使い勝手も向上。縦列駐車などに対応するものも存在する。

●360°ビュー
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▲車体の四方に搭載したカメラの画像を組み合わせ、真上から見ているようなビジュアルを実現。駐車時に白線を認識できるほか、歩行者なども捉えられる。

さっそく、各社の注目モデルを紹介しよう。

安価に安心をプラスするToyotaSafety Sense C 対応
トヨタ
カローラ フィールダー
価格:162万5891円~

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衝突時の被害を低減する自動ブレーキと車線逸脱を警報する機能、それに対向車などを検知してハイビームとロービームを切り替える機能をセットで用意。自動車アセスメントの予防安全性評価で最高ランクを受賞。

+5万4000円
【自動ブレーキ】【車線逸脱防止】
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▲レーザーレーダーと単眼カメラが一体となったシステムで、コストを抑えて10~80kmで作動する自動ブレーキと、車線逸脱防止を導入できる。

周囲をセンシングするHonda SENSINGをプラス!
ホンダ
ステップワゴン
価格:228万8000円~

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1.5リットルの直噴ターボエンジンを新たに採用し、リアゲートには横に開く「わくわくゲート」を装備。ホンダの進める先進安全装備「Honda SENSING」と、それに自動駐車機能などを加えた2通りのセットがおすすめ。
※「B」グレードのモデルでは「マルチビューカメラシステム」のオプションは選べない。

+20万1800円
【自動ブレーキ】【車線逸脱防止】【クルーズコントロール】
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▲ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた「Honda SENSING」のオプションを用意。自動ブレーキや車線逸脱防止機能に加え、標識を認識する機能や誤発進抑制機能も搭載する。

+50万1800円
【自動ブレーキ】【車線逸脱防止】【クルーズコントロール】【自動駐車】【360°ビュー】
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▲「マルチビューカメラシステム」のオプションを選べば、上記の機能に加え、真上からのビジュアルで周囲を確認できるほか自動駐車機能も利用できるように。

高速クルーズの安心感をプラスオンするパッケージ
マツダ
CX-3(XD Touring)
【自動ブレーキ】
価格:259万2000円~

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1.5リットルのクリーンディーゼルエンジン専用に開発された車両は自動ブレーキを標準装備するなど先進安全技術も積極的に採用。「XD Touring」以上のグレードでは車線逸脱防止機能やクルーズコントロールも選べる。

+11万8800円
【車線逸脱防止】【クルーズコントロール】
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▲「セーフティクルーズパッケージ」ではレーダー式のクルーズコントロールや車線逸脱防止機能に加え、側方・後方からの車両接近を知らせる機能やライトが進行方向を向く機能などを追加することができる。

Honda SENSING搭載の「X」グレードがおすすめ
ホンダ
ジェイド
価格:272万円~

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コンパクトなボディに6名乗車を可能としたステーションワゴンタイプのモデル。動力源はハイブリッドで、「HYBRID X」グレードを選択すれば「Honda SENSING」の先進安全機能が標準装備される。

+20万円
【自動ブレーキ】【車線逸脱防止】【クルーズコントロール】
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▲3機能に加え、標識を認識する機能や、誤発進抑制、先行車発進お知らせ機能などがプラスされる。道路外への逸脱を防止するステアリング支援機能も。

自動駐車機能などをオプションで追加可能
日産
エクストレイル ハイブリッド
【自動ブレーキ】【車線逸脱防止】
価格:280万4760円~

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『エクストレイル』に追加されたハイブリッドモデルは「エマージェンシーブレーキパッケージ」として全車自動ブレーキや車線逸脱防止機能などを装備。オプションの追加で自動駐車や360°ビューもプラスできる。

+32万7240円
【クルーズコントロール】【自動駐車】【360°ビュー】
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▲注目の先進安全装備をフル搭載したと言っていい内容。自動駐車機能は縦列駐車にも対応しており、真上から見下ろすビューで位置を確認しながら駐車可能だ。

前進誘導機能に対応した自動駐車システム「IPA2」も選べる
トヨタ
アルファード
価格:319万7782円~

alphard
ラグジュアリーな内装と先進の安全装備を採用。クルーズコントロールや車線逸脱防止機能に加えて、駐車時にハンドル操作をしてくれる機能か、360°ビュー機能のどちらかをセットしたオプションが選べる。

+56万1600円
【自動ブレーキ】【車線逸脱防止】【クルーズコントロール】【自動駐車】
alphard2
▲駐車時にハンドル操作をしてくれる「IPA2」と自動ブレーキ、車線逸脱防止機能などをセット。駐車時には前進や切り返しなどの操作もアシストしてくれる。クルーズコントロールは時速0~100kmまで対応。

+73万80円
【自動ブレーキ】【車線逸脱防止】【クルーズコントロール】【360°ビュー】
alphard3
▲真上から見下ろすような表示に加え、車体が透けて見える「シースルービュー」によって車体の周囲を確認可能。発進前の安全確認にも寄与。

文/増谷茂樹

※『デジモノステーション』2015年7月号より