全録レコーダー×リモート視聴で超快適テレビライフ!

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VODサービスに加入・契約せずとも、大量のテレビ番組をスマホなどからモバイル視聴できるようにする方法。その究極の答えとも言えるのが「全録レコーダー」と「リモート視聴」機能の組み合わせだ。

前者は、内蔵HDD容量の許す限り、指定した複数チャンネルの番組を丸ごと一時保管してくれる(HDDが一杯になると古い番組を自動削除して新しい番組を録画する)という仕組みのレコーダー。後者は従来ホームネットワーク内でしか利用できなかったリモート再生機能(DLNA)を、外部ネットワーク(Wi-Fiもしくはモバイルデータ通信)で使えるようにしたもの。この2つを合わせることで、全録された過去番組を、言わば“自前VOD”的にモバイル活用できるようになる。

もちろん、能動的に録画したテレビ番組もリモート視聴の対象。この場合は、放送から期間が経過しても消されずに残されるため、全録とは異なる運用が可能だ。とは言え、やはり本命は全録との組み合わせ。録画予約という行為から解放されるメリットも合わせて評価したい。

全録×リモート視聴は、VODサービスと比べるとコンテンツのプレミアム度やアーカイブ性が劣るものの、番組ジャンルは当然幅広い。出勤中には朝ドラやニュースを、昼休みには前の晩の深夜アニメやバラエティ番組を……という風に、より多くのコンテンツが選べるメリットがある。BS・CS放送に対応した最新全録レコーダーなら有料衛星放送も全録対象になるため、映画やドキュメンタリーなどといったVOD級の上質なコンテンツも楽しめる。

会社での雑談やSNSなどで話題になった番組を、自宅に戻ることなく手元のスマホでパッと再生できる魅力は他にはない。それなりの初期投資が必要になるものの、テレビをより積極的に楽しみたい人になら、この価値が理解できるはずだ。

 

録画も再生も全ておまかせ“全自動ディーガ”登場
パナソニック
ディーガ DMR-BRX6000
実勢価格:22万4640円

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大容量6TB HDDと8系統の全録専用チューナーを搭載した、パナソニック全録レコーダー最上位機。別途3系統用意された通常録画チューナーのうち、2系統を全録(同社では「チャンネル録画」と呼ぶ)に割り当てることで、業界最大となる10ch全録が可能に。これに加え、「らくらく番組ザッピング」などの新UIを採用。「全自動ディーガ」と銘打ち、一時保管した番組をより効率的に視聴できるようにしている。

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▲起動直後に表示される「新着番組」情報。よく観る番組、おすすめ番組をプッシュし、視聴を促す仕組みに。

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▲全録番組再生中に上下左右ボタンを押すと前後の番組や隣のチャンネルに移動できる「らくらく番組ザッピング」。

【ディーガにはこのアプリ!】
いつでもどこでも「ディーガ」にアクセス!
Panasonic Media Access
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価格:無料 対応OS:iOS 7以降、Android 4.0.3以降

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パナソニック録画機(テレビ含む)専用のリモート視聴アプリ。同機能のために新開発されたという経緯もあり、その使い勝手は抜群。特に最新「ディーガ」との組み合わせでは、視聴中の画面をスワイプするだけでテレビで続きを再生できる「スワイプ&シェア」など先進的な機能も使える。専用Webサービス「ディモーラ」との連携機能も用意。

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▲スマホアプリの最新トレンドであるサイドメニュー操作などトレンドをおさえたUIを実装。「ディモーラ」を使ったリモート録画予約も可能。

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▲低速回線でのリモート視聴時に安定した映像転送を実現する「150kbps(パケット節約)」モード。画質はワンセグ並みとなるが、データ通信量も節約できる。

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▲アップデートにより新機能も続々追加。「あとで見るリスト」や、ネット連動の「シーン一覧」「番組コメント」といった機能も利用できるようになった。

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▲他社製アプリにはない、「チャンネル録画」対応UIを用意。時系列にそって全録した番組が一覧表示され、日付のタップで表示日を変更できる。左右ボタンのタップで表示チャンネル切替も容易。

 

衛星放送全録がメインなら本機がベストチョイス!
東芝
REGZAサーバー DBR-M590
実勢価格:18万8030円

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6TB HDDと6系統の全録用チューナー、3系統の通常録画用チューナーを搭載。通常録画用チューナー全てを全録に割り振ることで最大9chの全録が可能になる上、全チューナーが地上・BS・110度CSデジタル対応のため選択肢が幅広い。複数台の「REGZAサーバー」の全録番組を「統合番組表」としてまとめて表示(計18ch)する機能も実現した。

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▲オール3波(地上・BS・110度CS)チューナー搭載は全録レコーダー初。衛星放送のヘビーユーザーに一押しだ。

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▲視聴履歴などからユーザー向けの録画番組をピックアップしてくれる「ざんまいプレイ」機能も売りの1つ。

【REGZAサーバーにはこのアプリ!】
マルチに使える汎用アプリでリモート視聴
DiXiM Digital TV
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価格:960円(要アプリ内課金:480円) 対応OS:iOS 7以降
Android向けには別途「DiXiM Play for REGZA」(価格:1300円)を提供中。機能的にはほぼ同等。

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「REGZAサーバー」のリモート視聴においては、汎用アプリ「DiXiM Digital TV」を利用。しかしながら「REGZAサーバー」独自の機能も使える仕組みになっており、利用上は専用アプリと遜色なしだ。このほか、レコーダー内の番組をスマホ内にダビングし、電波状況を問わず再生できるようにする「持ち出し番組」機能にも対応。「ブックマーク」機能など便利な独自機能も多数用意している。

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▲「REGZAサーバー」の特長の1つである「ざんまいプレイ」機能をスマホ上で再現。画面サムネイルなどは表示されないが、「あなたにおすすめ番組」などをリスト表示できる。

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▲リモート視聴機能を利用するには、アプリと別途「宅外視聴プレミアム」を購入する必要がある。

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▲頻繁にアクセスする項目を登録できる「ブックマーク」機能付き。お気に入りのチャンネルやフォルダなどを好きなだけ登録しておける。

 

文/山下達也(ジアスワークス) 撮影/松浦文生

※『デジモノステーション』2015年7月号より