掃除機は“一家に一台”から“一部屋一台以上”の時代へ

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家庭用掃除機の歴史を紐解くと、エレクトロラックスが1912年に世界で初めて家庭用真空式電気掃除機を販売したのが始まり。日本では東芝が走行車輪がついた国産第1号の電気掃除機を1931年に販売、当時110円という価格は大卒初任給の半年分に当たるほどの高級家電だった。

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それから永きに渡り進化を繰り返し、掃除機は一般的な価格の家電へ。さまざまなバリエーションの掃除機が多くのメーカーから登場している現在だが、にもかかわらず、“掃除機は一家に一台”あれば十分だと思っている人が多くいる。

昭和の頃はたしかにそれでもよかった。主婦がキャニスター掃除機を押し入れなどから引っ張り出し、まとまった時間を使って、すべての部屋を一気に掃除するのがお決まりのスタイルだったからだ。だが、共働き家庭も増え、家事を分担する家庭も多くなってきた昨今、掃除だって、もっと細かく掃除時間を割り、どんどん分業化するべきである。

だからこそ、ここでは新たな掃除スタイル、“一部屋一台以上”の設置を提案したい。

例えば、メインのリビングキッチン。どの家でも家族全員が生活する場であり、ちょこちょこ至るところが汚れる部屋だ。ここにはロボット掃除機とスティック掃除機を組み合わせておきたいところ。全員が留守にする時には、毎回最後に外出する人がロボット掃除機を稼働させて出て行くことで、誰もが帰宅するときれいな部屋が出迎えてくれる。また、みんなで過ごしていれば、それぞれの居場所が集中的に汚くなることもあるだろう。その時には、スティック掃除機で即掃除。掃除エリアはピンポイントなので、ものの1~2分もあればきれいになってしまうだろう。また、食事をしていれば、食べこぼしや液体をこぼすことも。そんな濡れた場所もきっちり掃除できる乾湿両用タイプのハンディを置いておこう。

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では、寝室はどうだろう? 寝室は当然ベッドなどがあるから、今のように梅雨時は外に干せないので、ふとん掃除機というのは絶対にマストだ。一方、ベッドが多くの面積を占める部屋は逆にフロア部分が少ないところも多い。とはいえ、ほこりは立つのでこまめにフロア掃除したいところ。だからこそ、スティック掃除機は1台置いておきたい。

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一戸建ての家だとフロアとフロアを繋ぐ階段が存在するが、ここはどうだろう? 実は踊り場あたりに1台スティック掃除機を置いておくことでラクに掃除できる。また、書斎や自分の趣味部屋はどうでしょう? 机やパソコンなどをハンディで掃除できるのはもちろん、もしそこがフローリングで、趣味の自転車やドローンなど、屋外から多くのものを持ち込む場合には、フロアを水拭きできるスチーム掃除機や拭き掃除用ロボットなどを活用するのもいい。

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このように部屋の性質によって掃除機を使い分けることで、キャニスター1台ですべての部屋を掃除する負担を大幅に軽減。掃除がぐっとラクになるのです。